21R3.04.01  本年4月も待機児童ゼロの見込み

本年4月も待機児童ゼロの見込み 「待機児童ゼロ」の維持を目指して安心安全な保育環境を確保し良質な保育を提供

~毎年3% 新規入園申し込み者数が増加~

「子どもと女性にやさしいまち」を目指す豊島区は、本年4月も待機児童ゼロとなる見込みです。

平成26年、豊島区は、23区で唯一「消滅可能性都市」と指摘されました。その後、「女性にやさしいまち」を街の将来像に掲げ、若い女性や子育て世代が住んでみたい、住み続けたいまちをつくることを徹底的に進めてきました。特に、保育園誘致による積極的な待機児童対策では、平成29年に待機児童ゼロを達成し、以後もゼロ水準を維持しています。

また、量を増やすだけでなく、保育の質についても高い水準を目指しながら、安心安全な保育環境を確保しています。

豊島区の待機児童対策

区の待機児童は、平成25年には270名まで増加しました。

消滅可能性都市の指摘を受けてから私立認可保育所を積極的に誘致したことで、平成25年度9園だった施設数は、令和3年4月には69園となりました。整備や運営などの関連経費は、約120億円となり、25年度の約6倍となっています。

その結果、平成29年・30年度に待機児童はゼロ、平成31年度は、国の待機児童調査の方針が変わり、16名が待機となりましたが、東京都の規制緩和の制度を活用し、定員に満たないクラスの保育室に需要の高い1歳児を受け入れる対策を講じることで、翌令和2年度には再度ゼロとなり、令和3年度もゼロの見込みとなっています。

「待機児童ゼロ」達成から維持へ

『消滅』脱却の政策の効果は、毎年3%ずつ増え続ける新規入園の申し込み者数にも表れています。民間調査会社の「共働き子育てしやすい街ランキング」でも高い評価をいただいており、「保育園の心配がないので」という理由で入園の申請に来庁される転入予定の子育てファミリーも大変増えています。

さらに区は、豊島区の保育所に魅力を感じていただけるよう、施設や遊び場などの保育環境、保育士の技能や資質、そして保護者支援などを総合的な視点から保育サービスの維持向上も目指しています。その取り組みとして、令和元年度に「豊島区保育の質ガイドライン」を制定し、区内保育所に従事するすべての従事者を対象とした研修等を通し良質な保育の啓発に努めています。

さらに、区立保育所の園長経験のあるベテラン職員が各保育所を巡回し、保育園の運営や日頃の保育の様子を確認し、必要に応じて助言や提案を行うことで、施設現場に合わせた保育の質の向上に取り組んでいます。

区は、今後も待機児童ゼロの水準を維持しながら、安心・安全で満足度の高い良質な保育環境を提供することを目指してまいります。

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