R6年決算特10月10日 政経・総務費

選挙費-高齢者・障がい者の支援

○辻薫委員  公明党の辻薫でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

最初に、総務費、選挙費について伺います。

昨日、衆議院が解散し、10月15日公示、27日投開票と決定いたしました。選挙管理委員会事務局の皆様には、時間がない中での準備に追われていると伺いました。御尽力に改めて感謝申し上げる次第でございます。投開票日まで無事故で執行されるようにどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、質問に入りますけれども、報道では、期日前投票日までに投票所入場券の送付が間に合わないとありました。豊島区においては、有権者にはいつ届くのか、お聞かせください。

○増子選挙管理委員会事務局長  今回、緊急選挙ということで準備に追われているところでして、特に今御指摘の選挙のお知らせにつきましては、業者の印刷、そして郵便局の配送ということで、各手順があるということで、大分日程の調整に苦労しているところでございますが、何とか区民の皆様には10月の17日、18日、この2日間で配送を完了させる予定で、今、準備をしているところでございます。

○辻薫委員  やはりそうですよね、なかなか難しいところもあると思いますけども、あわせて、広報としま衆議院特集号、いつどのように区民に配布されるのか、この点もお聞かせください。

○増子選挙管理委員会事務局長  衆議院選挙の特集号でございます。

こちらは10月15日号、告示に皆さんに配布をさせていただくということで準備をしているところではございますか、15日が新聞の休刊日ということもありまして、16日の日に各紙の新聞に折り込みをするということが一つございます。それと、東西の区民事務所や区民ひろばなど、区内の各施設にも配布をして、設置をしていただくということを今のところ、予定しているところでございます。

○辻薫委員  先ほどの投票場の入場券が間に合わないということもあって、一日でも早くまた、この広報としまが届くことが大事だろうと確認させていただきました。

2013年に公職選挙法が改正されて、成年被後見人の選挙権が回復し、身体障害者、知的障害者、認知症高齢者などが投票するとき、本区でも要望がある方には様々な支援が実施されております。そして、我が会派のふま議員から日常生活に困難を抱える方に投票方法や支援制度などについて分かりやすくまとめた投票支援パンフレットの作成を提案したところ、早速作成していただきました。利用された区民の皆様より喜びの声が寄せられておりますので、改めて感謝申し上げたいと思います。

しかし、この投票支援パンフレットですが、まだまだ知らない方が多くいらっしゃいます。特に最後のページに掲載されております投票支援チェックシート、これは円滑な投票に有効と考えます。今後、広報としま選挙特集号にチェックシートだけでも掲載し、周知を図るよう要望いたしますが、この点いかがでしょうか。

○増子選挙管理委員会事務局長  投票のチェックシートということで、主に高齢者の方や障害者の方に利用していただくために作成したものでございます。できるだけ多くの方に知っていただき、そして、利用していただくということが必要と考えておりますので、今、御提案のありました選挙特集号を含めまして、どのような周知啓発が重要かというところを再度検討した上で、より効果的な周知ということで考えていきたいと思います。

○辻薫委員  よろしくお願いします。

あわせて、選挙事務従事者等が支援の必要な方に対して同じ対応ができるよう、投票支援マニュアルを作成して、研修会等の実施も要望させていただきましたが、この状況をお聞かせください。

○増子選挙管理委員会事務局長  こちらにつきましては、令和5年の区議・区長選挙より活用させていただいているものでございます。マニュアルにつきましては、今、御指摘あったとおり、全ての従事職員が同じように理解をして、それを運用できるということが非常に大切だと考えておりますので、選挙時の説明会等でしっかり周知をした上で、理解を十分にしていただいた上で選挙事務に当たるということでお願いをしているところでございますので、引き続きそちらの周知を徹底したいと考えております。

○辻薫委員  はい、どうぞまたよろしくお願いしたいと思います。

また、報道によると、知的障害者の方に対しては、他の障害の方に比べて、社会の理解や投票の支援が遅れているとありました。豊島区では、こうした知的障害者の皆様にはどのような対応をされているのか、お聞かせください。

○増子選挙管理委員会事務局長  知的障害者の方の投票については、やはり、障害の程度によっていろいろ意思確認というところで難しい面があるということがございます。これも、先ほどの従事者がやはり一人一人しっかりその対応について理解を深める必要があると考えておりまして、そういったところでも、マニュアルにも記載をし、理解をしてもらいたいということでございます。

具体的には、やはりゆっくり丁寧に御説明をする。そして、意思確認というところでは、どなたに投票するのかというところについても、意思が確認できるように、ゆっくり焦らせずにそういった確認作業をしていくということが大事だと思いますので、そういったところを含めて、改めて理解を深めてもらうよう周知をしてまいりたいと思います。

○辻薫委員  先ほどのこのチェックシートの中には、メモを持参してというようなところもあります。メモを持っていく方もいらっしゃって、今回は3回実際に投票するわけですけども、そのメモを2枚、3枚持ってこられる方がいらっしゃるかもしれませんので、その辺も、本人の意思確認というところでは丁寧にお願いしたいと思います。今言いましたように、衆議院選では3回投票することになりますので、より丁寧にお願いしたいということでございます。投票所は非日常なので、緊張もあります。事前に投票所の雰囲気が分かれば、スムーズに投票できると思います。

そこで、他自治体で実施しておりますけれども、模擬投票の開催や投票支援に関する動画を作成し、支援につなげる取組を本区としても提案させていただきますけれども、御見解を伺います。

○増子選挙管理委員会事務局長  今、初めて御提案をいただいたところですが、動画の作成等につきましては、ほかの自治体の例もあるということですので、ちょっとその辺を研究させていただき、どういった導入の仕方があるのか、そういったところも含めて、検討していきたいと考えております。

○辻薫委員  さらに、投票所はこの難解な表現が多い、そういう方にとっては、例えば名簿対照係という言葉一つ取っても、なじみのある言葉ではありません。名簿対照係が正式名称だと思いますけれども、受付と簡単に表示するなど、誰もが分かりやすい表現で環境整備を要望いたしますけれども、この点についてはいかがでしょうか。

○増子選挙管理委員会事務局長  今の御提案も、どうしたらやはり皆さんに分かりやすいかというところ、それは大事だと思っておりますので、その辺も研究させていただきたいと思います。

○辻薫委員  様々要望させていただきましたけども、一人でも多くの区民が政治参加できるよう、周知や環境整備を行っていただきたいという思いで質問、また要望をさせていただいたところでございます。