令和 4年予算特別委員会 3月 4日 区民・福祉・衛生費

障害者の移動支援事業・終活支援について

○高橋佳代子委員  陣野原豊島区シルバー人材センター事務局長の顔が見えて、本当は質問用意してくればよかったなと思いながら、障害者の支援についてお伺いをしたいというふうに思います。

移動支援についてですけれども、移動支援については社会生活上必要不可欠な外出、社会参加のための外出の場合に使えるということで認識しておりますが、それでよろしいでしょうか。

○田邉障害福祉サービス担当課長  委員御指摘のとおり、野外での移動が困難な障害者または障害児に外出に伴い必要な支援を行うことによって地域における自立生活及び社会参加を促すことを目的としてございます。

○高橋佳代子委員  また加えて、地域生活支援事業の移動支援があって、具体的には各区市町村の判断によるということになっているかと思います。

私のところに実は区民からお声がございました。それは短期入所施設から通所施設の送迎に移動支援を使えるようにしてほしいというようなことであります。現在の状況を見ると、何か保護者が病気にならないと使えないような、そんなような状況になっているんですが、現状お聞かせください。

○田邉障害福祉サービス担当課長  短期入所施設から通所施設の間の移動支援については、移動支援事業の手引というのを出しておりまして、その中に短期入所事業所と通所施設の間の移動支援は原則認めていませんが、条件によって認めているというふうにしてございます。その条件というのは、疾病等、保護者の疾病等で一時的に送迎ができない場合というふうにお示しをさせていただいてるところです。

○高橋佳代子委員  結構区の使用基準を見ると、保護者の疾病という場合が多いんですね。結局短期入所を利用してる方ももちろんレスパイトで利用されてる方もいれば、いろんな様々な事情があって出かけなきゃいけないとか、そういうことで短期入所を御活用されている方がいらっしゃる。短期入所、入ると1日そこにいらっしゃるので、できれば通所施設、いつも使ってる施設で昼間過ごしてということのほうが御本人にとってはいいというふうに思うんですけれども、それで私は区議会事務局に調査をお願いをいたしました。実際に利用できるとしている区は幾つあるか。23区で9区利用できるという中で、豊島区がその条件付じゃないと利用はできないというようなことでございますが、その資料については課長の手元にも行ってると思いますが、それについていかがお考えでしょうか。

○田邉障害福祉サービス担当課長  こちらの移動支援の23区の状況については、私も伺っておりまして、9区という結果については、こちらで捉えていた状況と随分ちょっと違うなというところもありまして、改めてその9区のところに確認をしたところ、認めているんだけども、要件を設けた上で認めていますと、また個別に認めているというような状況でございまして、豊島区のほうでも記載のところでは認めません、条件によって認める場合がありますというふうな表記になってるんですけども、豊島区の場合においてもいろんなそういう条件があれば認めるという対応をしてるところでございます。

○高橋佳代子委員  すごい分かりにくいです。何言ってるか全然。ごめんなさいね。要はほかの区当たったけれども、豊島区と同じ状況ですよということがおっしゃりたいのかもしれませんけど、保護者にとってみれば使えるか使えないか、もうこれだけです。使えるようにするのかどうなのか、それをお伺いしたいというふうに思います。

○田邉障害福祉サービス担当課長  ほかの移動支援のところについても、通学についてもそうですけども、無条件に認めるというものではなくて、やはりその個別の状況を伺いした上で本当に必要であれば認めていくべきものだというふうに考えておりますので、こちらについては本当に病気だけではなくて、例えば就労して仕事でどうしても移動支援使わざるを得ないんだ、そういったところとかですね‥‥。

○高橋佳代子委員  すみません。時間がないのでね、ごめんなさい。それだったら今までとあんまり変わんないかな。条件があれば利用できますと。何もむやみに使おうというふうに保護者の皆さん思ってるわけじゃないというふうに思います。短期入所だって理由があって預けているというようなことだと思いますので、そこら辺はやはり書き方が今までと同じように条件付だと、使えないというふうに認識をしてしまうと思います。やはりそこら辺は9区は使えますというふうに言っていらっしゃるんですから、23区でそこまで皆さん、要するに区で決められるわけでしょ。だったら使えるようにしてくださいよ。部長、どうですか。

○田中保健福祉部長  私も移動支援事業の御案内を、手引を見ましたけれども、やはり記載の仕方がこれでは門前払いをしているような状況と取られても致し方ないのかなというふうに思っております。それにつきましては申し訳ないなと思っておりますが、実績も1人だけということで、皆さん恐らくこれで無理だというふうに諦められていらっしゃるんじゃないかなと思いますので、そうしたところは改めまして、必要なときに必要な方がサービスを利用できるように改めてまいりたいと思っております。

 

【終活支援について】

○高橋佳代子委員  これは区の御判断、裁量でできることなので、ぜひ前向きにお願いをしたいと思います。

時間がないので、次、終活支援についてお伺いをします。

終活のあんしんノートを昨年12月より配付をしていただいておりますけれども、活用のための講座も開催されて、この実績というか、どのぐらい配付されたのかとか、講演についてどのぐらい区民の皆様が、参加されたのかとか、内容お聞かせください。

○猪飼高齢者福祉課長  終活でございますけれども、昨年2月から終活あんしんセンターを開始してございます。相談件数は、約1年間でございますが、535人、延べ811人でございます。

今御指摘のありました終活あんしんノート、エンディングノートにつきましては、昨年12月に作成しておりまして、2,000冊作成したんですが、既に関係機関合わせて809冊配付してるような状況でございます。

また、相談内容につきましても圧倒的にエンディングノートを介した相談がとても多くなってるというような状況でございます。相談者の方からは、やはり終活を考える上で、またこれまでの人生を振り返って今後を考える上で、このエンディングノート、終活あんしんノートは有効だというように聞いてございます。

○高橋佳代子委員  かなり皆さんの、この終活に対して、意識が高いというか、非常にどうしようかなというような思いでいらっしゃる方も多いというふうに伺っております。

アンケートを取られて、今様々なニーズについてもお伺いをしましたけれども、新年度から私が提案させていただいた終活情報登録事業が開始をされるということで、新年度の資料にも書いてありますけれども、事業概要と、あと何かこれを立ち上げるのに様々課題もあったということで伺っておりますが、それについてお伺いします。

○猪飼高齢者福祉課長  終活情報登録事業でございますが、委員から一般質問で御提案いただいた内容でございます。これまでの相談事業を受ける中で、この登録事業、本当に必要だというふうに考えまして、本年4月1日からの実施に向けて鋭意準備を進めてるところでございます。

事業の目的でございますけれども、御本人が意思を伝えられない状況ですとか、お亡くなりになったときに終活に関する本人の意思を的確に伝達し、御本人の希望に沿った終末期の医療ですとか葬儀等の実現につなげていくということで、本人の尊厳を守るとともに、今後の人生をより豊かで安心できるものとすることを目的としてございます。

事業内容につきましては、おおむね65歳以上の方を対象としまして、あらかじめ終活あんしんセンターにおいて緊急連絡先や医療機関、終活に関する生前契約等の情報の登録を行っていただくというものでございます。そしてその後、本人が病気、事故等で意思表示ができなくなったときに、またお亡くなりになったときに警察ですとか、消防、医療機関、福祉事務所及びあらかじめ照会が可能な方ということで御本人が希望された方に、その方からの照会に基づいて情報を開示していくものということでございます。

これまでの検討に当たっての課題でございますが、横須賀市等他の自治体も、3自治体ほどですが、先行事例はあるんですけれども、やはり個人の情報をどこまで集約するのかというようなところが課題となっておりました。あくまでも御本人の希望で承るものなんですけれども、その情報をどういう内容をどこまで集約しなければいけないのかというところで課題がありまして、そこについては既にクリアしまして、本年4月1日からの開始に向けて社会福祉協議会と現在準備を進めているところでございます。

○高橋佳代子委員  これから様々ニーズに合わせて事業を展開されていくと思うんですけれども、豊島区としてはこの終活支援についてどのようなことを期待しているのか、非常にざっくりした質問ですけれども、ちょっとそれについてお伺いします。

○猪飼高齢者福祉課長  この終活サポート事業を始めるに当たりまして、やはりもう独り暮らしの高齢者世帯の割合が高い本区としましては、老後の不安の解消というところが大きなものかなというように考えたところでございます。終活を改めて考えていくことで今後の区民の方々の不安や悩みを解消することを目的としてるんですけれども、それを考える上で今の生活もさらに豊かなものとしていただきたいというように考えてございます。

今後、終活につきましては、今相談を受けて、新たに終活情報登録事業を立ち上げるところでございますけれども、やはりまだまだ死後事務はどうすればいいのかというような御不安も多くありますので、そういった支援策についても引き続き検討を進めていきたいというふうに考えてございます。

○高橋佳代子委員  この終活支援を社会福祉協議会が行うということは、非常に意義が大きいというふうに私は思っております。社会福祉協議会は、やはり成年後見もやってますし、またCSWさんもいらっしゃいますし、社会福祉協議会としてはこの終活支援についてどのようにお考えか、天貝局長にお伺いしたいと思います。

○天貝豊島区民社会福祉協議会事務局長  御指摘のとおり、社会福祉協議会は、様々な業務を区から受託している状況でございまして、まさに独り暮らしの方が身寄りがない、親族がいないという方々がこの先が非常に不安だということで、終活サポート事業を契機にいたしまして、終末期を迎えるまでのその間を豊かな人生を送っていただく上で、身体的機能が低下した場合につきましてはリボンサービス、包括支援がサポートとしてできると。それから判断能力の低下に応じまして、今サポートとしま、権利擁護の含めてですね、支援員含めてサポートに入ってます。そこからまたさらに認知症等の悪化に関しては、成年後見制度の利用促進と。今回4月から仲介機関としての運営の受託をする予定でございますので。それにあわせまして、やはり終活サポートの今回のノート、この記載に関して任意後見制度との非常に連携した取組みができるのではないかというふうに考えとりまして、成年後見制度の任意後見制度の利用促進にもこのノートを活用して十分できるのではないかというふうに考えております。

また、これを実施するに当たりまして職員全体も理解しなきゃいけないということで、特にCSW、今回、先週ですね、全員参加で事業の周知を図ったところでございます。

○高橋佳代子委員  地域包括というか、高齢者総合相談センターも同じような認識でいかなきゃいけないと思うんですが、そこら辺の情報提供についてはいかがなってますでしょうか。

○猪飼高齢者福祉課長  委員のおっしゃるとおりでございまして、こちらについては高齢者総合相談センターのみならず、区の関係機関を周知しながら対応しているところでございます。

また、民生委員・児童委員さんにもこのノートをお配りいたしまして、日頃の見守りの中で活用いただき、必要に応じて終活あんしんセンターまたは高齢者総合相談センターにつないでいただくようにお願いをしているところでございます。

○高橋佳代子委員  分かりました。

あともう一つ、死後事務委任について、ちょっとこれも一般質問で取り上げさせていただいたことですけれども、4月からの実施は難しいとして、現在どのような状況なのか、どう御検討されているのか、その点についてお伺いいたします。

○猪飼高齢者福祉課長  死後事務委任につきましては、前回の決算特別委員会でもお答えしたんですけれども、社会福祉協議会のほうで死後事務委任だけではなくて、見守りですとか、そういった包括的な形での取組みができないかというように検討をしているというところでございます。

区も社会福祉協議会と共に協議しながら準備を進めていまして、どういった形でやることが一番区民のためになるのかというところで考えているところでございます。

○高橋佳代子委員  実際にやはり亡くなった後はそういう手続やりますけど、お元気なうちは、お元気なうちというか、やはり見守ってもらえるというこの安心感、特に独居高齢者が多い豊島区においては非常にそれは大事な事業だとも思いますが、これについては何か社会福祉協議会、考えていらっしゃることがもしあればお伺いしたいと思います。

○天貝豊島区民社会福祉協議会事務局長  今回の4月から始まる登録事業の中身に窓口に来た方々、連絡あった方々について、そういったどういったことを要望されているのかということを把握しながら、できるだけその要望に沿って自主事業としても活用できないかということを今探っていこうかなというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  見守りをやるとなるとそれだけ人もきっと増員しないといけなくなるかなというふうに、自主事業となると社会福祉協議会が一定程度やはりそれだけの財源をつくらなきゃいけないというふうになりますけれども、しっかりとやはり安心した生活を高齢者の皆様が送れるようにぜひ取り組んでいただきたいと思います。 以上です。