2011/10/20 決算・全部の補足質疑

No.1042  2011/11/26(Sat) 20:53
H23年10月20日 決算・全部の補足質疑
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決算委員会は第七日目、全部の補足質疑を行いました。公明党高橋議員からは児童虐待防止施策について。マルトリートメント=不正常な子の関わりを公明党が提案し区として開始されているが、区の現状を確認。身体的な虐待と年齢的には就学前の子どもの割合が増加傾向にあること。背景には核家族化により、育児に自身のない保護者が増えている現状が浮き彫りに、区として子育て訪問の拡充を訴えました。東京都の児童相談所を区に移管する都区間の協議が進む中、区としての課題について、人材の育成確保と一時保護施設の確保に取り組む必要性を強調しました。次に、子どもの権利条例を制定した区として権利擁護委員2名の活動を確認。学校や保育園に委員が定期的に足を運ぶことにより、従来より子どもの個々のケースに対応できる体制ができたことを大いに評価する一方、条例に盛り込まれている「権利擁護委員会」が条例施行から5年を経過しても未設置であることから、区の姿勢を指摘。子どもの権利擁護に真剣に取り組むよう強く要望しました。

中島議員からは、芸術文化振興策について、本区がH21年文化庁長官表彰を受賞するなど文化を通した街づくりを評価し、地域文化発掘が街の活性化につながることを強調。巣鴨一丁目の徳川家最後の将軍徳川慶喜の邸宅跡の発掘に対して、地元住民が案内板を独自で作成して掲示して、来街者に情報提供していることを紹介し、更に古地図の銅板の設置を要望していることから、地域の活性化のためにも、区としての支援を強く訴えました。

西山議員からは選挙費について質疑。今年執行された区長・議員選挙の投票率が50%を割り込む低投票率であり、国、政府の悪名高い事業仕分けで選挙費が削減された原因は理解できるものの、一層の選挙啓発を要望。特に若年層の投票率が20%しかなく、60歳以上の58%を大きく下回っているのは深刻な状況であることを指摘。当該年度で公明党の要望により、池袋図書館で投票会場が増設されたことを評価。しかしながら、期日前投票場所が4か所であり、高齢者や多様な就労体制の時代に、より身近に投票できる体制を取ることとを要望。区内南側など、交通不便地域などを視野にいれて投票場所の拡大を重ねて要望しました。

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