No.1012 2011/08/17(Wed) 15:10 |
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H23年08月01日 |
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豊島区「食品・環境の放射線汚染とその影響」について、聖徳大学栄養学部教授の林徹先生による講演会が区民センターで開催され、公明区議団も出席しました。
高野区長の挨拶では、東北震災・原発事故により、豊島区に避難されている方々をお招きして、昼食会を行った様子のお話がありました。
環境課長から区内の放射線量の測定結果の概要が報告され、大気の一次測定、二次測定の結果、0.07~0.01マイクロシーベルトで全てが基準以下。プールの水は、20ベクレル、6ベクレル以下で不検出との報告がありました。砂場の測定においては、西巣鴨保育園で400ベクレルを検出したが、2階からの避難通路となっていて、2階の水が直接砂場に入ったため400を超えたという原因が特定され対応することとしました。その他では120~50ベクレル程度で不検出であったそうです。林徹先生からは、先生がお住まいの茨城県牛久市、職場がある松戸市に比べると、豊島区は測定数値が約10倍低い。要は正しい数字を、適切な時に国民に提供できなかった、国のやり方、マスコミの報道の未熟さがあった。
●外部被ばく:シーベルト(Sv)。
●内部被ばく;ベクレル(Bq/kg)-水空気、食品。を立て分けて考えることが大事であると講演。
現在の食品衛生法における暫定規制値―1年間5mSv。
ヨウソ;飲料水・牛乳・野菜・魚介類=300Bq/kg。
セシウム;飲料水・牛乳=200Bq/kg。野菜・穀類・肉、卵=500Bq/kg。
それぞれの半減期は
ヨウソ=体内半減期138日。実効半減期8日。
セシウム=体内半減期70日。実効半減期70日。としていますが、これでいいかどうかは、国において、更に検討を進める必要があると感じます。
いずれにしても、「放射線の種類」「単位」といった基礎的な知識をもつことが重要であることを強調されました。また、放射能に汚染された食品を摂取した際がんになる発生率などを現在の科学的な数値を挙げ解説されました。福島原発事故から5ヶ月近く経ちますが継続した数値の測定値は、今のところ、3/15の数値以降は落ち着いている。ひき続き測定を継続していくことと、放射線をあびている可能性のあるものは摂取しないことを心がける必要があります。
最後に、放射線に対する自然の対処法である、野菜を積極的に摂取するなど、基本的な食生活の確保と睡眠を充分とるなど体調管理につとめることが重要であることを述べました。
講義後の質疑応答では活発な質問がありました。 |