令和 5年予算委員会 3月 6日 文化商工・教育費自由質疑

【キャッシュレス決済ポイント還元事業】

○辻薫委員  ありがとうございます。

私からは、文化商工費で、キャッシュレス決済ポイント還元事業について伺いたいと思います。

まず、目的につきまして確認させていただきたいと思います。

○渡邉生活産業課長  このキャッシュレス決済ポイントでございますが、東京都の生活応援事業補助金を活用して今年度実施したものでございます。昨今の国際情勢による物価高騰の影響を受けている区民また事業者を支援することを目的に、QRコードを利用したキャッシュレス決済ポイントの還元する事業を行う、そういうものでございます。

○辻薫委員  それで、昨年11月に実施したんですけれども、そのときの事業内容につきまして確認させてください。

○渡邉生活産業課長  11月の1日から30日までの1か月間、実施をしまして、キャッシュレス決済ということですので、豊島区ではPayPayを利用して実施をしたところでございます。還元率を20%に設定をいたしまして、1回当たりの還元上限を2,000ポイント、そして1か月間の利用の上限も1万ポイントとして実施をしたところでございます。

○辻薫委員  私も利用させていただきましたけど、そんなにできるわけじゃなかったんですけれども、それで、実績はどうだったのか、お聞かせください。

○渡邉生活産業課長  実績としましては、1か月間でポイント還元の総額としては約2億8,300万でございました。予算上は4億ということで実施をいたしましたが、この2億8,300万という還元の状況で、還元率が20%でございましたので、区内で消費された経済効果としましては、上限を超えたものも含めますと約16億円が区内の中で消費をされたというところでございます。

また、PayPayは中小事業者さんのみで今回実施をしたというところがございまして、利用の可能な店舗としましては約6,000店舗ですね。細かくいいますと5,957店舗で利用できました。その中では、非常に多くの商店街の中でも使われたというような実績が残ってございます。

○辻薫委員  今還元総額というのを伺いましたけれども、そうすると事務費としてはどのぐらいかかったんでしょうか。

○渡邉生活産業課長  今回このキャッシュレス決済ポイント事業を行うに当たりましては、豊島区商店街連合会のほうに御協力をいただきまして、そちらが主体となって実施をしていただいたというところがございますので、そちらの運営の手数料ですとか、またPayPayにお支払いする手数料を含めまして約1,400万円ほどの事務費がかかったというところでございます。

○辻薫委員  そういうことでは、商店街連合会としての受け止め方ですね。経済効果は16億円というところで、どのようにしているか分かりませんけれども、その受け止め方としてはどうなんでしょうか。

○渡邉生活産業課長  実はこれ昨年度も同様の事業がございまして、デジタル商品券ということで実施をいたしましたが、令和3年度、昨年度につきましては、大型店も使えるというところがございましたので、利用の約8割がその大型店、それも家電量販店のほうで使われてしまったというような結果が出てございました。

それをやはり中小の事業者さん、特に商店街さんで利用していただきたいということで、今回、中規模の、中小の事業者さんの約6,000店舗で実施をしたというところではございますけれども、非常に商店街さんのほうでも多く利用いただいたということで、商店街連合会の中でも評価としても非常に高い評価をいただいているところでございます。

特に取引額の面でいきますと、PayPayさんの前年対前月比では178%、大幅に増加したというデータも出てございますので、非常に好評を得ていたものと考えております。

○辻薫委員  そうしましたら、利用者にとってはどうだったんでしょうか。

○渡邉生活産業課長  利用者さんの細かいアンケート取れたわけではないんですが、こちらのほうに区民の声等々でお寄せいただいた内容でおきましては、ふだん行かない店舗に足を運ぶきっかけになったですとか、やはりキャッシュレスの決済の利用回数が増えたということで、こちらにつきましても前月比でいきますと130%増ということで、データが残ってございます。

○辻薫委員  そういう効果もあったということで、それでそういう意味では商店街のほうも比較的利用しやすかったというんですかね。登録も簡単にできるといったところもあったのかもしれませんけれども、結構6,000店舗というのは大きいなというふうに思っております。

また、今御指摘いただいたとおり、大型店舗ではなく、これがずっと商品券のそういう意味では課題にはなっていたかなと思いますので、そういう意味では大きくそういった寄与したのかなと思っていますけれども、そういう意味ではいいことずくめというか、というふうになったのかなと思いますけど、一方、課題として上げられることは何でしょうか。

○渡邉生活産業課長  今回初めて本区におきましてはPayPayを利用したということがございます。23区でもこのような形で、例えばPayPayを利用したところ、または同じようなキャッシュレスポイントを利用したところ、それも複合的にやったところとかいろんなやり方があったかと思います。

一番本区としましては分かりやすいやり方で1社で行ったというところもございますが、まだまだ今後はいろいろと研究、また検討の余地があるのかなと思っておりますけれども、一番大きな課題としましては、やはり事業を行うに当たって周知の面で少しうまくいかなかったところがございます。この20%還元を行うということを多くの区民の方、または来街者の方に知っていただくためには、店舗の入り口等にポスターを貼っていただきたかったところなんですが、それが、例えば店内に貼ってしまって皆さんに認知いただけなかったところもございます。

また、ポイント還元、今回20%で実施をいたしましたが、近隣の他区では例えば25%だとか30%だとか、ポイントの還元率が高いところ等々もございましたので、そういうところで、区の独自性でやっているものではございますけれども、そういうところに流れるところもございましたので、今後その辺を、来年度の予算にはこのキャッシュレス決済は入ってはございません。金額が非常に大きいものですから、東京都の補正予算で出たときにはいち早く対応できるようにしていきたいと思っておりますが、そこのところも踏まえまして、また区の商店街連合会等々ともいろいろと意見交換をしながら、適切な還元率はどこなのかというところは考えていきたいと思ってございます。

○辻薫委員  もう一つ課題となったのは、やはり高齢者がスマートフォンを使えないということで、ある商店に行ったら、高齢者に教えるのに時間がかかってしまったということで、売るのに大変だったなんていうちょっと声もいただきましたので、併せてそれは今取り組んでいると思いますけれども。

まとめますけども、やはり非常に効果のある事業だと思いますので、東京都の予算がこれからどうなるのかというような見方もありますけれども、あわせて今年の商店街連合会の新年会ではこのパーセントのことで様々要望もございました。やはり30%というような声もありましたので、ぜひ実施する際には再度検討していただきまして、もっと効果的な、より多くの方が利用できるような取組をしていただきたいということをお願いしまして、私からの質問を終了させていただきます。ありがとうございます。