No.1095 2012/06/19(Tue) 10:52 |
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H24年6月8日 豊島区非核都市宣言30周年記念式典 |
長崎平和推進協会の和田耕一さんが記念講話 |
豊島区民センターで開催された「豊島区非核都市宣言30周年記念式典」に公明区議団も参加しました。
高野之夫豊島区長は、冒頭の挨拶を行い、「今日は、30年前の昭和57年7月2日に、豊島区議会で非核都市宣言に関する決議を全会一致で議決した、その時の議員の皆様も参加されている」と紹介しました。来賓として参加された長崎原爆資料館館長である中村明俊氏は、田上富久長崎市長の名代として挨拶されました。
高野区長は、中村氏は青来有一とのペンネームで芥川賞「聖水」や谷崎潤一郎賞「爆心」を受賞するなど作家としても活躍されていると紹介していました。
この後式典では、長崎平和推進協会の和田耕一さんが記念講話を行いました。当時18歳であった和田さんは、原爆が投下された当日は、学徒動員で市内電車の運転手として勤務中でした。
通常であれば爆心地の浦上駅付近を運行していたはずが、その日は脱線事故による運行系統の変更により、終点の蛍茶屋営業所に戻っていたため大事には至らなかったとのこと。
しかし、同僚たちの変わり果てた姿に愕然。生々しい当時の模様を語り、世界で最後の被爆地となることを願って活動していると語られました。
【戦争・原爆被災展】
豊島区民センターでは、6月5日から明日(6月10日)まで、長崎市の原爆被害の資料展示とともに、城北大空襲などの戦争被害の資料展示が行われています。写真パネルに加えて、長崎市に原爆が投下された昭和20年8月9日の11時2分に止まったままの時計などもてんじされております。是非、ご覧下さい。 |