H28.05.25 法明寺鬼子母神が重要文化財に指定

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5月25日(水曜日)午後6時から、鬼子母神堂において、地元関係者に向けた、重要文化財指定の答申についての報告会が、法明寺によって開催され、我々も参加しました。.三田教育長から指定までの経緯を説明。高野区長、法明寺山王近江正典さんからが挨拶。
雑司が谷地域の人々にとっては、平成26年12月に、雑司が谷歴史と文化のまちづくり懇談会の「雑司が谷がやがやプロジェクト」が日本ユネスコ協会連盟の「未来遺産プロジェクト」へ登録されたことに続いての朗報となります。

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近江ご住職からは、そもそも広島県の浅野家の宮大工が造成した鬼子母神堂。その大工さんが広島に帰ってこの建物と同様のお寺を造成したが、その寺社はすでに国の重要文化財に指定されたそうです。
以下近江住職さんからのコメントを紹介します。
奇しくも今年は鬼子母神堂が開堂されてから三百五十年という節目の年である。これまで先人によって何度も修理が重ねられ、今日まで維持されてきた。このように連綿と続けられた取り組みが重要文化財としての評価につながったと考えている。
また、毎年の防災訓練をはじめとする地域の方々の協力もあり、鬼子母神堂の保護に大きく貢献していただいている。このような地域ぐるみの取り組みも、重要文化財指定を後押ししたと思われる。
今後は、百年後も地域を代表する文化財として、鬼子母神様をお参りする皆様の依処としてありつづけられるよう、関係各位のご協力をいただきながら、御堂を守り、後世に伝えるべく努めていきたい。

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