17H29年決算 議会・政経・総務費自由質疑 ふま議員(10月11日)

セーフコミュニティ

ふまミチ委員  それでは、セーフコミュニティについてお伺いしたいと思っております。

先ほども質疑ありましたけれども、本年が5年ごとの再認証の審査の年であるということでございますが、私はこのセーフコミュニティの施策というのは、豊島区の顔になりつつあるのかなというふうに思っております。このセーフコミュニティ活動には、10項目の重点課題に対応した対策委員会とセーフコミュニティの拠点の区民ひろばとの連携が2本柱になっていると。その継続していくために5つの視点を持ち続けて、常に点検をしていく姿勢が必要だというふうに言われております。この5つの視点に沿って現状を教えていただければと思います。

渡邉セーフコミュニティ推進室長  セーフコミュニティでございますが、10の課題について取り組みを行っております。ただ、今回認証のときには10の対策委員会で課題をやっておりましたが、今年度、4月から学校の安全対策委員会につきましては、セーフスクールの中の生活安全対策委員会と兼ねておりますので、こちらを今、外しまして、9の対策委員会で課題をやっております。その中で、セーフコミュニティ推進協議会を大もとにして、外傷サーベイランス委員会ですとか、対策委員会でやったものについてのこれまでの5年間の取り組みについて、これから来月、現地審査のほうで審査をしていただくことになっております。

ふまミチ委員  9つということでございます。それで、さまざまな取り組みが区民ひろばで行われているかと思います。その主な取り組みを教えていただければと思います。

八巻地域区民ひろば課長  認証以来、地域区民ひろばがセーフコミュニティの拠点ということで大変取り上げられて、すっかり軌道に乗ったという形でございます。内容としては、一番多いのが高齢者の転倒予防という形になっております。その後、乳幼児さんの誤飲などの安全のこと、それから、防災、減災なども非常に多く取り上げられておりますので、一番多いのは高齢者部門というふうに御理解いただければと思います。

ふまミチ委員  そういうところ、よく見ることがございます。本当に皆様喜々と一つとなってやっておられるのはとてもいいことだと感じております。

先ほどの10項目というか、今9項目になっておりますけども、その中に自殺、鬱病予防っていう項目があったかと思うんですが、以前、豊島区は自殺率の平均が東京都や国を上回っているというふうに聞いていました。認証取得後ってどのように変化しているかわかれば教えてください。

渡邉セーフコミュニティ推進室長  各対策委員会のほうが事務局になっておりますので、こちらについては、健康推進課のほうが事務局としてやっているところではございますが、自殺、鬱の結果につきましても、この5年間で自殺率のほうは下がっている状況でございます。

ふまミチ委員  下がっているということで、ずっと10年間ぐらいはずっと上がっていたかと思います。それがそのように下がってきたということは、このセーフコミュニティの推進がしっかり寄与しているかなというふうに考えております。

今、先ほどもセーフコミュニティが豊島区の顔になりつつあるというふうに言いましたけれども、実際に区民ひろばに集まってこられる方、また、学校、セーフスクールの関係者とか、学校のPTAの方たちとかは、このセーフコミュニティ、よくわかっているかとは思うんですが、それ以外の方というか、区民の皆様がこのセーフコミュニティについては、まだまだ何か認知度が高まっていないのかなと思いますが、いかが考えますでしょうか。

 

渡邉セーフコミュニティ推進室長  確かに委員おっしゃるとおり、区内の全体としての認知度はまだちょっとなかなか上がってないというのが現状でございます。

ふまミチ委員  認知度が上がっていないということでございますので、今回、再認証に向けいろいろスケジュールを組んでおられると思います。それを契機にというか、新たにまた皆様に知っていただくような何か広報とか考えておられることがあれば教えてください。

渡邉セーフコミュニティ推進室長  なかなか全区民のほうに周知するのは難しいところはありますが、先月、その前ぐらいから、広報としま等でセーフコミュニティの再認証ですというような記事などで広報のほうはしてございます。また、啓発グッズなどをつくりまして、その中でも区民ひろばのほうでお配りしましたりですとか、昨年、パンフレット、広報のパンフレット、セーフコミュニティのパンフレットも新たに作成いたしまして、それらについても配布するなどして広報活動には努めていっております。

○ふまミチ委員  これから周知徹底ということでよろしくお願いいたします。また、私たち議員からもしっかりその旨を伝えていきたいなというふうには思っております。

最後に、この本区として再認証への決意、そして、また、今後の展望をお聞かせ願いたいと思います。

○高野区長  5年前にこのセーフコミュニティ、全く私も当初はセーフコミュニティすらわからなかったわけでありますが、いろいろ箕輪町さんとか、他の自治体の方々にもいろいろこの取り組みについてレクチャーを非常に興味を持ち、まさに安全・安心のまちをつくる豊島区のイメージアップとか、あるいは、ブランドとして安全・安心なまち、これが全てのまちづくりの基本というような思いを強く持っておりました。これを導入するに当たっては、スウェーデンですか、にもお邪魔して、本部にもお邪魔して、これらについて実地にいろいろな面で勉強もしたわけでありますが、そして、一番は、やはり警察の協力なくしては、これはなし得ないというようなことも学んでまいりまして、警視庁とも緊密な連携をとりながら、これに踏み切って、当初は非常に皆さんにも周知が、十分な周知ができなかったわけでありますけど、5年たった今でも、まだまだだと思いますけど、ことしはかなり浸透していると同時に、やはりその拠点、先ほどお話しした区民ひろばが一つの大きな拠点になって、それがまさに豊島区ブランドとしてのセーフコミュニティにつながっているのではないかな。さらに加えて、セーフスクール、これと相まって、セーフスクールのほうは、セーフコミュニティは豊島区で一つしかとれませんけど、セーフスクール30校、小中合わせてですね、これら非常に顕著な安全・安心な結果が出ておりますので、大変教育委員会のほうでも熱心にこれにも取り組み、お互いにそれらについて基本的な安全・安心をぜひつくり上げていきたいという、そういう意味でも私は大変わかりにくいかもしれないけど、これを浸透させることによってどんどん浸透して、それがひいてはお話のように、豊島区のイメージ、あるいはブランド力、全ての面につながってくるのではないかと思っておりますので、ぜひ、来月ですよね。来月がいよいよ再認証ということで、本当に心してしっかりと取り組んでまいりたいと思います。