令和 6年 ②予特議会・政経・総務費根岸議員( 3月 5日)

公募でプロモーション

○根岸光洋委員  たくさん時間をいただきましたので、お話をしたい。

まず、私のほうからは予算書の179ページ、新規予算のシティプロモーション経費2,000万円、これについて伺いたいと思います。豊島区は今、本当に毎日のようにニュースというか、いろんな新聞やテレビ、様々なところで、雑誌とかですね、本とか、耳にしたり、目にしたりすることがすごく数年来増えてきたなというふうに感じております。その魅力として、たくさんの方が、若い方も含めて来街される方も増えているし、また税収という面でもそういう方たちが転入しているのだなということを感じているところでございます。Harezaの整備とか、4つの公園の整備とか、トキワ荘とか、様々あると思うんですが、その中で改めて新規事業としてシティプロモーションを立ち上げるというふうにお伺いしました。これについて、どのようなことを考えておられるのか、まず冒頭にお伺いしたいと思います。

○藤田シティプロモーション担当課長  そうですね、もう本当にシティプロモーションは、委員もおっしゃられましたけれども、非常に今、豊島区が注目されている、そういった中で、シティプロモーションは自治体が行うまちの営業活動だというふうに思っております。商品である区の様々な取組、魅力を戦略的に紹介して発信して、まちの認知度、イメージアップを図ってまいりたいというふうに考えております。

そういう意味で、新年度ですね、今はシティプロモーション担当課長ですけども、シティプロモーション課長を公募で民間から採用をして、その方のこれまでの培った経験、ネットワークだとか、マーケティング手法だとか、そういったものを存分に発揮していただいて、事業を展開していきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  分かりました。公募でプロモーション課長を採用するという話がありました。この何か事前の資料なんかいただくと、戦略的なシティプロモーションの実施といったような記載もございますけど、これについてはどういうお考えなんでしょうか。

○藤田シティプロモーション担当課長  戦略的にプロモーションするということでございますが、主に3点ございます。明確な目的を持ったブランディング、豊島区にはいろんな今お話あったHarezaだとか、トキワ荘だとか、駒込のほうにはソメイヨシノの桜もあります。いろんなそういった文化資源、観光資源がございます。そういったものをしっかりブランディングしていく。そのためには先ほどお話ししたそのシティプロモーション課長が、やはりマーケティング調査だとか、ターゲットを明確化してやっていく、それが1つ。

それから、2つ目としては、やはり最適な情報発信ツールの選定。いろんな広報媒体があります。広報としま、これは広報課と連携します。広報としまだとか、SNSだとか、としまテレビ、それからいろんな区情報の発信のツールがありますので、そういったものをしっかりと選定していく。

それから、3つ目が、これはやっぱり豊島区ならではというふうに、今チームとしまという、うちのセクションでありますけども、そういった民間との連携、これも図って区情報の発信をしていきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  分かりました。

では、具体的に今、かなり幾つかの点が部長から御説明ありましたけども、事業と内容としては、もう考えられていると思うのですが、どういったことをお考えなのか、お聞かせください。

○藤田シティプロモーション担当課長  そうですね、やはり豊島区の個性といいますか、マンガ・アニメ、コスプレを活用したプロモーションを考えております。

これが大きく4つぐらいあるのですけども、まず、マンガ・アニメの関連するその出版社だとかプロダクション、これ版元の関係があるので今どこというふうには言えないんですけども、区ゆかりのマンガ・アニメ作品と区の施策、先ほどお話あったすずらんスマイルプロジェクトだとか、あるいは空き店舗の活用だとか、そういったところとコラボして事業を展開する。

それから、2つ目としては、インバウンド関連としてマンガ・アニメ、コスプレを区内外の展示会だとか、そういったところで出展して、紹介して、インバウンド向けに発信していくと。

それから、3点目としては、これは文化商工部と連携してアニソンフェスだとか、あとはやっぱり池袋ハロウィンコスプレなんか、こういったものを連携して、一緒に事業をしていく。

それから、4点目としては、計画的な発信ということで、これ少しヤフーニュースなどにしっかりと取り上げていただくような、そういったところを考えております。

○根岸光洋委員  分かりました。今、多岐にわたる各部、各課との連携というお話がございました。広報も含めた、としまテレビも含めたということも、お話もございましたけど、以前もデパート、百貨店の出身の方が、たしか担当課長をやられて、様々な事業を展開していたと思うのですが、それと比べて、またさらに重層的になっているいのかなという印象を受けたのですが、そのときの担当の方がよくこういう質疑の中でおっしゃっていたのは、民間の方の知恵というか、知識とか経験を生かせていくという意味では、やっぱりお役所ね、お役所という言い方したら失礼ですけど、考え方はかなり違いがあるということはおっしゃっていました。なので、一生懸命自分が旗を振っても、横に展開ができないと。縦には行っても横に行かないのだということを御苦労話としてされていた点があるのですね。

今、聞きましたら、文化商工部だ、広報部だ、様々なところと連携していくという中で、その担当課長さんが本領を発揮するというか、しないといけないと思うんですね。この辺についてはどんな考えがありますか。

○藤田シティプロモーション担当課長  そうなんです。やっぱりそういったシティプロモーション課だけが旗振っても、結局全庁で同じ方向に向かって発信をしていかなければ、結局シティプロモーション課だけがやっているというような感じになってしまいますので、その辺はしっかり、いろんな役割があります。広報課はいろんな媒体を持っていますので、幅広く区の政策、取組をしっかり漏れなく紹介する。あとは自分のところの各部署は部署で、いろんな事業をやっていますので、その事業を紹介しなきゃいけない。チラシだとか、ポスターだとか、ホームページだとかで紹介していく。そして、シティプロモーション課はそういったことではない、区の魅力に磨きをかけて、しっかりと発信していく。

やはりこのことに関しては、シティプロモーション課が旗振りながら、横としっかり連携して、これはこのシティプロモーション課が区長の直轄になるというのが非常に大きいかなというふうに思っています。ですから、こういった先ほど冒頭に言いましたように、方針を決めて魅力を発信していくときには、全庁がその魅力をみんな理解するような形で、シティプロモーション課、全庁の中にもしっかり情報を共有して進めていきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  まさにそのとおりだと思います、区長直轄の担当課ということですからね。また、特に豊島区の場合はこれまでも区長さんが先頭に立って、世界へ、日本へ、豊島区をPRされてきた経緯がございます。昨年もコスプレがあって、新区長さんも本当にすばらしいコスプレがテレビで結構取り上げられたりしたと思うのですが、ああいったことを通して、あともう一つ大事なのが、少し角度を変えますけど、テレビってお話がございましたけど、区長の記者会見、こういったものも大きなシティプロモーションの一つになるとは思うのですが、今現在の区長記者会見はどんな感じで行われてるのか、お聞かせください。

○佐藤広報課長  記者会見でございますが、基本的に毎月1回定期的に実施をしたいと考えておりまして、メディアからも定期的に行われるからこそ、その情報が非常に分かりやすいというふうな好評を得ております。

○根岸光洋委員  月1回というのは、本当に大変な活動というか、職員の皆さんも負担も大きいかとは思いますが、ぜひやり続けていただきたいと思っています。

また、一方、先ほどとしまテレビというお話も出ました。私もかつてお話ししたことありますけど、としまテレビもかなり豊島区の魅力を発信しているんですね。実はこれ、区内だけじゃなくてケーブルテレビのネットワーク網というのがございまして、以前もお話ししたかもしれませんが、日本全国のケーブルテレビのネットワークでとしまテレビが放映されているというのを、私もある地方の方から伺いました。大塚の阿波おどりがね、なぜかうちの県のテレビで映っていましたよというお話をいただきまして、あっ、そうなのだと。それはもう、全然知らなかったので、こういった媒体も利用して、ぜひそういったネットワークを強化していきながら、豊島区の魅力をさらにまたシティプロモーションも一環として発揮をしていただきたいと思いますが、広報のほうで、この辺についてはいかがでしょうか。

○佐藤広報課長  テレビ広報番組、今年度は区長が月に1回出演をしまして、生出演しまして、所管課長と共に8つのまちづくりを説明してまいりました。こういった政策を分かりやすくお伝えする番組をぜひネットワークのそのケーブルを使いながら、全国に発信をしていきたいと考えております。

 

住みたいまちランキング

○根岸光洋委員  ぜひよろしくお願いいたします。

それで、よく豊島区は住みたいまちランキングでいくとかなり上位、1位とかになったこともかつてございますし、訪れたいまち、住みたいまちという意味ではシティプロモーションが一つの大きな柱だと思うんですね。

これ、私が少し聞いたら、やはり住みたいまちランキング2023年首都圏版では1位が横浜、7位に池袋と。また、住みたい自治体ランキング1位が港区、20位に豊島区ということで、自治体となると少し下がるのですけど、まちとしては池袋は魅力的なまちだと感じられていると。

あと、またもう一つ別の不動産関係の住まいの情報という、そういうところから取ったアンケートによりますと、シニア層、65歳以上の首都圏に住む方が、住みやすいまちはどこですかとお聞きしたら、皆さんも想像したと思いますが、1位は巣鴨ということで、65歳以上の方には大きな魅力を感じるまちであると。2位が吉祥寺、3位が赤羽となっていまして、またさらに、一方、逆のパターンで、住みたくないまちランキングというのがあるんですね。

これの2024年首都圏在住者アンケートというのを実はある方が教えてもらいましたら、何と1位は池袋駅ということで、大変なショッキング的な情報だったんですが、何だと思って、少し細かいところまで調べてないのですけど、2位が六本木、3位が新大久保ということで、少し角度が違うなと思って見ていましたら、やはり10代、20代の若者からの回答が多かったと。特にこういう若い方から見ると、夜だと怖いとか、軟派が多いとか、女性陣からもマイナスポイントが多いとか、帰宅が遅いと夜道が怖そうと。汚い、変な人、危ない人が多いとか、歩いているだけで何か不安を感じるとか、治安が悪そう、酔っ払いが多いとか、こういった特に若い方ですね、若い方からのそういった回答が、年齢の高い方はまた違うと思うのですが、そういう意味で、この防犯というところで、角度を変えてお話もしたい、豊島区の魅力を発信するという意味で、防犯ということでお話も伺いたいのですが、やっぱりかつては汚い、暗い、怖い、この池袋の3Kイメージが大きく今は変わっていると思うのですが、この防犯ということに関して、担当は治安対策になるのでしょうかね、今のこのアンケートに基づくと、池袋周辺のこういったことに対する対策について、今やっていることを少しお伺いさせていただきたいと思います。

○三國治安対策担当課長  豊島区内の犯罪発生状況は年々減っていたところ、昨年から、令和4年から令和5年にかけては若干件数が増えております。直近の協働のまちづくりに関する区民意識調査におきましても、治安がよく、安心して暮らせるって回答した区民はまだ35.6%にとどまっておりまして、引き続きの対策が必要だと考えております。これにつきましては警察や関係機関、あとは町会だとかボランティア団体と連携を取りながら、環境浄化パトロールをはじめとする各種治安対策を進めて、地域の安全・安心の確保に努めてまいりたいと考えております。