令和 4年予特委員会 3月 7日④環境清掃・都市整備費

池袋周辺のまちづくり・駅案内サイン

○高橋佳代子委員  よろしくお願いいたします。割とまちづくりのお話が出てないので、準備してきた質問を差し替えて、何にも書いてないんですけど、質問いたします。

まず、グリーン大通りのエリアマネジメント推進事業についてお伺いをいたします。

令和3年度から予算も増やして、IKEBUKURO LIVING LOOPとか、様々な取組をされているんですけれども、令和4年度について特段取組があればお聞かせください。

○松田都市計画課長  このLIVING LOOPの取組につきましては、LIVING LOOPという名前をつけたのが2017年、平成29年からグリーン大通りの歩道部分を使いまして、にぎわい事業をやっているものでございます。3年度の特徴としましては、あおぞら銀行の前、それからIKEBUSの停留所の前、それから道路を介しまして日本生命の前にファニチャーと呼ばれる机だとか椅子、木製のものなんですけれども、これはサンシャイン劇場を解体したときのそういうリサイクル材を利用して、そういう椅子だとか机だとかを置いて、そういうようなものをマルシェだとかオープンカフェの間に置くことで、購買をする方々が非常に買いやすくなるというような調査から置いたものでございます。4年度はこれをさらに少し広告を出してみようと思っています。今年度中に東京都屋外広告審議会、もともと道路というのは禁止区域なんでございますけれども、こちらのほうにかけまして、広告を出してもいいよというような許可を今年度中に取っておりますので、いずれ、こちら、今、区のほうからもお金を入れてますけれども、いずれの自走化に向けまして、広告収入を視野に入れながら取組を進めているところでございます。

○高橋佳代子委員  やはりウオーカブルなまちづくり進めていくと、子どもも高齢者もというところで、やはりそっと腰かけられるようなところがあるとやはりかなり違うかなというふうに思います。座るところが置いてあるところ、よく見るとかなり人がやはり座ってらっしゃる。もともとグリーン大通り、大分改修されて、ベンチも丸く木を覆ったりとか、非常に夜の照明も雰囲気がよくなって、皆さん夜も座ってらっしゃって、本当は今あんまりよくないんですが、そういう方も見かけますので、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。

以前、グリーン大通り、最終的にはどういう形にしたいんだというふうに御質問したときに、当時は活田課長でしたけども、フードトラックを常設したりとかって、何かいろんなことをおっしゃっていました。確かに水道等、これまでも改修しておりますけども、最終形といいますか、目指している形がもしあればお聞かせいただきたいと思います。

○松田都市計画課長  いずれは東口五差路のところまで、駅から五差路のところまでは誰もが歩けるような、これはクルドサックが進んだ次の話ですけれども、今やっているウオーカブルの取組なんかもそうなんですけれども、先ほど先生からも子どもたちだとか高齢者の方々は、これはこういう方々が本当にまちを回遊しているという姿こそが質の高いまちだというようなこと、これは都市計画のほうでも十分に認識しているところでございますので、まずはこの取組をきちんと継続して続けること、そして、今は、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、区のほうから少しお金を出して検討していただいているわけでございますけれども、やはりエリマネの基本といえば、地域住民の方々を含め、地域の方々がいかにこれを自走化させてくかというようなところも非常に重要な視点だと思いますので、そのうちの一つが、一つのそういう物を売る車が常設化というのも一つの手段かもしれませんけれども、こういうようなことを時代のニーズ等々も合わせながら研究してまいりたいというふうに考えてございます。

○高橋佳代子委員  非常に期待をしたいというふうに思います。

あと、池袋駅周辺地域拠点まちづくり推進事業ですけれども、連鎖的な都市再生を進めるということで、機運の高まっているところを支援していくというようなことだと思うんですが、いろいろ、池袋駅周辺は今いろいろ動いておりますけれども、状況、また今後の方針、もしありましたらお聞かせください。

○大根原再開発担当課長  池袋周辺の拠点まちづくり推進事業なんですが、こちら、例年、枠内経費として計上しているものでして、機運が高まるようなエリアがあった場合には、最初に大体勉強会ですとか懇談会だとか、そういったことから始めることが多いんですけれども、そういった場合に例えば委託かけたり、あるいは調査をかけたり、そういったような会議をするための経費を年々計上しているわけです。ただ最近、いろいろなまちの動きありますけれども、最近このお金を使っている事例があんまりなくて、というのも、割と区職員が自前でもうある程度導入段階の資料とかもありますので、それで出前講座的に行ったりとかいうことがあったり、あるいはディベロッパーさんとか地域の事業者さんが手弁当でやってくれるような、そんなことが増えている感じで、事業の執行実績というのはあまりないんですけれども、この池袋駅周辺のまちづくりについては東口、あるいは西口、結構もう段階が進んでいるものが多くて、協議会ですとか準備組合になっているようなところが多いというものでございます。

そのほか、幾つか動きはあるんですけれども、まだ対外的に出さないでくださいというようなものもあったり、あるいは話が出てもすぐまた消えてしまうようなこともありますので、ある程度その熟度が出た場合に随時情報提供していきたいなというふうに思います。

○高橋佳代子委員  一定程度進んでいる、駅周辺もそういうところが多いというふうに思います。まだ出せないところもあるというようなことなので、それについてはまた地域の人がしっかり、まちの価値を高められるというか、暮らしやすい地域になるように、また商売、御商売がしやすいように、駅周辺ですから、そういう取組をぜひよろしくお願いしたいと思います。

話関連しますけど、東口街区再編まちづくり、これについては、今、東口街区再編というともうヤマダ電機を含んだというエリアだと思うんですが、西口の絵があれだけのものが出て、今度は東口がええっという感じだと思うんで、逆に今まで東口が進んでたようなイメージがあったんですが、あの絵が出た瞬間、やはりダンベル型とは言いながら、西口が物すごいものができるということで、東口のほかにも、危機感を感じるというか、このままでいいんだろうかというような、何かそういうような機運も高まっていくような気がするんですが、その点、何かもしありましたらお聞かせください。

○大根原再開発担当課長  西口の計画がかなり見えてきたということもあって、東口の方々も西口の動向についてはすごく気にされてます。東口エリアにつきましては、まちづくり協議会というのが今立ち上がっている状況でして、今度といいますか、来年度ですね、来年度、まちづくり構想案というようなところまで持っていきたいと思っております。そのまちづくり構想案をもって開発に向けて、再開発というものを具体的に見据えて動くかどうかということを地権者の皆さんと話していくことになると思います。まさしく区長が新年の後、記者会見でも言ったとおり、ダンベル型の構造というのは東も西も開発がつながって、そしてさらに、駅前だけではなくて、さらに東、西の奥までつながるというようなまちづくりです。そのために中央の東口の駅前というのは最も重要なエリアでございますので、このエリアについてどうしていくかということは、行政も入った状況で話合いをしているところでございます。

委員も御存じのとおり、クルドサックとあとグリーン大通りといったところが基盤の肝になる部分ですので、その基盤の変更を見据えた開発になるように、このエリアの開発を導いていきたいというふうに考えております。今のところ協議会ですけれども、加入状況約50%上回った状況ですので、もう少し来年度加入促進を進めていって、次のステップに行きたいなというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  ぜひ丁寧によろしくお願いいたします。

東西、池袋東西連絡デッキなんですけども、これ予算見ると令和3年度からついてないのかな、ゼロですね、4年度も。一定程度、令和2年度に連携調査というか、いろいろ調査をそれまでずっと実施をされていて、一定程度答えが出たので、その後は止まっているというような状況で非常に寂しい感じがして、これについては、現在様々、西武デパートもどうなるのかというようなお話もありますから、非常にここでは言えないような話もあるかと思いますけれども、この点についてはどのようにお考えなのか、何ていうんですかね、東西デッキについて、お伺いできればと思います。

○小澤交通・基盤担当課長  デッキ整備も含めまして、池袋副都心再生についての予算でございますが、今、池袋の駅については鉄道会社含め、あと商業施設等が近接している関係で、その商業施設の建て替え等とともに連鎖的に開発をしていくというような計画を立てております。その中で今、直近、これから進むであろうというところが西口の開発でございまして、当然その中には検討として北口のデッキのほうも、長年の区の、区というか地域のずっと計画されてきたことでございますので、そこも計画の検討の中に含まれております。西口の計画を進めるに当たりまして、その準備として一昨年まで基本設計とか調査とかそういうところをして、できるかどうかというところをまず調査をこちらのほうでさせていただきました。今後、区のほうでは公共事業できるわけではないので、西口のほうと連携してやっていかなければいけませんので、実際に工事のタイミングを見計らって、またそれに合わせて予算のほうも、区が主体になるかどうかというところもありますけど、つけていきたいというふうに考えておりますので、またその辺は報告をさせていただきたいと思います。

○高橋佳代子委員  権利者も多くあって、鉄道もあってということで、非常に難しい事業ではありますけれども、この話ももう随分昔にあって、一旦消えて、なぜ復活したかというと、やはり東日本大震災のときに地下に皆さん、人がみんな集まったわけですよね。それで非常に安全性という意味からも人をばらしたほうがいいというか、そういうようなお話もあってやはり復活したというふうに私は思っておりますので、ぜひこれも、防災面の向上からも、やはりしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。

あと、池袋駅の地区案内サイン整備事業については、令和4年度からサイン掲示情報の確認をして、必要に応じて計画を更新するというふうにありますけれども、令和4年度、予算はゼロなんですけど、これについての取組を伺います。

○小澤交通・基盤担当課長  駅のサイン計画につきましては、オリンピック・パラリンピック開催を機に各ターミナル駅、池袋駅ではなくて、一斉にそのサインの統一化をしたところでございます。例えば池袋駅であれば、東武鉄道とあと西武鉄道、JR、メトロと4社ありまして、それぞれに別の仕様を持ったサイン計画がなされておりました。それぞれその改札、各社それぞれの改札を起点にして東とか西とかという案内もされていましたので、そういったところ全て統一をしてサインを作り替えたところでございます。一旦、2020大会、2021年でしたけど、2020年目がけてそれは整備を終わりましたので、これはもうサインですので、必要に応じてまた計画を、もし改変等あれば、これからも西口もそうですけど、ほかのところも順次改修が進むと思いますので、それに合わせてサインのほうもサイン計画を、それで終わったから終わりではなくて、しっかりとサイン計画のほうもつくり替えていただくように誘導するため、一応事業としては残しているというところでございます。

○高橋佳代子委員  やはり池袋駅を中心として豊島区がどんどん広がりを見せているというような形ですので、やはり一番大事なところの事業ですし、池袋駅はやはり日本で2番目に乗降客数も多いというようなことですので、やはりそこを中心にどんどんまちづくりを広げていくと、価値を高めていくということが重要になるかと思いますので、非常に、子どもの頃から生まれも育ちも豊島区の私としては、これからの池袋が楽しみだというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

○高野区長  お話長くなると恐縮なんで、手短に。

この西口の再開発というのは、当初本当に権利者だけの、もちろん当然ですけど、再開発を進めていったわけで、なかなか行政が介入することはできないわけでありましたけど、だけどこの開発は西口やその権利者だけではなくて、全体を考えていこうというような形の中で、人優先の、車を排除して、特にアゼリア通りを、30メートルの幅員を歩行者専用にしようという大胆な計画を、そしてさらには池袋駅からいかに人を出すかという、これが一つのきっかけでありまして、そして東西を結ぼうというダンベル型にも発展し、さらには、東西デッキももう私が区長になる前の前の、40年くらい前から計画立てて、なかなか後れ後れを取っているわけでありますが、ようやくこの東西全体的な池袋の総合的な開発の先が見えてきたような、そこに政策顧問である隈研吾先生等々の十分御意見をいただいて、本当に21世紀に残るこの池袋のまちづくり、豊島区のまちづくりを考えていこうということであります。

○高橋佳代子委員  ぜひ期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。

【住宅対策】

残りで住宅をやります。

いっぱい書いてあるんですけども、決算委員会でいろいろ質疑をいたしました。そのときに、やはり2億2,000万、ソシエ17棟あるときに使っていたということを考えるならば、ソフトにシフトするんだったら、住宅助成をもう少し拡充してもいいのではないかということで、近藤部長から非常に心強い答弁をいただいたところであります。私、非常に期待していました。近居支援とか何か出てくるかな、新しい住宅助成が、そしたら何もなかった。これについて部長、すみません、お答えください。

○近藤都市整備部長  私も近居支援、十分考えるべきだなというふうには、個人的には十分思ってございます。現在、ワンルーム条例だけじゃなく、ワンルーム条例はあくまでもワンルームに対して制限をかける条例でございますので、そうじゃなくて、ファミリータイプを増やしていこうという、ほかの自治体にはある、要は附置義務条例的な、要綱的なものが豊島区はないもんですから、そうすると、やはり供給部分の部分をどう増やしていくのかということを十分考えつつ、そういった助成についても考えていきたいなというふうに思ってございます。

○高橋佳代子委員  早く形として出てくるように、ぜひお願いをしたいというふうに思います。

ファミリーももう少し対象増やすとか、これじゃあやはり少ないかなというふうに思います。

さらに、低所得者に対しては、公明党は国のほうに検討するようにというように昨年も議会、国会のほうでも提案をしておりまして、家賃の手当というか、低所得者向けにはやはり国がどうにかするべきだというふうに言っておりますので、ほかの、このまちづくり、まちのこのカラーを生かした家賃助成の検討、ぜひよろしくお願いいたします。

6秒残りました。以上でございます。