予算委員会は一般会計の補足質疑。午前中は、1款~4款までの審査です。
中島議員から、人と動物の共生事業で19年から再開した、飼い主のいないねこへの不妊去勢手術と地域猫活動について質疑。苦情件数が19年頃500件から、24年には100件に減じた。対策の効果を評価、近年は300匹で推移。地域猫協議会の皆さんの活躍に感謝。好きな人、嫌いな人双方の理解を得る取り組みに更なる推進を期待。災害時救援センターのペット同行避難が明記された、今後とも動物との共生の適切な対応を期待。
木下議員からは、新庁舎開庁目指した、広報媒体について質疑。HPのリニューアル概要、画面のワイド化、デザイン一新。災害時には、防災システムや緊急時情報伝達システムと連携して、情報伝達・広報が可能になる。更に、遅ればせながら、やっとスマホ対応が実現化。世帯の90%がインターネットで情報をとれる時代的な環境にしっかり対応する取り組みを要望しました。
新庁舎の大きな売りのひとつで、公明党がかねてから提案してきた、コールセンター導入を評価。企業もお客獲得の生命線と位置ずけて取り組んでいる。区民満足を得られる準備にしっかり取り組むことを要望。
また、3,11で海辺の自治体のHPデータのサーバーが津波に流され、広報ができなくなった教訓から、区としても大災害時を想定し、防災協定都市とHP代理掲載の協定を結ぶ事やクラウドを活用する等対策を要望しました。
午後の予算委員会は5款~9款の一般会計補足質疑。中島議員は、橋梁と道路管理について、橋梁について、23年から予防保全型の中長期的計画により調査、修繕が行われている。区内14橋の内10個がJR等鉄道を跨ぐ跨線橋。西巣鴨橋の建て替えで、車イスでも可能なバリアフリー化を確認。地域住民の要望に的確に応えた設計を要望しました。
続いて、公明党がかねてから提案してきた、区道の地下空洞化調査が新年度予算計上を評価。国土交通省の補助金額550万円。4トン車でスタートするが、5m幅以下の道路測定は不可能。今後は、小型車で狭い道路の測定も要望しました。
木下議員から、長崎、南長崎、千早地域の文化発信、継承について質疑。区内千早に45年居を構えサリーちゃん、鉄人28号を創作した横山光輝さんの生誕80年記念展示会の概要。昨年12月トキワ荘通りお休み処の実積を確認、50日間で3500名の来館者数。地域の皆さんがトキワ荘恊働プロジェクトを立ち上げて、熱心に活躍されて様々なトキワ荘関連事業を大いに評価。今後の課題として、利用者の声に多い、お茶程度の飲食を許可して頂くよう、手塚プロ等関係者と検討を要望しました。
更に、長崎二丁目の「池袋モンパルナス・桜ヶ丘パルテノン」に唯一、現存するアトリエ村、西田邸の保存が地域の方から切望されており、区としても保存に向けた一層の取り組みを要望しました。また、区無形文化財指定から、20年経過した長崎獅子舞いについて、後継者の高齢化が進んでいる等、現存する基調な有形無形の文化財を後世に継承すべく、地域や関係者と恊働した、文化施策の取り組みを強く要望しました。