2011/11/16 木曽町、自殺・うつ予防対策視察

No.1047  2011/11/26(Sat) 20:58
H23年11月16日 木曽町、自殺・うつ予防対策視察
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木曽町の自殺予防対策事業について、NPOで勢力的に全国を駆け回る、同町中村博保議員から説明を受け質疑を行いました。人口1万2千人。木曽福島町開田村等4町村が平成17年に合併しました。一般会計予算約90億円の財政規模です。議員定数は18名。
毎年3万人の自殺者がおり、未遂を含めると相当の数が予想されます。自殺者の多くがうつ病に罹患しているとのデータもあり、うつ病は都市部、地方関係なく全国的な課題となっています。自殺者の内訳は男性の40~50歳の働き盛り、続いて20歳前後の若い女性、続いて60歳以上の高齢者だそうです。認知療法の静岡県富士市の大野裕先生による『お父さん眠れてる?』に象徴される自殺予防対策が厚生労働省でも力を入れています。
中村さんからは、うつ病の現状と双極性障害、統合失調症の関係を実例を通しながら説明、質疑。更に他の病気と同じように、心の病いを明らかにする『心のものさし』の重要性について説明を頂き質疑しました。

心の病は、自覚症状・・その人しか分からなく、他人には理解できない難しさがあります。そこで、中村さんらは、「心のものさし」・・自律神経のうちの『交感神経』=アクセル。『副交感神経』=ブレーキの働きによる、測定機器が開発され、ものさしとして、活用。全国の殆どの大学病院では、既に配備が終わっているとのことです。

今後は、うつ病などの治療の前の段階で、数値で表す「こころのものさし」として、身近なところでの普及を目指します

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