令和 6年 3月 7日予特 ③区民・福祉・衛生費根岸議員

①帯状疱疹ワクチン・男性のHPVワクチン接種助成

○根岸光洋委員  よろしくお願いいたします。

私のほうから、先ほどインフルエンザワクチンも出ましたけど、その他のワクチンについて、最初に帯状疱疹ワクチンについて伺いたいと思います。

令和5年度のときの予算要望で私ども会派としても重点要望として載せさせていただきまして、早速、区では昨年から接種を開始していただいたということで、大変感謝しております。多くの区民の皆様から帯状疱疹ワクチンについての問合せもあり、やはり御自分でまだ助成される前から打たれてる方も多くいらっしゃいました。そういう意味ではもう何回もかかって、本当に困ってるという方もいらっしゃいましたし、それで、金額についても、不活化と生ワクチンありますけど、高いほうのやつはある病院では2万5,000円、今回の助成では2万2,000円という想定をして、やっていますけども、これ、病院でもばらつきが結構あるなというのもあって、できれば安いところを、同じワクチンなんで、効果も一緒なので、探してくださいね、みたいなことを言いつつ、進められてきたというふうな現状でございます。

新年度では1億2,867万円って計上されてございますが、まず先に昨年の6月から開始をされたときの予算額というんですかね、補正もあったかと思うんですが、幾らぐらいだったでしょうか。

○芳賀竜朗委員長  じゃあ、ちょっと時間かかりそうなので、根岸委員。

○根岸光洋委員  大幅に何か想定数を超えたということですけど、想定数超えた、大体どのぐらい、何割ぐらい超えたというか、そんな感じでもいいんですけど、昨年の、どんな感じでしたか。昨年というか、今ね。今。

○飯嶋保健予防課長  すみません、令和5年6月から開始しておりますけれども、現在の接種状況でございますが、接種費用でございますと、令和5年6月から12月実施分までですと接種を御利用していらっしゃる方は3,666人となります。

○根岸光洋委員  じゃあ、それで、令和5年が今、進んでる途中なのであれなんですよ。この大幅に増額していただいた6年度の1億2,867万円というのは、いろんな諸経費も入ってるんでしょうが、大体およそ令和5年度にプラスしてどのぐらいの見込みをされたのかというのをお伺いしたいんですが。

○飯嶋保健予防課長  来年度の見込みでございますが、対象者の5.8%、約6,000人分の接種を見込んでおります。

○根岸光洋委員  そうしますと、大体1、1.5、3割増ぐらいなんですかね、ちょっと私も前回の計算をしてなかったんで、ということで、大幅に上げていただいたということ、感謝申し上げます。

実際、これからもさらに進めていけばもっと増えていくんじゃないかと思うんですよね。ですから、令和6年、また、令和7年に向けて、東京都の補助とか、いろいろ様々ある、活用してるんでしょうけども、ぜひ定期接種化に向けても推進をしていただければと、こんなふうに思ってるところでございます。

それで、あと、この効果というのについても、生ワクチンが1回5,000円で5年程度じゃないかと、予防効果が50%、不活化ワクチンについては2回打って、9年以上、約90%の効果があるんじゃないかと、このようなことも言われてますし、そうした後遺症というのもかなりあるということで、痛くて、かゆくて眠れないという方もいるというお声もお聞きしてますので、ぜひ保健所としてもこういった声を拾い上げていただきまして、より丁寧な推進をお願いしたいと思います。

男性のHPVワクチン接種助成

○根岸光洋委員   じゃあ、次に、HPVワクチンの男性接種について伺いたいと思います。

これは新年度予算の中で入れていただいて、こちらも私ども、令和6年の予算、会派予算要望で重点事項として入れさせていただき、直接、区長にもお願いをいたしまして、今回、こういった予算を計上していただいたことに深く感謝を申し上げる次第です。

1,183万円の計上ということでございますが、これは対象の方の大体何%ぐらいの想定という数でよろしいんでしょうか。

○飯嶋保健予防課長  5.1%と見込んでおります。

○根岸光洋委員  そうしますと、これは今現在、女性のほうにも既に行われておりますけど、これと対応してどのぐらいな感じなんでしょうか。女性の場合はどういう感じなんでしょうかね。

○飯嶋保健予防課長  女性につきましては、令和4年度のデータでございますが、1回目に接種していらっしゃる方は714名、こちら、キャッチアップ接種の人数でございます。また、女性の接種、定期のほうでございますが、1回目については431名が令和4年度に接種しております。

○根岸光洋委員  それで、実際に女性の数に対して男性もあまり変わらないぐらいの比率で予算計上されたということでよろしいんでしょうか。それともちょっと少ないのかなという感じの印象受けたんですけど、いかがでしょうか。

○飯嶋保健予防課長  男性の接種率5.1%につきましては、先行している自治体でそういったデータを基に東京都のほうで示してきたものとなっておりまして、それと同様の考え方で接種率5.1%を見込んでおります。女性に比較しますと、この5.1%は率としては少ないほうになるのではないかと思います。

○根岸光洋委員  分かりました、初年度ということで、これからまたそういった御要望も増えていくと思うんですが。

これ、女性の場合は9価ワクチンというんですか、が1つ増えて、3つになりまして、男性の場合は1つだけということで、これ、4価かな、ガーダシルの4価ワクチンが承認されたって伺ってます。様々、9価のほうが効果があるというようなことも言われてますけども、男性の方にこうしたHPVワクチンを接種するということについての効果、これについてどのような御見解がございますでしょうか、お聞かせください。

○飯嶋保健予防課長  男性の効果についてですが、男性がHPVワクチンを接種することでヒトパピローマウイルスの感染を予防いたしまして、また、将来のパートナーの健康と命を守ることができるだけでなく、ヒトパピローマウイルスの感染で男性も発症リスクのある咽頭がん、肛門がん、また、尖圭コンジローマの発症予防効果が得られると考えておりますので、男女ともにワクチンを接種することで全体としてヒトパピローマウイルス感染の広がりを抑えることができると期待しております。

○根岸光洋委員  ありがとうございます。

あと、女性の場合もそうでしたけど、一度接種が始まったときに急激にそういった体調不良を訴える方がいて、積極的勧奨が中止になって以来、8年ぐらいでしたっけ、かかって、やっと再開がされた段階でありますが、やはりそのときもなかなか新しい、世界的にはもうかなり進んでるワクチン接種なんですが、日本では初めてということで様々、そういった議論がされながら、特に保護者の皆さん、また、実際に受ける児童生徒の皆さんもそうでしょうけど、不安が大きかった。また、その不安を解消するための専門的な相談体制がなかなか構築されてなかったということが実態としてあったんじゃないかなと思ってます。現在、女性のほうについてはそういった相談体制、また、何かあったときの丁寧な説明等がなされてると思いますが、男性に対して今回初めてということでございます。特に児童生徒の皆さんがHPVに対してのそういった効果だとか、どうなんだとかというのを深く理解するのは難しいと思うので、やっぱりぜひこれもまた保護者の皆さんに安心して受けられる情報提供が必要だと思いますけど、こちらの取組についてはいかがでしょうか。

○飯嶋保健予防課長  周知などにつきましては、ウェブなどを通じて、また、対象となる方には個別のはがきなどを送付するなど検討しております。

○根岸光洋委員  分かりました。

いずれにいたしましても、効果がかなり認められて、女性同様、防げるがん対策ということで、今後の展開に大きな期待をしてるところでございます。丁寧な説明と情報提供により、より安心して接種できる体制づくりをお願いする次第でございます。感謝を申し上げて、終わりたいと思います、こちらは。