令和 3年決算特別委員会10月14日文化商工子ども教育費
発達支援・発達支援センター
○高橋佳代子委員 時間もないので、本当は教員のタブレットを兒玉部長と徹底的にやりたいなと思ったんですけれど、やめまして、発達支援についてお伺いをいたします。
西部子ども家庭支援センターが発達支援の役割を担っているわけですけれども、この相談件数というんですかね、発達相談件数のこれまでの推移をどのように見ていらっしゃるのか、お伺いします。
○山本子育て支援課長 西部子ども家庭支援センターの相談件数でございますが、過去5年間の数を申し上げますと、28年度は3,381件、29年度が4,573件、30年度は5,048件、元年度が4,937件で、昨年度が4,556件となっております。昨年度は、緊急事態宣言中、1回目の緊急事態宣言中に通所指導ですとか、御相談を一回止めておりましたので、その分、若干相談数が下がったというふうに考えております。
○高橋佳代子委員 専門相談、特に個別の言語指導とか、理学療法、作業療法等のいわゆる訓練事業については、幼少期から行うということが非常に重要であるというふうに言われているわけでございますが、この状況についてはいかがでしょうか。
○山本子育て支援課長 個別の御相談、言語指導、理学療法、作業療法につきましては、やはり混み合っている状況がございまして、年度当初は1か月待ちぐらいからスタートするんですけれども、就学相談に併せて個別の御相談が増えるということもありまして、夏休みを過ぎた頃からかなり混み合って、3か月待ちぐらいな御相談になっております。個別の御相談が終わりますと、また収束してくるとまいりますが、月末に、年度末に向かって、また1か月待ちぐらいの形の相談数となっております。
○高橋佳代子委員 子どもはあっという間に成長するわけで、そこが1か月待ちもあれですけれど、さらに3か月待ちっていったら、もうその間に子どもは大きくなっちゃうというふうに思うんですね。だから、必要なときに必要な支援ができないということは非常に大きな問題であると、課題であるというふうに前々から思っております。
そういった中で、私ども公明党からこの発達相談というか、発達支援の部分だけを切り離して、子ども発達支援センターを新たに区の中に立ち上げたらいかがかというような提案もしてまいりましたけれども、現在の進捗状況についてお伺いします。
○山本子育て支援課長 先生からの御指摘が今ございましたとおり、発達支援センターについての計画も進めてまいりました。区として、ゼロ歳から18歳までの御相談をどのように受けていくかということにつきましては、教育部とも相談させていただいておりまして、今後そのような方針でやっていきたいというふうに考えてまいりました。教育センターの改築と併せてということも話には上がっていたんですけれども、現在改築については、見直しという状況になっておりまして、今後、ゼロ歳から18歳までの発達をどのようにやっていくか、また一から課題を洗い出しているところでございます。
○高橋佳代子委員 教育センターと、おっしゃるように、連携をして、かなり研究してくださったというふうに思っております。教育委員会のほうからも答弁いただけますか。
○兒玉教育部長 今、千登世橋教育文化センターで大規模改修、または改築を行うことによって、敷地の有効活用を図る、そういった再整備計画を今検討しておりますので、他区も見ますと、教育センターの中にはやはり発達相談と教育相談、子どものそういった相談を一元化して、切れ目なく対応するということがだんだん主流に、そういうふうになってきておりますので、本区においても、施設再構築の中で、ぜひ教育センターと子ども家庭支援センターの発達相談の部分を機能を入れて対応していきたいというふうに考えております。
○高橋佳代子委員 部長が真っ先に手を挙げていただいたので、非常にありがたいなと思いながら、でも、この千登世橋が止まってるというか、凍結されてるんですけれど、宮本課長、出番です。今後のお考えについてお伺いします。
○宮本施設計画担当課長 千登世橋教育文化センターでございますけれども、大規模改修、もしくは改築ということで、ちょっと今後具体的にどういう施設活用ができるのかということを現在検討を進めておりまして、具体的にまだ検討が煮詰まっていない状況でございます。また、子ども家庭支援センターの課題については、施設計画担当課長としても認識はしてございますので、今後、施設の再構築の中で、どういったことができるのかということについては、ちょっと検討したいと考えているところでございます。
【特別支援教育】
○高橋佳代子委員 ぜひ御検討、引き続きよろしくお願いをいたします。
続きまして、特別支援教育についてお伺いをいたします。
もう時間がないので、いきなり質問に行きますけれど、就学相談の現在の数の推移についてお伺いします。
○野崎教育センター所長 昨年度が350件、令和元年度が386件となっておりまして、大体350件前後となっております。
○高橋佳代子委員 やはり、かなり多くなっているというふうな認識をしてございます。そういった中で、巡回して、特別支援教室での各学校で指導もされているということなんですけれども、この特別支援教室の中で巡回指導を受けている児童生徒の数というのはどういうふうになっていますでしょうか。
○野崎教育センター所長 特別支援教室につきましては、設置をされましてから増加傾向となっております。
○高橋佳代子委員 明確な御答弁でありがとうございます。
そういった意味で、非常に特別な支援を要する子どもたちが非常に増えてきているというようなことでございます。私どもの提案で、平成29年度にけやき学級が区の中にできました。これは知的に遅れがない自閉症とか、情緒障害の特別支援の学級でございますが、これが現在8名。8名定員で8名で、もう満員というか、なので、今これが欠員がないと応募ができないというようなことなんですね。今東側にございますので、ぜひ西側にもう1個、どこかにこのクラスが増設できたらというふうに思うんですが、一般質問でも我が会派から質問させていただきましたけど、それについてのお考えを伺います。
○佐藤指導課長 一般質問の中でもお答えさせていただきましたように、今年度、特別支援教育検討委員会のほうを立ち上げさせていただいております。特別支援教育に関する様々な課題を改善するだけでなく、この先のことについてもその推進計画の中で、特別支援推進計画をここで策定しますので、推進計画の中に盛り込ませていただこうというふうには思っております。小学校、中学校、それぞれ特別支援教育の知的固定学級、それから情緒の固定学級、両方ともにお子さんの障害の様々な状態を考えたときに、早急につくることが必要であるというふうに感じておりますので、どの時期にどこの場所にというのを、その検討委員会の中で整理しながら、そんなに長い時間かけず、設置ができるような準備を進めてまいりたいというふうに思っております。
○高橋佳代子委員 今課長がおっしゃったように、中学も今ないですね、情緒のクラスが。この小学校のけやき行った子たちが、実際に普通学級入って不登校の状態になっているとか、様々な保護者の声が私どものところにも入ってまいります。そういった多様なニーズに応えるというか、子どもたちが居場所を選べるというか、学ぶ場所を選べるような、そういった対応も非常に必要かなというふうに思いますので、ぜひ御検討を引き続きよろしくお願いいたします。
この件は、じゃあ、このぐらいにして、ぜひ引き続きこの推進計画を今年度、来年度ですね、まとめてやるんですかね、ということでよろしくお願いいたします。
【アニメの活用】
○高橋佳代子委員 実は、この残りの時間で今まで一番やりたかった漫画、アニメの活用、急に行きます。
トキワ荘は非常に歴史的遺産であるので、ここから本当に日本の漫画、アニメ文化の黎明期というか、スタートしたということで、とても確かに価値があるというか、豊島区の宝だなというふうに思うんですけれども、一方で、いわゆるその漫画、アニメがまた今の時代のもの、これをやっぱりもっとHarezaで発信するべきだと私は思っていて、例えばこの前、渋谷で「ハイキュー!!」が渋谷をジャックしましたね。いろんなところに「ハイキュー!!」のポスターが、「ハイキュー!!」というの、漫画なんですね。「ハイキュー!!」の主役のもうカラフルなポスターが、どこ見ても「ハイキュー!!」「ハイキュー!!」で、もう私、それ見たときにやられたなと思いました。池袋負けたなという感じがしちゃって、あのやり方は本当すごいなというふうに思っています。原画展のお知らせだったんですけれども、その「ハイキュー!!」なんか、あれを見て、バレーボールの漫画なので、バレーボールやりたいという中学生がたくさん出てきたりして、子どもたちには物すごい影響があるんですけれど、そういった他区の取組も考えながら、課長の御感想をちょっとお伺いしたいと思います。
○熊谷マンガ・アニメ活用担当課長 今御指摘の「ハイキュー!!」ですけれども、渋谷でジャックされていたということで、出版社との連携、企画だというふうに聞いておりますけども、豊島区は豊島区ならではの、例えば映画の映画館が多いですとか、そういったことで漫画の親和性も高いというところありますので、ちょっと負けないように頑張っていきたいと思います。
○高橋佳代子委員 だから、そこに具体性がいつもなかなか、課長が悩んでいるのをよく分かっていながら、私もいつも言いたい放題言うんですけれど、例えば「鬼滅」なんかの原画展なんかは、もう森アーツセンター、森ビルに持っていかれちゃっていて、要は原画展やると物すごい人が集まるんですけれど、池袋はなかなか選ばれないんですよね。というのもあったりとか、この前、藤子不二雄ミュージアムも開館10周年記念で、「ドラえもん」とかの原画展があったんですけど、それも神奈川に持っていかれる、その後。何で豊島区来ないんだろうと思いながら、何か非常にそういう意味では、何かもうちょっと何かできたんじゃないかなという思いがしてなりません。さらに、だから、ここ、アニメイトの改築もされていますから、どういうふうな事業をアニメイトさんが打っていかれるかは分かりませんけれども、もっと、今声優とか、アニメが立体化した2.5次元の舞台、「刀剣乱舞」とか、「テニプリ」と言っちゃいけないけれど、「テニスの王子様」とか、いっぱいあるわけですよ。もっともっと人がばあっと押し寄せるような、そこもあり、トキワ荘もありで、やっぱり豊島区の価値が高まるのかなというふうに思うんですけども、そこら辺はいかがですか。
○熊谷マンガ・アニメ活用担当課長 ちょっと御指摘と違うかもしれないんですけれども、先日、新聞報道で、毎日新聞と東京新聞、載せていただいたんですけれども、「名探偵コナン」の工藤新一役をしている声優さん、山口勝平さんに、中野区と杉並区と豊島区のアニメの名所を紹介する動画を掲載しましたところ、そういったプレスリリースをしましたところ、注目いただいて、視聴回数も非常に伸びているといったところで、豊島区に関しましては、トキワ荘と、あと、Harezaの、アニメファンで集まるHarezaを紹介したといったことがあります。こういったことを、ちょっとすぐに何ができるかというのはありますけれども、あと、「鬼滅の刃」に関しましては、別のコンテンツで豊島区でやりたいというお話も来てますし、徐々に芽は出始めてると思いますので、頑張りたいと思います。
○小池文化商工部長 すみません、ちょっと具体的なお話がさしあげられてなくて、大変申し訳ないんですけれども、これだけ漫画、アニメを推している本区でありながら、ほかにいろいろネタとして持っていかれてしまうというところは、非常に歯がゆい、残念な思いをしておりますので、今後積極的にそこら辺、民間と対応しながら、機会があれば豊島区のほうに引っ張ってくる、そういった気概で頑張っていきたいと思います。
○高橋佳代子委員 2分も余っちゃった。もう私もたくさん見るんですけれど、見るというか、見せられるというか、勉強させられるというか、そういった中で、やっぱりそこからまた若い方々は影響を受けながら、割と今スポーツの漫画が多いかな、「ハイキュー!!」もそう、「Free!」とかね、何かいろいろ、「Free!」は水泳だしね。いろいろ、だから、それを見て、「テニスの王子様」もテニス、それを見てやろうというような子どもたちも結構いて、トキワ荘のよさというのを子どもたちに感じてもらうという、また、いろんな全国から来てもらうということも、もちろん大事で、漫画、アニメってここから始まったんだということ、大事なんですけれど、ただ、それが今はこうなっているというのかな、今の漫画、アニメはこういうふうになっているというものも含めて、全部トータルとして豊島区で提示できるというか、豊島区で全部楽しめるというふうになると、もっともっといろんなところから人も来るし、若い人から、老若男女、みんなで漫画、アニメ文化が楽しめるようになるのかなというふうに思いますので、あと36秒、答弁をお願いします。
○小池文化商工部長 ありがとうございます。
たくさん引き出しを用意して、若い方から、お年寄りから、全ての方々に豊島区に来ていただいて、漫画だけでなくて、アニメ、最新のアニメですね、それから、2.5次元、Hareza等もありますので、そういったところでもしっかりと体験していただくような形で様々なメニューをそろえられるように、取り組んでいきたいというふうに思っております。ありがとうございます。