令和 4年予特委員会 3月 8日⑤文化商工・子ども・教育費

小・中学生体力・部活動外部指導員・中学生の個人開放

○根岸光洋委員  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

私のほうから、子どもの小学校、中学生の健康についてということで伺いたいと思います。

コロナという中で、休校等があったり学級閉鎖があったり、様々、子どもたちの学校の生活の様式も変わってきていると思います。調査というのはなかなかできてないんだと思うんですけれど、令和元年とか2年ぐらいのがあるのかあれですけれど、全国の体力調査みたいなのをスポーツ庁がやってますけれど、こういったものと比較して現在の豊島区の小・中学生、男女の、できればそのぐらいの感じで、体力についてはどんな状況なのか、まずお聞かせください。

○佐藤指導課長  傾向としては、コロナ禍の前と、それからコロナ禍に入ってからと変わりません。投げる力、それから瞬発的な力等については、子どもの体力の低下というんでしょうか、下がってるという状況でございます。

令和2年度につきましては、今年度は実施できているんですけれども、2年度につきましては体力調査も任意でやっておりますので、学校によっても2年度と3年度を極端に比較するというところは今年度まだできてないという状況でございます。

○根岸光洋委員  現場のお声というか、学校でも捉えられているとは思うんですが、ちょっとこの前の全国体力調査を見ると、例えば小学生の男子が若干何か、若干ですよね、気持ち落ちてるとか、また、子どもの、小学生の児童の肥満というんですか、全体のかな、全体増えてるとか、朝食を食べない児童が増えているとかね、授業以外の運動が減少してるとか、そういったことがずっと言われ続けてきたと思うんですが、特に今の指導課長のお話だと、子どもの生活にはあまり大きな影響はなかったんじゃないかというふうに思います。

ただ、しかし、コロナ禍で時間というのがかなり制約される、遊びについても制約される中で、具体的といったら変でしょうけど、現状変わらないんでしょうが、体力の向上、健康への対策として何か特別な取組があればお聞かせ願えればと思います。

○佐藤指導課長  オリンピック・パラリンピックを契機に、パラスポーツというところですね、このコロナ禍でも子どもたちが家の中でも体が動かせるようにということでパラスポーツに着眼をいたしまして、全校にボッチャのセットを配付して、子どもたちが体育の時間だけではなく、コミュニケーションを交わしながら特別活動の中で何かこうコミュニケーションを取れるようにということで、配付をしてやるなんてことを実践したという例もございます。

○根岸光洋委員  小学生については、特に遊び場、遊ぶというか、遊びながら体力を向上させるってよくあると思うんですよね。兒玉部長もよくお子様と遊んでらっしゃると聞いてるんですが、やっぱりこうやってね、大人が遊んであげるというか、お父さんが遊んであげるというか、またお父さんも大変でしょうけれど、こういう、本当家庭で遊んであげる、また地域で遊んであげるというか、その遊び場として大きいのがやっぱり公園だと思うんですよね。一時期聞きましたら、公園で遊んでる子どものお子さんの声がうるさいということで、特にコロナで在宅で勤務される方が増えたのか、今までそういうことがなかったんですけれど、特に公園の近くの方からなのか、子どもがうるさいということで、そのとき聞いたら、なるだけ校庭開放を使ってくださいということで、学校のほうでもそういう指導をしてね、中には公園には遊びに行かないようにみたいなね、そこまでいったところがあるかないか分かりませんが、そういったこともちょっと聞いたんですけど、今現状どうなってるんでしょうかね、この辺は、公園とかで。

○小野放課後対策課長  コロナになりまして、学校も休業中ございました。そういう中で、子どもの遊び場の確保ということで、小学校の校庭開放のほうは実施しておりました。現在も子どもたちの遊び場ということで、引き続き校庭開放のほうは休まずに実施しておるところでございます。

○根岸光洋委員  学校はね、それでいいと思うんです。地域の遊び場というのをね、確保というと変だけど、そういったことにね、やっぱり地域の人に理解してもらうとか、それも必要なのかなとも考えております。これは町会とか地元でもしっかりそういったことを見守っていくということが必要なのかなとも思っております。

一方、中学生については部活動、特に運動部のほうですけれど、時間の制約があったり、学年ごとに順番が決まったりだとかね、時々聞くと、部活動の数も少なくなってきたというようなことも聞いているんですけれども、部活動指導員をぜひ入れて何とか部活動をもっと推進してもらいたいということをずっと私も言ってきて、部活動の指導員が外部指導員以外の部活動の指導員というのを採用されたということも聞いてるんですけど、この辺の部活動指導員さんの関わりと、部活動そのものの今の現状というか、課題とか、その辺を教えていただければと思います。

○佐藤指導課長  部活動の部自体は、それぞれの学校で創部しておりますので、その年々によって数はというふうに若干違いはありますけれども、何か大きくその部自体の活動の数が減ってるという状況はございません。

今委員おっしゃいました部活動の指導員につきましては、現在本区では2名採用しているところなんですが、ちょうど採用したところにこのコロナ禍が参りまして、この方たちの活動も少し若干制約をされてるという状況でございます。

学校の新しい生活様式がこれで定着してきまして、本当に分散登校がスタートした頃は部活動も制限するという状況だったんですが、この学びを止めないといったときには、部活動ずっと本区の場合は、人数制限をしながらとか場所を確保しながらとか、あと実際に子どもたちが接触プレーがない形の個人競技みたいなところを、個人トレーニングみたいなところを重点化しながらですね、ずっと続けてきておりますので、その体力を低下させないながらも続けられてるというところを評価しながら、来年度、再来年度とこれが定着してきたところで、また指導員の増加というところも考えていきたいというふうに思っております。

【中学生の個人開放事業】

○根岸光洋委員  ありがとうございます。ぜひ前向きに捉えていただいて、進めていただければと思います。

もう一つちょっと、中学生の個人開放事業というのがあるんですよね。これ学校開放事業の中の一つで、個人、団体、もう一つが在校生を対象にした中学生の個人開放とあるんですが、多分恐らく昨年もやってない、その前も、令和2年度ぐらいからもうやってないと思うんですね。これ様々な理由があると思うんですが、資料見ますと大体20人から30人の子どもがね、中学生がその場でスポーツ、バスケットやったりバドミントンやったり卓球やったり、いろんなことできるんですよね。そういう場が今なくなってるということで、ぜひこういうのも、団体開放のほうは今再開していただいて多く利用がされてますが、中学生の健康とかスポーツの向上という点ではこの中学生開放、ぜひ再開に向けて検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。

○小野放課後対策課長  中学生の個人開放でございますけれども、団体開放のほうは代表者がいまして、コロナが仮に感染者が出たときも、代表者が中心になって、こちらのほうに連絡をしていただいたり、あるいは利用者に連絡をしていただくというような状況になっておりますが、個人の場合はなかなかそこまでいかないということで、現在中止をしております。コロナのほうもだんだん落ち着いてまいりました。改めて安全確認をしながら、再開に向けて準備をしてきたいというふうに思っております。

○根岸光洋委員  この中学生開放をやってる学校少ない、1つか2つだと思うんですけれど、もうすごく情熱をかけた、おじいちゃんですよね、もうね、中学生から見たら、そういう方が長年やってくださっているんですね。私の子どももそこでお世話になったことあるんですが、やっぱりいろんな子どもたちが、池袋の繁華街行って遊ぶんだったら自分の学校でスポーツを通してね、また、逆に言えば、野球部の子がバスケットやりたいとか、バレー部の子がバドミントンやりたいとか、違う種目もその場では提供できるというか、できるんですよね。そういう意味では、やはり非常にいい事業だったなと私はもう振り返って思うんですね。うちの子どもたちもそこでお世話になって、そのおじいちゃんっておじさんですけど、まちで何かちょっとやってると、ちょっと悪さでもしていれば、こらこらといってこう声かけてくださる、そういう情熱的な方でしたけど、そういう方に支えられて、ボランティアに支えられてこの中学生開放がずっと綿々と続いてきましたので、本当に少ないですけどもぜひ再開していただいて、そういう方がきちんと見守りをしてくださるのでね、中学生だけでやってるわけじゃありませんので、ぜひこの辺はまた学校にも御理解いただいて、取り組んでいただければと思うんですね。

あと、また今小学生のほうはスキップの事業、何か放課後子ども教室というのがあります。この中でもスポーツがございます。ほとんどは習い事というか、お稽古とか英語とかね、そういうのだと思うんですが、私も実は、これ平成16年から18年頃モデル事業でされて、その後、平成19年ぐらいから実際に豊島区でも全校で始まったと聞いてます。私も19年か20年頃から放課後子ども教室で、実は当時の巣鴨小の、今は南池袋小の校長先生ですが、宮澤先生から、僕は卓球やるのでね、根岸さん、バドミントン教えてくれないかということで、平成19年ぐらいから、もうかれこれ十三、四年やってるんですけど、小学校1年生と3年生の、ぐらいを大体相手に、スキップの小さい子どもたちなんですよね。ラケット持つのも大変、羽根を当ててあげるのも大変という中で、そういう子どもたちと一緒にやってきましたけれど、この子どもたちが逆に、その後大きくなって、もうちょっとやりたいということで今ジュニアクラブが出来上がったりして、様々なスポーツに取り組んで、子どもたちの、僅か月に1回の1時間ですけれども、そういったものが契機になってですね、スポーツ向上というか健康増進に役立ってこれたのかなと今自負してるところなんですが、ぜひ、こういった放課後子ども教室の中でのスポーツの割合が少ないんじゃないかなとちょっと思うもんですから、ぜひこういったものを増やしてもらいたいなということを思うんですが、いかがでしょうか。

○小野放課後対策課長  コロナの影響で令和2年度はほとんど子ども教室できませんで、令和3年は、緊急事態宣言が明けて準備をして11月から再開をしております。今、メインが実はスポーツでございまして、文化系というんですかね、みんなで集まってやるものは逆にできない状態で、今スポーツのほうが割合が半分ぐらいでございます。ぜひスポーツのほう、これからも力を入れまして、子どもの体力増進、目標に頑張っていきたいというふうに思います。

○根岸光洋委員  私のほうは時間がこれまでなのでまとめますが、それこそ指導課長に聞かなかったところがあって、ICTを活用したスポーツへの理解の深まりというのも何かちょっと伺ってます。こういったものを使って様々な競技の内容とか、いろいろ技術的なこととか学べるということで、スポーツに対する子どもたちの興味というか機運が高まるということで、ぜひこういったのも進めていってもらいたいと思います。

いずれにしましても、子どもたち、コロナの中という大変な中、豊島区の宝であり日本の未来を担う人材としてのこの子どもたちを、やはり学校、家庭、また地域が協力して健康にすくすくと健全に育っていっていただきたいと思います。これからもそういう意味で、教育のほうの分野で全力を挙げて子どもたちの健康、体力向上に取り組んでいただければと思います。

以上でございます。