豊島区青少年育成委員会設立３０周年記念講演会「あした笑顔になあれ」～夜回り先生からのメッセージ～に公明区議団も全員出席しました。
式典では石川連合会長さん、高野区長の式辞、議長のご挨拶があり、１４時から夜回り先生、水谷修先生から講演がありました。
１４年前、神奈川県内の進学校から、志願して横浜市中華街の近くの定時制高校の教員として赴任。非行・不登校生徒と心を開くため深夜の繁華街を回ってこられて、常に子どもに寄り添いながら、身体を張っておられます。また、全国各地の夜回りを継続されて、メール、電話によって、青少年んの育成を図ってこられました。約１０年前から、非行だけでなく、現代病であるリストカット、自殺願望のこどもの問題が社会に蔓延していることをきずかされ、全国の自殺志願、リストカット、ひきこもりにかかわってこられた体験を話されました。
◎非行、自殺、いじめ・・・すべての人間が生まれてきたときに「親を困らせてやる。いじめてやる。」と思って生まれてきたはずがない。大人や社会が、いじめ、非行の原因であることは明らか。大人こそ社会を正しくしていく必要があり、子どもはその大人の行動を見ている。
◎2011年東北震災で多くの児童が津波にのまれた大川小学校の教諭は、身長１４０Cmしかないことで小中学校時代にいじめを受け不登校に。水谷先生と出会い、「私と同じ悩んでいる子供を救いたい」と大学教育学部に進み教員に。母親の実家である石巻市の教員になり、震災に遭い、数日後松葉杖の児童をだかえたまま発見された。
◎励ましこそ大事
・家族、友人で褒めあうところの諍いストレスが減少する。
・携帯、ゲーム、テレビを夜見ない。・・動物は昼活動するもの。
◎健康な心は健康な体に宿る
・毎日校庭を１０周、２０周する。
◎救急車でリストカット搬送者情報を日本で初めて国会議員の国政調査権を使って調べた参議院議員が浜田参議院議員。リストカット搬送情報を、保健所、児童相談所、教育員会などが情報共有することで尊い若い生命を守ることができる。
◎愛を語るのは直接顔を合わせて告白するもの。携帯メール、LINEでは愛を語れるはずがない。
等々具体的な単純な解決策を提示しながら、取り組むべき課題を述べられました。大いに参考にしていきます。