H28.03.01 予算特別③福祉衛生費 

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予算委員会第三日、福祉衛生費の審議で会派別は公明党がトップで質疑です。

ふま議員からは保健所の女性支援「保健指導事業-鬼子母神プラス」について、先進的な取り組みとして評価が高い。公明区議団として視察しが、実績と効果を確認。池袋保健所では母子保健、がん検診、エイズ、精神保健、子育て支援、女性仕事就労支援などワンストップで行っている。また、17時以降は東京都の若者対象事業「フォーティ」が活発に活動の場として活用されている。

平成 22 年度がん対策推進計画から5年が経過して次期計画が策定されるが、検診率の認識は?女性の意識は高いが男性は低い、勧奨などあらゆる機会を通じて啓蒙していきたい。先日、埼玉県で採用されているポータブル超音波測定による検査についてデモ意見交換した。7分~8分で10項目検診可能。身近な測定できるということから、ぜひ本区でも検討を要望。

高齢者地域相談センターの人員と役割について、益々増加する高齢者の支援を考えると人員増も検討すべき。また、見守り支援事業もより身近な見守りができる体制つくりを要御坊。さらに、緊急通報システムと固定福祉電話支援事業について質疑。福祉電話支援事業は135件の実績。緊急通報システムは450件の実績。ボタンひとつで安全がはかれる。このシステムは固定電話回線を活用するため、回線がない家庭には設置できない。今後は携帯電話で設置できる検討を要望。

続いて西山議員からは待機児童対策について質疑。平成19年春初当選時代はそれほどの待機児童の状況でなかったが、H20、21、22と急増。H19=約50⇒H22、23=100~150名。H26=240名、H25年=270名のピークを迎えた。

今年H28年4月の予想は約150名を見込んでいる。集計するとH20~27年にかけて約2100名を拡大した。くの努力を大いに評価。更なる取り組みを望む。小規模・地域型保育での給食について弾力的な取り組みを望む。更に小規模な地域型保育と認可保育園の連係をしっかりはかるよう要望。区長からも「29年にゼロだけでなく、将来に向けて総合的な子育て、女性施策に取り組んでいく」と答弁されました。

動物の虐待について、区内で発生した事例を挙げて、警察を連携をとり保健所、地域ボランティアなどと協働して取り組んでいきたい。加えて、災害時の救援センターのペット同行非難について、実態に合わせてペット同行の方策を要望しました。

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自由質疑で、中島議員から、公明党が国と地方連携して進めてきた、がん対策について質疑。国でも検診率アップのための検診加速プランで力を入れている。本区においても検診率アップの為コールリコールを実施しているが、胃がん肺がんについてはこれを未実施。実施を要望。

胃がんリスクのためのABC血液検査を40歳プラス50歳に、ピロリ菌を20歳プラス30歳に拡充を大いに評価。早期発見に繋げるよう望む。また、本区の健康診査センターで、胃がんと肺がんの同日検査実施が好評。380名の方が利用。H28年度は、週2日に拡大して2.5倍、960名規模の同日検診が可能。更に、健康診査センター以外でもっと身近にできる検討を要望。医師会と協議しながら進める。

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西山議員から「子ども若者支援事業」など子どもの貧困について様々な角度からの支援の重要性を訴えました。パブリック法律事務所でスタートした無料学習塾がなかなか広まらなかった。様々な方のご協力を戴いて、子どもの学習支援が可能になってきた。生活保護の相談は顔を合わせて状況が分かるが、子どもの養育までにはなかなか気付く事ができない。そこに、誰かが中に入って子どもの支援を推進する体制を強化していきたい。金銭感覚欠如や食事を作れない親など現場では、驚く程の養育できない親の現実が垣間見られる。

生活自立支援、子ども若者支援など、多角的な支援策が必要。財源においても、平成27年までは国からの100%支援。H27年から一般会計の財源投入が必要になったが、負の連鎖を打ち破る着実な積み上げをお願いしたい。 

 高野区長からも「公明党からの様々な福祉施策の提案を戴いている。そういう子ども、女性の支援には、正面きってとりくんでいく」と前向きな答弁がありました。

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