令和 6年予算 全部の補足質疑 根岸議員( 3月14日)

スポーツ推進計画・スポーツ環境の充実

○根岸光洋委員  じゃあ、よろしくお願いいたします。私のほうからスポーツ振興について伺いたいと思います。

オリンピックが今年、パリであるということ、東京オリンピックも終わってまだ余韻がさめぬ中、日本の選手がすごく活躍していますよね。卓球だ、バドミントンだ、サッカーだ、バスケだ、もう本当切りない。また、お相撲はオリンピックありませんけど、お相撲も今盛り上がっていますし、それでまた、大リーグがすごく盛り上がっているということで、大谷選手、日本選手もいっぱい行っていますけど、連日のように放送されて、間もなく開幕戦が韓国で行われるということで、期待が高まっているところでございます。

そこで、スポーツというくくりの中で、まず聞きたくなったことがあるんですけど、学校に、小学校に大谷選手からグローブが届いていると思うんですが、これ今届いていて、どんな感じで子どもたちが受け止めて、これからどう活用されるのか、まず、そこを伺いたいと思います。

○丸山指導課長  大谷選手のグローブですが、1月の中旬に各学校に配付をしたところです。各学校、配付をするということが分かっていましたので、児童会等でどんなふうに活用していくかということ、子どもたちが主体的になって決めていたところが多いです。実際には集会でお披露目をした後、公開のときには保護者向けに玄関に置いてある様子等も見られました。今はみんなが平等に使えるようにということで、休み時間に使っている様子の報告を受けております。

○根岸光洋委員  大変、本当うれしいことで、私も見てみたいな、触ってみたいなと思っている一人ですが、区民提案の中にも、スポーツの力で子どもたちの健康な未来を築こうってございます。ここにはプロアスリートとの交流とかプロスポーツ選手を招いてのスポーツ教室なんてありますけど、まさにこの大谷選手からのグローブというのは、そういうことじゃないですけども、そういう影響を子どもたちに与えたんじゃないかと思いますので、大切に使っていただければなと思っています。

また、今年は体育協会がスポーツ協会に名称が変わるということで、名称が変わるから何が変わるのかというのはちょっとあまり質問しませんけども、親しみやすい、そういったことになってくるのかなというふうに考えてございます。

このスポーツ推進計画も豊島区では10年ぶりということで、改定が予定をされております。そういった中で、これは週1回以上スポーツをする人の成人の割合、これの定義を決めているところですが、この今の現状についてはいかがでしょうか。

○井上学習・スポーツ課長  週1回以上スポーツする成人の割合ということで、最近はコロナのことがありましたので、令和元年、令和2年と30.5%、28%と少なかったんですけれども、令和4年が55.3%、そして去年、令和5年については59.6%ということで、徐々に戻ってきている状況でございます。

○根岸光洋委員  当初の計画では6年で70%ということだったので、まだ10%ぐらい下回っているということですが、少しずつコロナの影響も受けながら増えてきているので、ますますスポーツ推進について力を入れていっていただきたいなと思うんですね。

その上で、アンケート等が前回のときもありましたけど、スポーツを、体力には自信がある、健康にも自信がある、だけども、なかなかスポーツに取り組むことが難しいという、そういったことが課題となっておりましたが、こういったスポーツをする人が増えない、こういった理由についてはどういったことがあるのか、お聞かせください。

○井上学習・スポーツ課長  スポーツを行ってない理由について、こちらもアンケート調査を行っているんですけれども、一番多い回答が忙しくて時間が取れないということです。約半数がそういった方がいまして、その次に、施設や場所がないという方が約2割いらっしゃいます。また、スポーツ施設に対するアンケートについても、約4割の方が施設や設備の老化ということで、要望が最も多くなっているところでございます。

○根岸光洋委員  そういう意味で、スポーツをしたいけど、施設や場所がないという、実際はあるんでしょうけど、分からないって方もいらっしゃるんでしょうが、調べていただいたところ、スポーツ施設における区民1人当たりの床面積、これ体育館ですけど、屋外は抜いて、屋内施設ということで、豊島区は23区中13位ということで、結構あったなってちょっとびっくりしちゃったんですけど、もっと少ないかなと思ったんですが、意外とあったなと思うんですが、まだまだ足りないなという声はたくさん伺ってございます。体育協会、スポーツ協会さんからも要望が来ていると思うんですが、私もスポーツをする1人として、施設が少ないということに対して、やはり千早フィールド、グラウンドができますけど、ぜひ屋内施設としての豊島区体育館並みの体育館を新設してほしいという声もございます。学校の長期計画ですか、改築ございますけど、やはり学校の跡地が1つの候補でもあるとは思うんですが、この絡みも含めて、ぜひどこかに新体育館の位置づけをしてもらいたいんですが、いかがでしょうか。

○井上学習・スポーツ課長  体育協会のほうからスポーツ環境の充実を目指して、豊島体育館と同規模の施設の要望があるということは認識しているところでございますが、しかしながら、ちょっと今、区内にそのようなまとまった土地というところがなかなかないところがございますので、すぐに、新体育館についての検討ということは難しいかなと思っております。既存の施設をちょっと活用していただいたり、手軽なスポーツの振興を図ったりということで対応していくというところでございます。

○根岸光洋委員  期待を裏切るような御答弁、なんですけど、だからこそ、南長崎スポーツセンターも長中の跡地ですよね、学校の跡地しかないんじゃないかなと私が思うもんですから、ちょっと今日初めて言ったかもしれませんけど、よろしくお願い申し上げたいと思います。

それで、区立のスポーツ施設がない中で、じゃあ、何を活用するか、学校ですよね。今、学校の開放事業ございます。子どもたちも含めたスポーツ振興というのも、学校がすごく大切になっていると思います。放課後子ども教室、この間もやりました、これは2007年に国の施策として始まりました。私も当時、巣鴨小学校のほうの担当地域だったんで、当時の宮澤晴彦校長先生、今の南池袋の校長先生から声かけられたんですね。放課後子ども教室が今度始まると、だけど、学校の教室というか、何か部屋でやるものはかなりあるけど、スポーツ関係がありませんと、私、卓球やるので、あなた、バドミントンやってくれということで引き受けまして、それ以来、月に1回の放課後子ども教室のバドミントン教室というのを携わるようになってきました。全部できないもんですから、バドミントン協会の方にもお願いして、月1回のものをやってきたんですね。そのとき初めてちょっとびっくりしたんですけど、巣鴨小、約十六、七年前ですけど、バドミントンって線が11本必要なの。皆さん見て、テレビ見て思うんですけど、何とそこには4本しかない、真四角のコートしかなかったんですよね。私、これ宮澤先生に言って、これだと子どもたちが試合というかゲームってできませんよと、中学校に行って部活入ったらびっくりしますよと、やはり子どもたちが将来アスリートになってほしい、そういうところ目指してほしいっていったとき、これの状況は何でこんなんですかなんてずっと言い続けていまして、2年ぐらいたったら宮澤先生から、根岸さん、体育館見てくれたかって言うから、何ですかっ言ったら連れていかれて、全部あなたが言ったから、床の工事のときに線引いたんだよ、バドミントンのってね、根岸ラインって呼んでるからねって言われて、それはもう結構なことですねってことで、それから夜の学校開放団体が2つ入ってきて、私が今携わっている子どものジュニアクラブも練習ができるようになってということで、何が言いたいかといいますと、学校施設において、クラブ活動というのも小学校あるらしいんですが、やはり何を教えてるのかなというのを思うんですよね。ただ行って、そこで羽根を打ち合ってればいいんじゃなくて、ルールとかこういった、基本はこうなんだよということまで教えてるのかどうか、ちょっとそこら辺を聞きたいんですけど、指導課長、お願いします。

○丸山指導課長  小学校のクラブ活動については、主な目的が異学年齢の児童同士で共通の興味、関心を追求する集団活動の計画を立てて運営することとありますので、専門的な技術というところまではなかなか指導が至ってないところが現実でございます。

○根岸光洋委員  だからこそ、地域に移行するというのに当たって、小学校はちょっと中学校ということが対象なんでしょうけど、地域の力をぜひ活用していただきたいなと思っています。

今日のもう一つの趣旨としては、豊島区においてもスポーツ推進条例、これを制定してはどうかということを御提案したいと思っております。今、道府県では20ぐらいの団体、自治体が、また市区町村では50ぐらいの市区町村がスポーツ推進条例を定めて、しっかりとスポーツの推進を基軸としてございます。これも今日ちょっと初めてお話しした話なので、なかなか、そうですか、はい、分かりましたというふうにいかないとは思うんですが、やはりスポーツは、我が区は、文化を基軸としてこれまで豊島区の歴史、伝統、またPRをしてきたというふうに皆さん認識していると思うんですが、スポーツも世界共通の人類の文化であると、このように明記されてございます。オリンピック憲章等々見ても、スポーツは文化であると、という意味では、やはり、文化政策を基軸にしてきた豊島区の発展をさらに強く推し進めるためにも、スポーツ推進条例を制定しながら、スポーツは文化であるということから豊島区の未来をつくる子どもたちの健全な育成とともに、子どもからお年寄りまで、誰もがいつでもどこでもいつまでもスポーツに取り組める、そういったことをなお一層推進していただきたいと、このように思います。御答弁される方がいたら、よろしくお願いします。

○小池文化商工部長  ただいまの条例化の件ですけれども、予算措置を伴う、いわゆる政策条例とは違って、スポーツ振興条例ですと、基本的な方針ですとか責務ですとか、そういった理念を定める条例になろうかと思います。ちょうど来年度から区のスポーツ振興計画、こちらの改定作業に入ってまいります。外部の学識経験者あるいは公募、区民の方々にそういったところを議論いただきますので、そうした条例化の動きも、必要かどうかも含めて、議論をいただきながら、区としてそこら辺も含めて研究してまいりたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  そういった力強い部長からのお言葉いただきましたので、ぜひスポーツ推進条例も含めまして、豊島区のスポーツがなお一層推進されますことをお願いいたしまして、質問終わります。ありがとうございました。