No.591 2008/09/09(Tue) 16:12 | |
9/2富山LRTを公明区議団で視察 | |
根塚社長さんの熱弁 | 車庫前で記念の写真に |
環境に優しい低床型路面電車の富山LRTを公明区議団8名で視察しました。富山市議会小沢幹事長さんも一緒に同社での説明を受けました。富山市は人口約42万人。富山県最大の都市です。平成26年の北陸新幹線開業を前に、富山駅の構造、あり方を検討する中で、富山駅から海岸線を往復する約8Kmを走る、JR西日本の枝線である“富山港線”をどうするかという問題を議論するなかで、平成15年4月に森市長が「LRTにする!」と決断。多くの関係機関の努力で、平成18年4月開通をみました。総事業費58億円のうち、国からの補助金は約36億。JR西日本から約13億円の寄付、負担、富山市から約3億円を投入し、荒瀬浜駅と富山駅を結ぶ全長約8Kmの全国初の低床型路面電車-LRTが実現しました。
開業当初の利用者見込みを3500名としてスタートしましたが、現実には初年度平均約4,900名、昨年度約4,500名と大きく上回っています。各年度事業収支は富山市から7千万円の事業補助があるものの、広告収入、運行収入を合わせると黒字経営できています。新幹線開業に伴う富山駅周辺都市再生、南北自由通路に加えて、富山駅南口で大正時代から運行している、旧市電-従来の路面電車との相互乗り入れも視野にいれています。 LRT実施についての住民の意向は、全面賛成!区議会も全会派一致で賛成し、“官民一体の富山市総動員”で完成した事業です。 豊島区における様々な環境とは大きく違っていますが、根塚社長の「今後の都市再生において環境への取り組みをどうするかが各自治体、住民の力量。」とあるように、豊島区および区民の皆さんが、今後の街づくりに“環境”についてどう真剣に取り組むことができるかが最大の課題になります。 |