令和 5年決特委員会区民費、福祉費、衛生費 10月13日
③CSW人材確保
○高橋佳代子委員 ぜひ御検討いただきたいと思います。
見守りという点では、CSWも一方で地域の見守り、さらにいろいろな課題があった場合に、いろいろな機関と連携をするということで御活躍をいただいているということであります。令和3年度には18人の配置が行われていたんですけれども、令和4年度には15人に減少しているということで、個別相談支援件数が増加している中にかかわらず、人数は減っているということなんですが、その理由についてお聞かせください。
○三沢福祉総務課長 このところ、なかなか人材確保がままならない状態が続いておりまして、定員に満ちていないような状況にございます。一方で、御指摘いただきましたとおり、相談件数は増えているということで、1人当たりのCSWの受持ち数が増えているような状況にございます。ただ、しっかりと予算は、定員分は確保しながら事業を進めておりますので、何とか早期に欠員分の補充を図れるように、社協にも働きかけているような状況が続いております。
○高橋佳代子委員 定着というか、非常に肉体的にも精神的にも、何ていうんですかね、ストレスがかかってくるようなお仕事であると思いますので、しっかり定着するように、いろいろなケアも含めて、ぜひ体制をもう一回構築していただきたいなと思っております。
また、人的配置、今、件数が多くなったということもありますので、本当にそのままの人数配置でいいのか、例えば、1人の負担がもう少し軽くなるような体制が取れないのかとか、様々な形でぜひ御検討いただければと思いますが、再度お伺いしたいと思います。
○三沢福祉総務課長 確かに、1つのセクション、あるいはスタッフに対して過重な負担がかかってしまいますと、ますます人材が離れていくという悪循環にもつながりかねないことから、本来のCSWの果たすべき役割について再整備する必要があると思っております。特定の部署、セクションに負担が募ることがないように、いわゆる今進めておりますのが重層的支援整備体制事業と申しますが、様々な機関が合同して、みんなで見守り、支援の手を広げていく、その中で、CSWが旗振り役のような役割をして、1人で相談を聞いて解決するのではなくて、この困り事についてはここに振っていくという旗振り役を先導してもらうことで、一人一人の負担は減りながらも区全体として様々な関係者が関与していく、そういう負担の分任の在り方といったものを進めていきたいと考えております。
○天貝副区長 社協の話だったんで、私からもお話しさせていただきたいと思います。
区の立場から申し上げますと、やはりCSWの受け持つ内容というのが非常に多岐にわたっております。子どもから高齢者まで、いろいろな相談事を受ける体制を、体制といいますか、受付をということで、職員のスキルにも非常に有効なことにつながっておりますので、区からの職員もできるだけ、これまで交流という形で派遣しておりましたけども、研究して、研修という形でもできないかどうか考えて、できるだけ多く、そういった地域に出て、様々な支援体制について必要性について感じられるような職員の育成を図っていきたいと思います。
○高橋佳代子委員 私も職員の、ぜひCSWで研修を行うべきであるということで以前提案もさせていただいて、やはり現場を知らないとというようなことで提案をさせていただいた経緯もありますので、ぜひそこら辺も含めて御検討をお願いしたいと思います。