令和 5年決算 ⑤文化商工子ども教育費自由質疑 高橋議員(10月17日)

区立小・中学校の通知表

○高橋佳代子委員  よろしくお願いいたします。ちょっと通知表についてお伺いをしたいというふうに思います。区立小・中学校の通知表についてでございます。

本区では、通知表の在り方については、あくまでも校長先生の権限というか裁量というか、そういうものによるということで、各校で対応が違うというふうに伺っておりますが、現状についてお聞かせください。

○丸山指導課長  通知表につきましては、法的な根拠はなく、その内容や様式は校長の裁量となるため、一律に教育委員会が指導するということはしておりません。

○高橋佳代子委員  なので、例えばどういう、通知表を出してないところがあったり、そこら辺の内容ですね。多分3学期じゃなくて2学期しか出してないとか、いろいろ聞いたような気がするんですが、そこら辺の確認させてください。

○丸山指導課長  中学校に関しては、毎学期出しております。小学校のことだと思うんですが、小学校1校は1年に2回の通知表を出しております。11校が毎学期出しているものの、所見に関しては2、3学期のみというような扱いになっています。

○高橋佳代子委員  11校が所見は1学期書かないということなんですが、地元の高南小学校でも、6月30日付の学校だよりで、突然様式の変更が保護者に通知をされまして、そして、今、課長がおっしゃったように1学期の通知表には総合的な学習の評価や学校からの欄はたった1行、個人面談にてお伝えしますと書かれた通知表が全校児童に手渡されたわけでございます。その経緯ももちろん教育委員会も御存じであると思いますけれども、高際区長が、今、子どもたちの声をものすごく大事しようとされている中で、どうなのかなというような思いが非常に強いところなんですけれども、もちろん法律で縛られないというようなことではあるんですけど、その点については、現状、教育委員会はよしとしているのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。

○丸山指導課長  通知表に限らず、子どもの学校における様子を保護者に伝えることは大切だと思っております。今の状況ですと、通知表記載の代わりに個別面談でのお知らせという形を取らせていただいています。通知表ですと限られた字数、枠の中でのお知らせとなりますが、保護者の声に応えながら、コミュニケーションを取りながら、学習状況を振り返る、到達度を知らせることができると考えております。

○高橋佳代子委員  それで、通知表が手渡されてから、保護者から苦情の電話が殺到しました。メールでもたくさんいただいて、この対応は何なんだというお叱りを非常に私は受けたところでございます。内容的にはやはり教育委員会や学校は、通知表に対して何だと思っているんだというような内容です。限られた行間に、確かに子どもたちの学校の様子を記載することは大変なことかもしれません。担任の先生にとっても、やはり作業は大変だということは、私の兄弟でも小学校の教師がいるのでよく分かりますけれども、ただ、学校での様子を限られた行間に書いてもらうことによって、学校での様子がよく分かって、じゃあ、もう少しここを頑張ろうねとか、ここはできてよかったねというような家族間での励ましにつながっているというようなことで、保護者の苦情を受け、私に寄せられた保護者の皆様はそのようにおっしゃっておりました。その貴重な機会であったというようなことなんですね。

また、今、おじいちゃん、おばあちゃんも、非常にお子さんも少しずつ減少傾向にはありますが、そういう祖父母の方にもお見せして、同じく子どもたちを励ましてもらう、そんなような効果もあったというようなことでありまして、個人面談で情報共有をすると言われても、家族全員が行くわけじゃないんですよね。そこら辺の情報共有、同じ情報の共有が家族間でもなかなか難しいじゃないかというふうに、あるお父様はお怒りでございました。その点について、教育委員会のお考えを伺いたいと思います。

○丸山指導課長  先生がおっしゃるような御意見もあるかとは思います。この改革をするに当たって、本来であれば保護者との変化のための意見交換だったり、協議ということをやってから変えるべきだったと私は感じています。

ほかの11校に関して、特段、教育委員会に直接御意見というのは来ておらず、この通知等を出したところで、学校も何かしらの御意見をいただいていたことは報告を受けておりません。ですけれども、これ、振り返ってみると、ちゃんと年度の初めだったかというと、これ6月30日に通知が出されているということは確かに問題だと思いますので、今後、こういったコロナ後でいろいろなことが元に戻らなかったり、変化をするということ、学校の中でもたくさんあるんですが、必ず保護者等との協議を経て変えていくようにということは、指導課としても指導していきたいと思います。

○高橋佳代子委員  私が受け止めた声の方々は、私が受け止めなければ、学校に直接乗り込むとおっしゃっておりましたが、私が1回、そのお声を受け止めて議会で発言をしますということをお約束にとどめ、そこでとどまった保護者の方々がいらっしゃったということであります。

今回のこの時期、時期的な問題というのもありますけれども、そもそもの通知表の在り方というんですかね、当然、法律に縛られない、各学校の校長先生の裁量だというのはよく理解はするところなんですけれども、ただ、やはりこれまでの例えば成長した後、見返したりとか、いろいろあるわけです。そこには個人面談で詳しく話しますの1行しか残らないというようなことを考えると、例えば強制ができないんだったら、豊島区教育委員会としての推奨の形、また、最終的には校長先生の判断ですけれども、例えばこういうスタンダードな形というのをつくれないのかというようなことを思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。

○丸山指導課長  この通知表を出すに当たって、成績のほう、A、B、Cの成績のほうに関しては観点を私たちのほうで示しておりますが、全体的な様式につきましても、印刷の都合もありますし、システムの都合もありますので、教育委員会で示しています。ただし、そこから変えることができて、その中で学校がこのように自分たちのできる範囲のことで進めているということが現状でございます。

○澤田教育部長  進め方については、今、課長から答弁させていただいたとおりなんですが、まだ不十分な点があったと認識しておりますので、さらに改善できるように、こちら、検討してまいりたいと思います。

○高橋佳代子委員  何か非常に寂しいなというような、どこの保護者の皆様からいただいたお声もそうだったんですけれども、やはり学校の先生が大変なんでしょうという一言なんですよね、保護者の皆さんも。ただ、やはり働き方改革とか様々言われておりますけれども、大事な点というのはやはり見失わないでいただきたいなと。また、子どもたちを取り巻く環境も様々多様化して、複雑化しておりますけれども、その一人一人の子どもたちを成長をしっかり見守る保護者との絆とか、学校と保護者間の信頼関係とか、そういうこともやはり大事にして、今後も進めていただきたいということを要望して終わります。

○金子教育長  ありがとうございました。褒めるポイントは何かというのがきちっと子どもたちあるいは保護者の方に伝わらないと、どういうやり方を取っても駄目だろうと、口頭であれ、紙であれ、そのことをちょっと胸に置いて御意見をしっかりと受け止めさせていただいて、先ほど部長も答弁いたしましたけれども、検討させていただきたいと思います。