令和 6年 3月 7日予特 ③区民・福祉・衛生費高橋議員

①インフルエンザ接種補助

○高橋佳代子副委員長  おはようございます。よろしくお願いいたします。

私からは、初めに、子どものインフルエンザについてお伺いをしたいと思います。

この冬は特に子どもたちの中で季節性インフルエンザが大変な大流行をしたというふうに思っております。学級閉鎖も多かったように思いますけれども、この感染拡大について、区ではどのような分析をされているのか、まずはお伺いしたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  コロナがこの3年間ございましたので、そのコロナによって行動制限等行われておりました。その間、インフルエンザの流行は、あまりないような状況でございましたけれども、今般の学校等におけるインフルエンザ流行につきましては、コロナ禍を通して、また、コロナの前の時期と比べましても学級閉鎖などが多かったように思っております。

○高橋佳代子副委員長  インフルエンザというのは特に高齢者と子どもさんが重症化しやすいというふうに言われておりまして、小さい子ですね、特に子どもでは心筋炎や肺炎、急性脳症などの危険な合併症を起こすことが以前から指摘されているわけでございます。その予防ということで季節性インフルエンザのワクチンがあるわけですけれども、このワクチンの有効性については、区ではどのような御認識か、お伺いします。

○飯嶋保健予防課長  ワクチンについては、高齢者については現在も定期予防接種ということで行ってます。B類の疾病ということで、重症化を防ぐ目的ということで行っております。子どもに関しましては任意の予防接種となっている状況です。

○植原池袋保健所長  インフルエンザの予防接種につきましては、やっぱりワクチン、はしかの予防接種のように打てば数年にわたってほとんどかからないというような、そのぐらい強いわけではないんですけど、ある程度感染を予防したりする効果はあるというふうに認識しております。

○高橋佳代子副委員長  ワクチンも毎年、流行するたくさんの種類があるので、それを想定しながら、この種類とこの種類って合わせて作られるというふうに医師会のほうでも勉強させていただきましたけども、そういうものなので、大体、毎年はやる季節性インフルエンザというのを予想して、ワクチンが作られるということですが、13歳未満のお子さんについては2回の接種が必要でありまして、子育て世帯にとってはこの毎年接種をするということが経済的な負担になっているということでございます。私も平成20年の第4回定例会でこの子どもの季節性インフルエンザのワクチンの公費助成を求めた質問をしております。その後も私どもの会派の議員が繰り返し議会への質問でも取り上げまして、中学3年生の受験生に対しての接種補助については西山副議長のほうでも提案をさせていただき、また、公明党区議団の予算要望書でも毎年、この子どものインフルエンザのワクチン接種の公費助成、これについては求めてきたところでございます。東京都の令和6年度予算案には、子育て支援の観点から、2回接種が必要な13歳未満の子どもに対して小児インフルエンザワクチン、この任意予防接種に係る費用を市区町村が補助する場合に都が費用の一部を支援する新規事業が示されております。私ども区議団は、3月の4日、高際区長に対し、子どものインフルエンザワクチン任意接種の補助に関する緊急要望を提出させていただきました。新年度予算には間に合わず、盛り込むことはできませんでしたけれども、この東京都の補助事業を活用して、本区でも子どものインフルエンザワクチン接種補助事業について今後、次の定例会で補正予算を組むなどしてぜひ取り組まれるよう要望いたしますが、本区のお考えを伺います。

○飯嶋保健予防課長  都の新規で任意接種に対する補助事業が始まるということもございますので、前向きに検討させていただきたいと思います。

○高橋佳代子副委員長  先ほど申し上げましたが、東京都の対象が13歳未満、2回接種が必要な方に対してということなんですけれども、中学生になると逆に1回の接種で済むということでありまして、これまでも中学生も対象に、もちろんこれまで補助が全くなかったわけですから、一般財源でやられてる自治体も結構、かなり増えてきているということでございます。ぜひ東京都の補助対象のみならず、こういった中学生についても補助対象となるように積極的に御検討いただきたいと思いますが、この件についてもぜひ御答弁をいただきたいと思います。

○植原池袋保健所長  東京都の施策としては13歳未満の方を限定してるわけなんですけど、それ以上の年齢層の拡大については子ども、子育て支援の観点から必要性について十分検討していきたいと思います。