2011/9/23 「いのちの森」の植樹・育

No.1032  2011/09/28(Wed) 11:47
H23年09月23日 「いのちの森」の植樹・育樹
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豊島区「いのちの森」の植樹・育樹講演会が池袋清掃事務所で開催され、世界を相手に植樹事業に取り組み、3年前から豊島区の『都市型鎮守の森』の提案者である宮脇昭横浜国立大学名誉教授がいつもの通り、熱弁を奮われました。
今回は東北大震災における減災や、石巻市立中学校の震災後の「いのちを守る植樹」の報告がありました。
震災後、被災地をつぶさに回り、がれきの木材を土と混ぜて、マウントにして、そこに「シイの木、かしの木、タブの木」等を植樹する“瓦礫を活かすいのちを守る防波堤”の取り組みを強調されました。景観で植えられた松林は、根が浅く、津波に殆どが流されたが、たぶの木は根の張り方が深く広いため、津波がきても流されないため、逃げる時間を稼げる、更に引き波の時には、ひかかって海へ流されることがなくなる。「いのちを守る」鎮守の森の大切さを強調されました。実際、宮脇先生が南三陸町を調査したところ、マツは津波に流されましたが、タブの木は根がしっかり大地に張っているため、厳然と残った写真を紹介されました。本物の樹は「いのちを守る」との宮脇先生の講演。石巻市北上中学では宮脇先生の提案に学校長からぜひにとの依頼で、校庭敷地の回りに1~2Mほどの溝を掘り、瓦礫を埋め、土と混ぜ合わして、1M程のマウンドを構築し、そこに「シイの木、かしの木、タブの木」を植樹した実例の報告がありました。
マスコミ関係でも有名で、NHK、日テレ、TBSなど宮脇先生の植樹に注目し、度々登場します。

また、全国各地での宮脇先生の実例を紹介。山形県の酒田の大火で3本のタブの木が火災を止めたということで、「タブの木1本、消防車1台」との防災町づくりや、広大な敷地の自動車工場では以前は庭園業者に手いれさせて、年間数億の経費がかかったが、庭園業者の管理責任は1年間のみであったが、社長から依頼され、宮脇方式で植樹をし、2年後には見事な森が完成し、災害時の防火林、津波の減災対策がとられたこと等が紹介されました。「上に伸びる枝は切らない!横に広がる枝は掃う。会社でも人生でも上に伸びる人材を止めることはしない!」と樹木を通した、人生訓も・・

豊島区を「セメント砂漠」とたとえられ、人口密集の豊島区で「いのちの森」を実施すれば、どんな町でも可能なはずであり、宮脇先生のアドバイスで、2年前から毎年1万本の植樹を実施している取り組みを、今後は世界にどんどん発信していくようお話しがありました。

中野区議会公明党から3名が視察にこられていました。講演会終了後は2年前の植樹を見学し育樹の勉強を行いました

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