No.883 2010/08/31(Tue) 12:35 |
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8/21 PHPマニフェスト塾・議会改革 |
さいたま市議会の細川さん池田まり議員さん |
牧瀬先生 |
PHPマニフェスト塾に参加しました。今日の主題は「議会改革」です。豊島区議会からは私、以外に高橋議員が参加しました。前半は、地域開発研究財団牧瀬稔さんによる議会改革についての基調講演。後半はさいたま市議会民主・無所属会派の細川邦子さん池田まりさんによる、さいたま市議会改革の実例のご講演がありました。
牧瀬稔さんは、地方自治体の政策アドバイザーとして戸田市、春日部市、鎌倉市、静岡市などでシンクタンクとして関わりをもってきました。冒頭に戸田市が市立大学の誘致を進めていて、その間に立って動いている実例を伺いました。今日の主題は提案型の地方議員活動が益々重要になっている。「議会基本条例」は、条例ありきで始めても、形だけで終わってしまい、無意味になっていまう。鎌倉市では自治基本条例の議論の時に、議会条例の話がでたが、結局、様子を見た方がいいということで、議会条例は先送りにして、実態での改革に手をつけてきた例もある。
議員提案の具体的な実例の紹介あり、夜間議会、通年議会、議会ライブ、議事録公開、一問一答方式、議会基本条例策定状況、議員報酬の成果主義等など。兎に角「誰のため・何のための議会改革」であるのかをしっかり議論しないと形だけに終わってしまう。議会条例の議論を通じて「議員のあり方」「議員のスキルアップ」がはかられることがなによりも大切。
後半のさいたま市議会議会改革の講演は、細川さん(民・無)からは、3期生として、念願であった議会改革が細川さんの手で出来上がった説明がありました。今期(H19年改選)から取り組んできた議会改革の歩みを資料を元にご説明いただきました。自民22、公明11、民主・無13、共産8、みどり4、みんな4、その他2。従来の自民・公明が過半数を割り、緊張感がでてきた。市長も民主党推薦市長が誕生した。古い体質が一掃されて新しい時代に入った。旧態依然の行政執行部の意見丸呑みの時代を変える改革が進んでいる。
正直言うと最初は、各会派とも深い意味を考えずに代表者会で「改革検討会設置」をきめて、議論がスタートしてきた。議長のリーダーシップが必要。これから開かれた議会が実質的にスタートしたところ。
池田まり議員さん(民・無)からは、議員提案の実例を現在取り組んでいる自転車条例について経緯が説明されました。
質疑では朝霞市無所属議員さんから、少数意見を大切にする必要があること、松戸市の無所属議員さんからは、議会条例ができたが、形だけの条例でなんら市民に開かることがなく、パフォーマンスに終わってしまっている、とか、川口市の自民党議員さんは商工振興の議員提案条例の体験を踏まえ、他の会派から声には出せないが「やられた」という思い。から実際は「めざすことはいいこと、総論は賛成だが時期が・今の時期にやる必要が・・・・」結局可決にならなかった。墨田区公明議員さんからも議員提案ではなく、施策を実現する手法についてご質問がありました。 |