令和 5年決算特別委員会 全部の補足質疑北岡議員(10月20日)

②不登校地策・ジャンプ長崎改修

○北岡あや子委員  よろしくお願いいたします。

私からは、成果番号120、中高生センタージャンプ長崎について伺います。

8月にジャンプ長崎へ視察に行かせていただきました。施設の老朽化による不具合が出てきているのではないかなというふうに感じたのですが、実際に施設に入って全体的に何か暗いという印象を感じたんですが、現在の照明設備についてどのように対応されていますでしょうか、教えていただければと思います。

○小野子ども若者課長  ジャンプ長崎ですけれども、施設的にはもう既に33年ぐらいたっております。ジャンプの前は長崎第二児童館ということで、子どもたち用の施設ということで整備をいたしました。それからかなりの時間がたって、照明もいまだ蛍光灯の照明だったりとか、あるいは冷房設備なんかもかなり古いものそのまま使っていたりということです。今、御指摘の照明ですけども、こちらは施設整備課とも調整をいたしまして、来年度にはLED化ということで、多少明るくなるのかなというふうに思っております。

○北岡あや子委員  次の質問で、ちょっとクーラーの効きについても今お聞きしようかと思っていたんですが、実際私が伺ったところ、時期が真夏の猛暑のお盆の時期だったということもありまして、クーラーの効きについてということで、そこもしっかりと検討いただけるということでしたので、クーラーのみならずエアコンというか、空調設備についても引き続き、ジャンプの中で一日を過ごすお子様たちもいらっしゃると思いますので、快適に過ごせるような対応をお願いしたいと思います。

そして、今御答弁にありましたが、以前が児童館だったということもありまして、行って分かったんですが、施設内の中央に2階へ上がる階段の代わりに幅の広いスロープがございまして、そのスロープは以前幼児がはいはいをするためのものだったというふうにお聞きしました。現在は中高生向けの施設でもありますので、このスロープがかなりのスペースを使っているというふうに感じます。また、そのスロープ、階段にすることで遊び場の確保ですとか広さの拡充になると考えます。現在、ジャンプ東池袋では大型改修をしておると聞いておりますが、ジャンプ長崎についても、より中高生が使いやすい、また、利用するお子様たちの声を反映させた施設改修や施設づくりに取り組んでいただきたいと思いますが、区の御見解を伺えればと思います。

○副島子ども家庭部長  区の見解ということなので、お答えさせていただきたいと思います。

ジャンプは2か所ございまして、区内2か所あって、地域館というよりも、豊島区を半分に割って2つで半分ずつを管轄するようなイメージで、中高生に対する、いわゆる子ども文化の発信を行う場所でございます。こうした場所ということもあって、今、東池袋とそれから長崎にあるのが、そこが今ちょうど、長崎のほうが少し中央寄りではないので、利用の人数が少し低いという課題もございます。こうした課題を今後、少しどういうふうに中高生の遊び場について、在り方等も含めて検討していく時期が来るのかなというふうに感じているところでございます。

こうしたことも含めて、全体の中で、長崎のほうについても施設を今後どうするのかということ、取りあえず今の現状を改善していくということは緊急の課題ではございますが、そういった意味も含めて、中央の作りつけを変えるとなるとかなり大規模な改修になりますので、そういうところを踏まえた上で改修工事も進めてまいりたいというふうに考えております。

○北岡あや子委員  大規模改修がすぐに難しいということであれば、設備だけでもできるところから御対応いただければと思います。

ジャンプ長崎は中高生の居場所であると同時に、不登校児童生徒の居場所にもなっております。改めて、本区の不登校児童の状況を教えていただければと思います。

○野崎教育センター所長  本区の不登校児童生徒の状況でございますが、国と同様に増加傾向となります。

○北岡あや子委員  不登校の児童生徒の数が増加傾向にあるということで、学校には行けないんですけれども、ジャンプにだけは行けるというお子様たちがいらっしゃいます。そういう児童生徒への学習支援をぜひやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お考えを伺います。

○小野子ども若者課長  現在もジャンプの、特に長崎では2階に学習室もございまして、学習する環境は非常にいいと思っております。現在も、とこネット、学習支援の皆さんが定期的にお子さんに学習支援ということで、一緒に勉強する機会もございます。

また、午前中のジャンプの活用ということで、不登校というか学校に行けないお子さんですね、そういうお子さんが学習室を使って勉強をしているということでございます。そういったことは校長会などでも、私お邪魔させていただいて、校長先生にぜひ御利用くださいということでお願いをしに行ったところもございます。

○北岡あや子委員  分かりました。通っているお子様の中学校3年生の生徒に関しては、出席数が進学にも必要になってくるのではないかなというふうに思いますので、このジャンプで学習をしたことを出席扱いにするなどの対応を求めますが、お考えを伺います。

○野崎教育センター所長  委員おっしゃるとおり、不登校の児童生徒にとって出席扱いとなる居場所というのは、今後増やしていく必要があるかなと思っております。

今、教育委員会で不登校対策委員会というのを開催しておりますので、そういう場を活用しまして、ジャンプも含めまして、関係課とも協議をしながら、出席扱いにできるかどうか、そういう場を増やせるかどうか検討していきたいと思っております。

○北岡あや子委員  教育センターのお考えを伺いましたが、実際ジャンプ長崎での対応はできるのでしょうか、教えていただければと思います。

○小野子ども若者課長  ジャンプのほうも、そういったお子さんがいらっしゃる、子どもだけではなくて保護者の方もすごく心配をされているということでございます。今後、教育委員会から、どういった条件がクリアすれば出席扱いになるのかというようなことは、これから提示されるのかなというふうに思っておりますけれども、今現在も教育委員会には、例えば何時から何時までお子さんがこんなことをしましたとか、もちろん本人の承諾を得てですけれども、そういった情報提供などもいたしますということで御連絡をしておりますので、今後どのような条件が出るか、それによってまた職員も丁寧に、保護者、学校、本人の対応をしていきたいと思います。