令和 6年 3月 7日予特 ③区民・福祉・衛生費北岡議員
②人と動物の共生事業
○北岡あや子委員 ありがとうございました。
続きまして、人と動物の共生事業経費について伺います。
飼い主のいない猫対策として、飼い主のいない猫を一代限りで見守る活動ということで、地域猫活動が実施されております。
まず初めに、決算委員会で高橋議員より、日頃から自腹を切って、飼い主のいない猫を守ってくれている地域猫協議会に餌代、トイレの管理費や意識啓発などの費用も含めて補助を要望しておりましたが、その後の状況についてお聞かせください。
○副島生活衛生課長 この間、特にフードに関して着目をしまして、現物での何らか支援ができないかというところを模索してきたというところでございます。そのような中で、ペットフードにも食品ロスが発生しているのではないかという、そういう視点でペットフードのメーカーでつくる団体の方なんかと意見交換を行わせていただきました。伺っておりますと、人の食品ほど大量に廃棄が出ている、困っているという状況ではちょっとなかなかないというところということでございまして、現在、神奈川県内の数か所の保健所等でロスになるフードの提供を試験的に行っているというところで、都内への拡充は今後、また、状況を見た上でというふうなお話ということでございました。こういったところとは引き続きコンタクトを取っていって、探っていきたいというふうに考えてございます。それから、あとは既に二次流通のペット用品ですとか食品を低コストで提供しているようなオンラインストアのサイトなどもありますので、そういったところの御活用を紹介したりですとか、そういったところと区としても何らか連携等ができないかといったところを引き続き探っていってるという状況でございます。
○北岡あや子委員 能登半島地震において、豊島区内の保護猫のNPO法人が中心となり、トラック2台分のペットの食料を寄附や食品企業から頂き、被災地に届けたと伺いました。そのNPO法人は賞味期限が近づいたペット食品を企業と連携し、ローリングストックを活用しているということです。この地域猫協議会の皆様はそのような手だてがない状態だということを伺って、少しでもそういった地域猫協議会の御負担の削減になるようにと、今伺った取組をさらに拡充していただきながら取り組んでいただければと思います。
そして、飼い主のいない猫対策として、不妊去勢手術費の助成事業があります。ホームページには24の協力病院が記載されておりますが、この協力病院の登録をどのように選定しているのか、お聞かせください。
○副島生活衛生課長 当初は区内の動物病院のみというところでございましたけれども、区境付近で活動する団体などが、近隣の区内には動物病院がないというところで、隣接する区のところにはあるので利用したいと、そういった要望を受けまして、現在は区外の病院も含まれているというところでございます。一方で、不妊去勢手術で助成してる金額、病院から請求を受けて、区から病院に対してお支払いしてたりというふうな流れがありますので、病院側にもそういう必要な事務処理がありますので、それらを含めてお受けいただける病院は団体の要望を踏まえて追加をさせていただいてるという状況でございます。
○北岡あや子委員 この飼い主のいない猫の手術というのは、感染症など衛生面の配慮がとても必要だということで、病院側も対応がなかなか大変だというふうに伺っております。ですので、この登録病院数をまた増やし、地域猫協議会の方々が利用しやすい病院の拡充を望みますが、今後の御見解を伺いまして、質問を終わります。
○副島生活衛生課長 これからも団体の方々の要望を丁寧に伺いつつ、協議会の方々が活動しやすくできるようなところで取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。