2004/10/29 長期戦の備えー堀之内町・十日町現場視察①

04/10/29

  長期戦の備えー堀之内町・十日町現場視察①

 新潟県中越地震に際し、豊島区公明区議団として10/28中島義春議員、島村高彦議員、私(木下)3名が北魚沼郡堀之内町、十日町市内を“自己完結”で視察し、被災地のお見舞いに伺いました。このうち堀之内町とは昨年11月豊島区との防災相互協定を結んでおり、短時間、町役場に立ち寄りお見舞いしました。十日町市内では元豊島区長崎に住んでおられ、十日町に帰郷された方をお見舞いに伺いました。島村、木下は日帰りし、中島議員は長岡市に向かいました。
関越自動車道月夜野インターで降り、国道17号線を一路堀之内方面に進み、約2時間30分で町役場に到着。国道17号沿いの湯沢町、塩沢丸山町、六日町、小出町は街道を走っている限り普通の生活をされている様子でした。
高速道路の近くの魚野川を渡り堀の内町に入ると外見は少々の壁の崩落は見られるものの、阪神大震災のような倒壊は見られませんでしたが後で地元住民の方に伺ったところ地震直後は家の中は家具や食器がぐちゃぐちゃになっており住める状態ではなところから徐々にかたずけを開始されているということでした。すぐ近くの天狗山が大きく崩落し山肌が露出している姿は地震の物凄さを感じさせられました。
私たちが到着した時は、丁度、町長さん中心に課長会が開かれていました。役場の入り口のすぐ右のスペースに災害対策本部が設置されており、自衛隊の方も作業されていました。救援物資やホワイトボードには様々な決定事項、伝達事項が次々に掲示され正に戦場のようでした。町役場の隣には町民体育館が避難所として活用されていました。ここを含め堀之内町内は12箇所の避難所が設置されています。役場に入って職員の方の数が少ないのはそういう12箇所の避難所で活躍されているからだと感じました。帰るとき、職員の方からは「“物資”の絶対量はあるが、今後、精神面・衛生面を含め長期戦を見据えての救援活動に移っている。」との事でした。無精髭をはやし誠実に対応された男性職員の姿が印象的でした。
十数分の役場滞在の後、長岡方面への道路アクセスを教えていただいたところ、川口町、小千谷方面の国道17号線はもちろん通行止めで、国道252号線で、十日町市街を経由して日本海側の柏崎方面から北陸自動車道路経由で長岡に行くしかないと伺い、十日町市街への山道を途中で地元の方に道を伺いながらお見舞いを申し上げ、十日町に抜けました。
(*その他地震被害記事 ②十日町。 ③浦佐駅周辺他) 10/28 /04

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【堀之内町内】

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【堀之内町内】

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【島村議員】

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【私(木下)】

 

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