21R3.06.30 ひきこもり支援を7月より本格始動します

ひきこもり支援を7月より本格始動します

令和3年6月30日

豊島区は、令和3年7月より段階的に「ひきこもり支援」を強化します。

ひきこもりへの対応は、長期化・高齢化するに伴い、関わり方がいっそう難しくなるため、早期に気付き、当事者やそのご家族が必要とする適切な支援へつなげていくことが重要です。

こうした状況に対応するため、7月1日(木曜)に専用の相談窓口を開設します。また、同月15日(木曜)には、「第1回ひきこもり支援協議会」を開催し、中高年に重点を置いた支援方法の検討に着手します。学識経験者や専門家のほか、当事者や民生委員・児童委員協議会などの地域団体も加わった当協議会では、本区の地域特性も踏まえた、当事者・家族の状況に応じた支援sの在り方や方針について検討していきます。

今後は、相談につながっていない当事者やご家族に、支援の情報がいきわたるよう、相談窓口の周知活動を徹底していきます。

背景

昨年度、福祉部門や保健所などの関係課及び関係団体を通じ、過去3年間に区の窓口に相談に来られた225件の状況調査を実施した結果、当事者の約半数が40代から50代であること、最初につながった相談者の4割が家族であることなどが明らかになり、社会問題となっている「8050問題」が、本区にも差し迫っていると実感する結果となりました。

厚生労働省の政策レポートによると、ひきこもりの存在率は人口の0.67%であり、本区に当てはめると、約2,000世帯が該当します。したがって、相談支援につながっていない方が相当数存在するものと考えられます。

ひきこもり専用相談窓口開設・・令和3年7月1日(木曜)

窓口に行かずに相談できる環境を整えます。そして、相談者に対し、自宅等当事者やそのご家族が安心して相談できる場所へ自宅訪問等のアウトリーチで対応します。

  • 相談ツール:電話、メール、オンライン相談(7月下旬以降)、アウトリーチ
  • 専用回線:03-4566-2427
  • 対応時間:平日(祝祭日及び年末年始の休日を除く)午前8時30分から午後5時15分まで
  • アウトリーチ支援員:豊島区民社会福祉協議会 コミュニティ・ソーシャルワーカー 区民ひろば8か所に配置
ひきこもり支援協議会の立ち上げ・・第1回ひきこもり支援協議会 令和3年7月15日(木曜)

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