2004/3/30 豊島区と三重県名張市交流都市締結その②

豊島区と三重県名張市交流都市締結その②
04/03/30

  赤目四十八滝!名張のなわばり129k㎡

亀井名張市長からは、名張市の概要説明があり、赤目四十八滝に代表される紫水名川の自然と奈良東大寺お水取りへの松明送りに代表される古都奈良・京都との地理的関係。観阿弥が初めて演じられた能楽創座の発祥地として庶民文化が栄えた歴史を説明、この交流都市締結で豊島区との一層の交流拡大の出発点としたいと挨拶されました。
高野豊島区長からは、昨年豊島区政70周年を記念して〝江戸川乱歩展〟を開催した際に名張市からも中川助役さんはじめ乱歩記念館の中さんに来て頂いたことの御礼があり、旧乱歩邸・土蔵が立教大学の開学130周年記念行事に公開される事等を紹介。文化の街豊島づくりに取り組むご自身の決意を語り名張市の自然と文化を豊島区民に紹介し一層の交流拡大をお約束しました。
樫本名張市議会議長のあと小峰豊島区議会議長は人間にとってなによりも大切なのは出会いであり、直接的には乱歩を通じて両都市の交流がスタートすることになったが、これをご縁にあらゆる角度からの交流に取り組んでいくとの決意を述べられました。
又、記念品の交換では豊島区からは伝統工芸師橘さんが作成された乱歩の肖像と土蔵を現した友禅掛け軸が、名張市からは山口裕仙師作の伊賀焼き「取付花生」がそれぞれ交換されました。伊賀焼きは日本六箇所窒の一つに入り庶民生活をそのまま器にしたような飾らない質素で、趣きがある名陶器です。
これに先立ち、3/29夕刻には、豊島区の交流団は乱歩の生誕の地をはじめ名張藤堂家邸、乱歩も訪れた川魚専門店清風亭を訪れました。又、3/30の調印式の朝には、赤目四十八滝も見学しました。この赤目四十八滝は室生赤目青山国定公園の一角で、日本名滝百選にも選ばれ、オオサンショウウオセンターも併設されています。亀井名張市長はこの日本名滝百選の会長でもあります。 説明員の方からは赤目滝は滝壺の深さから日本でも有数の古くからの滝であり、日光の華権の滝の滝壺と比較にならない歴史を持つことはこの滝壺の深さから証明できるとのお話がありました。その後、市立図書館内にある江戸川乱歩コーナー「幻影城」も視察、中相作さんからお話を伺いました。

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【乱歩の友禅掛け軸】

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【不動滝の前で】

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【乱歩コーナー《幻影城》前で】

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【乱歩も訪れた川魚専門店清風亭】

 

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