17H29年決算委員会 文化・教育費 ふまみち(10月17日)

学校図書館の司書、読書活動推進/障害者スポーツ支援,体育施設のバリアフリー化

○ふまミチ委員  本日もよろしくお願いいたします。

午前中もありましたけれども、読書活動についてお尋ねしたいと思います。

私ども区議団は、読書は人生をより深く生きる力をつけていく上で欠くことのできないものであるとの思いで、今までも全力で取り組んでまいりました。

学校図書館の重要性を訴えて、学校図書館の司書配置の拡充なども今までに提案させていただいております。28年度より区立図書館の一部が指定管理者になったため、区立図書館司書が学校に赴き、生徒の読書活動の支援などの学校支援を展開してくださっております。その現状をお聞かせください。

○大須賀図書館課長  おかげさまで読書活動推進計画第三次の推進状況でございますけれども、読書活動の、特にとりわけ学校図書館の読書の貸出冊数等も非常に多くなっておりまして、120%増ということで32年の読書活動推進計画の目標を超えている状況にございます。また、区立図書館の子ども図書館の貸出冊数も27年度と28年度を比較して110%となっており、やはり同じく32年度の目標を超えている状況にございます。

○ふまミチ委員  わかりました。それでは、どうしてそのようになったのか、見解を教えていただければと思います。

○大須賀図書館課長  やはり先ほど委員からお話がございましたように、学校図書館におきましても図書館司書が派遣という形で、兼務発令という形で派遣されております。そうした関係で、これまでの委託よりも学校と図書館が一体となって学校図書館を学習情報センターとして人的側面からも支えるということが充実している結果と認識してございます。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に司書の効果だなと思います。

以前よりも私ども公明党が学校図書館司書の配置の拡充を要望させていただいておりますけれども、さらに拡充していただけることは可能なのでしょうか、お聞かせください。

○大須賀図書館課長  拡充につきましては、おかげさまで今年度中学校8校、そして小学校22校に配置したところでございますので、今現在非常に好調ではございますが、そうした詳細につきまして検討させていただいて、また今後について、さらに教育委員会と連携をとりまして検討していきたいと考えております。

○ふまミチ委員  わかりました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。

それと、昨年ですけれども、私どもの一般質問で活字文化の振興や子どもの読書環境をよりよくするために、全区民を対象とした読書活動推進計画の策定を要望させていただきました。その要望がどのようになっているのかお聞かせください。

 

○大須賀図書館課長  本年5月にいわゆる基本方針と、それから事業計画を包括した豊島区立図書館基本計画を策定いたしました。こちらは子どもから大人まで知的好奇心を満足させる図書館ということで、区民の学習情報センターとしてという理念を掲げ、中には図書資料の蔵書方針も示したものでございます。29年度から32年度の4年間の計画でございまして、これは33年度から子ども読書活動推進計画と連動させまして一体的にさらに計画を立てたいというもとで4年間の計画としたものでございます。

○ふまミチ委員  区立図書館基本計画が策定されたということでございますが、そこで明記をしていただいたのかなと思いますので、ここでまたさらなる全区民を対象とした読書活動が推進されていくのかなと期待させていただきたいと思います。

豊島区立図書館基本計画の策定に当たり、パブリックコメントをされたと思います。区民の皆様からどのような声があったのかお聞かせください。

○大須賀図書館課長  パブリックコメントにつきましては、本年3月1日から31日までの1カ月間募集いたしました。全体で9件の御意見を頂戴しております。多くは計画のさらなる充実、推進の御意見でございましたが、そのうち2件、1件は目白図書館の中心テーマでございます赤い鳥というテーマに加えまして、びわのみ文庫についても資料収集をしたらいかがかという御意見でした。こちらについて計画に反映させていただきました。

もう一件につきましては、子ども図書館の設置についての御意見をいただいたところでございますので、こちらも、検討するという意味で計画に反映させたところでございます。

○ふまミチ委員  先ほどからもお話がありますけれども子ども図書館でございますが、この子ども図書館ですが、渋谷区で既にやられているというお話がございます。その渋谷区の笹塚こども図書館ですかね、ちょっとその様子を教えていただければと思います。

○大須賀図書館課長  渋谷区のこども図書館は、子育て支援センターのちょうど2階に設置するという形で、子ども支援について、子育て支援について一体的に活動できるような場所になっております。赤ちゃんから、それから児童まで、親子でゆったりと語らいながら本の世界を楽しめるということで、非常に好評だと伺っております。

ですので、そういう意味で一般の利用者のことを気にしないで、静かにすることがどうしても求められますけれども、お話や、歌ったり、それから中には物語についての遊びをちょっと加えたりといった、そうした活動ができるところと視察の上で感じたところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

豊島区でも今、設置を考えてくださっているということでございますが、豊島区もそのような支援センターを使いながらやっていくとか、何かお考えがあるのでしょうか。

○大須賀図書館課長  豊島区につきましては、実現に向けての場所が非常にネックとなっているところでございます。ただし、やはりパブリックコメントでも御意見をいただきましたし、もちろん一般質問でも御意見を頂戴しておりますので、設置に向け、実現に向けて場所と、それから予算等の精査を現在しているところでございます。

図書購入・所蔵図書冊数は13位、区民広場貸し出し

○ふまミチ委員  わかりました。

本当に私どもからも子ども図書館設置に関しましては要望させていただいておりましたので、ぜひとも1日も早い設置ができますよう、よろしくお願い申し上げます。

済みません、また先ほどの図書館基本計画に戻らせていただきたいんですが、図書館基本計画によりますと、区立の図書館は中央図書館と地域図書館が6館で、全館で所蔵図書冊数は76万冊あり、来館者数は2015年度に177万人、貸出冊数は201万冊と記載されてありました。この計画によると、現在のこの数値は他区の図書館と比較すると23区中18番目ということまで書いてありました。また、区民1人当たりの図書館資料購入費を23区の平均に近づけたいという要望もあり、2020年に来館者数を190万人、貸出数を216万冊、蔵書冊数を82万冊ともありました。

我が会派の高橋議員の一般質問で、図書購入費の拡充を要望させていただきましたが、本年度はどのぐらいになったのかということがわかれば教えてください。

○大須賀図書館課長  図書資料費につきましては、今年度予算で1,120万円を拡充させていただいたところでございます。おかげさまで区民1人当たりの図書資料購入費はこれまで18位でございましたが、これが13位と順位を上げることができました。おかげさまで毎年度4万冊ほどを購入してございますが、これに加えまして、平均単価が1,700円程度でございますので、単純計算でございますが6,600冊ほどを購入する予定でございます。国際アート・カルチャー都市を標榜する都市として、図書資料もさらに努力していきたいと考えているところでございます。

○ふまミチ委員  順位が18位から13位になったということは喜ばしいことかと思いますが、本当に図書の増刷ですかね、拡充というのはなかなか毎年気を使いながらやっていかなきゃいけないかと思いますので、またぜひとも拡充をよろしくお願いしたいと思っております。やはり図書館には所蔵冊数が多いほうが興味が湧き、足を運びたくなると思いますので、ぜひともさらなる拡充をお願いいたします。

それと、これもですけれども、昨年要望させていただきました、読書活動を推進していく上で区民ひろばに図書の設置を要望させていただきました。御年配の方がやはり図書館まで足を運ぶのがなかなか難しいとか、また子育て世代の方が区民ひろばで遊ぶときに見たいとか、そういう状況がございましたので、区民ひろばに設置をと要望させていただきましたけれども、その利用状況、また区民の皆様のお声を聞かせていただければと思います。

○大須賀図書館課長  今年度より区民ひろば朋有と区民ひろば南池袋で、モデル実施という形で団体貸し出しを開始したところでございます。1カ月に1回、40冊から50冊ほどを団体貸し出ししております。二つの区民ひろばにヒアリングに伺いましたところ、大変好評をいただいております。とりわけ高齢者の方については字の大きな大活字本がよく見えるということや、それから写真の載った本を見るというのがとても楽しみだということでした。写真の載った本はちょっと重たくて、それを家に図書館から借りて帰るのが大変なので、区民ひろばで見ることによって、楽しむことができるというお声をいただいております。こうしたことを参考にして、どういう本を選ぶか、団体貸し出しの中身について検討しているところでございます。

また、子育てひろば向けに絵本の団体貸し出しもしておりまして、こちらも毎月いろいろな絵本がかわるがわる見ることができるということで好評でございまして、来年度に向けては段階的に拡充していきたいと考えているところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

それで、図書ネット便による団体貸し出しでございますが、区民ひろば以外で今後やる予定があるのでしょうか。

○大須賀図書館課長  子どもスキップからの団体貸し出しの要望が現在出てございます。放課後対策課と協議しているところでございまして、実施に向けて、現在ネット便が満杯状況ということもございますので、その調整等を早急に図り、準備を整え、スキップへの団体貸し出しも実施したいと思っております。

○ふまミチ委員  わかりました。

それでは最後に、図書館課では本に親しんでもらおうという、さまざまな取り組みをしてくださっております。特に今これがお勧めという事業がございましたらお聞かせください。

○大須賀図書館課長  1点でございますが、指定管理者が実施しておりますぬいぐるみおとまり会という事業がございまして、こちらが大変好評でございます。お気に入りのぬいぐるみをお子さんにお持ちいただいて、おはなし会を楽しんで、その後、ぬいぐるみは図書館にお預けして、夜の間、図書館をぬいぐるみが探検して子どもにお勧めの絵本を選び、その選んでいるところの写真を撮って、次の日にそのお勧めの本と写真をあわせてお子様にお返しするというような、そうした事業を行っておりまして、非常に好評でございます。

また、もう一つは先ほども申し上げましたが、公民連携を活用したおはなし会でございまして、西武百貨店の屋上庭園や、それから先日は南池袋公園内のカフェラシーヌでのおはなし会も実施いたしました。こちらも日曜日でしたが、非常に雨が降りましたので、テントを張ってのおはなし会でございましたが、テントがいっぱいになるほど、40人近くの親子に集まっていただいて、本当におはなし会を楽しんでいただいたところでございますので、こうしたアウトリーチ型の事業についても検討していきたいと思っております。

○ふまミチ委員  本当にさまざま取り組んでいただきまして、ありがとうございます。

読書というのは、障害の有無や年齢などの身体状況にかかわらず、全ての区民がひとしく共有できるものでなくてはなりません。豊島区では読書活動推進のためにさまざま取り組んでいただいていることに深く感謝しておりますが、さらなる取り組みをお願いして終了させていただきます。

障害者スポーツ支援

○ふまミチ委員  今度は障害者スポーツ支援についてお尋ねをいたします。

東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り3年となりました。新聞報道で拝見しましたが、豊島区が立教大学とオリンピック・パラリンピックの推進に関する協定を締結し、スポーツボランティアの育成、障害者スポーツの支援といった取り組みを進めていくといった内容でした。

そこで、こうした障害者スポーツに取り組める環境整備についてお伺いいたします。初めに、区内体育施設の28年度の利用状況についてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  区内及び区外です、三芳グラウンドも含めまして9施設でございます。合計で126万8,111人、昨年度比で3%の増となっております。

○ふまミチ委員  わかりました。

では、障害者スポーツ支援に取り組むに当たって、区は現状についてどのように分析されているのかと、また体育施設での障害者の利用実績をあわせてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  障害者が区立の体育施設を利用する場合には、障害者手帳等で確認をいたしまして、免除カードというものを発行して御利用いただいております。

この免除カードの発行数が28年度は354人でした。区の身体障害者手帳の所持者数、また愛の手帳の所持者数を合わせますと約8,300人の障害者の方がいらっしゃるということです。これで先ほどの354を割り返してみますと、全体の4.2%の方に御利用いただいているのかなと思っております。

池袋スポーツセンターを例にですけれども、1カ月間でどの程度御利用いただいているかということでちょっと調べてみました。稼働日数が30日で、身体障害者の方、また知的障害のある方の利用が1カ月で、延べですけれども990人です。これはプール、トレーニングルームを御利用いただいていますので、ダブルカウントの方もいらっしゃいます。また、介助者の方はこれも利用が免除ということで、介助されて一緒に来られている方も中にはいらっしゃるかと思います。こういった数字を30日で先ほどの990を割り返しますと、1日30人ぐらいの方が、これより障害者となるともうちょっと実数は少ないかと思いますけれど、30人ぐらいが1日利用されているということでございます。

○ふまミチ委員  障害者の方の登録が4.2%で、池袋スポーツセンターでは1日30名の利用があるということでございますが、この数字として利用が多いのか少ないのかよくわかりませんが、どのように分析されているのでしょうか。また、ほかのスポーツセンターでも同様の数字なのか、ちょっとお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  この数字は、私は決して多いとは思っておりません。もちろん障害の程度によってはスポーツを本当に行うことが困難だという方もおられるかと思います。先ほどお話しした数字は池袋スポーツセンターですが、ここはバリアフリーといいますか、障害者の方には非常に使いやすい施設なのかなと思います。先ほど池袋スポーツセンターだけをちょっとお話しいたしましたが、ほかの施設に関しても同様にございますけれど、やはり池袋スポーツセンターが一番多くて、あとは南長崎スポーツセンター、これが1カ月では延べで247件、先ほどの池袋スポーツセンターが990件ですから、池袋スポーツセンターが突出して非常に利用が多いのかなと思っております。

区ではスポーツ推進計画、週1回以上スポーツを行う障害のある成人の方の割合を、現状の18.2%から30%に引き上げたいと考えています。そういう意味で、スポーツボランティア、としまスポーツ応援団という事業を開始したところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

それでは、既に障害者スポーツの支援で取り組んでいる点について、二、三例挙げてお聞かせ願えればと思います。

○藤田学習・スポーツ課長  既に実施している事業でございます。10月15日、雨天でございましたが、障害福祉課が実施している障害者スポーツのつどいだとか、また当課が行っておりますけれども、としまスポーツまつり、これは10月9日、晴天に恵まれましたけれども、ここでのいわゆるパラスポーツの紹介、また区民ひろばで、ことしは11カ所でボッチャをスタートしております。また、先ほどお話しましたけれども、としまスポーツ応援団という中で障害者水泳の教室を、10月14日に団員の方向けに開催をしております。また、10月19、20日には、今度、指定管理者のスタッフ、また区の水泳連盟の方々を集めまして障害者水泳の指導者講習会、これは日本身体障がい者水泳連盟と初めて関東圏では実施するものでございます。

スポーツ応援団

○ふまミチ委員  わかりました。さまざまやっていただいていることはよくわかりましたけれど、今お話のあったとしまスポーツ応援団について、現在の登録状況とか、また今後の展開などについてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  このとしまスポーツ応援団でございます。募集の開始から約2カ月で170名の応募がございました。応援団員の皆さんには、立教大学の協定の締結によりまして立教大学の松尾先生の監修で作成したガイドブックを配付して、できることからやっていただくようなメニューを考えてございます。2カ月で170名の募集がありまして、内訳は男女比で男性が44%、女性が56%でした。世代はやはり40代から60代が全体の70%を占めまして、区民の方が9割、ボランティア経験のない方が60%ということでございます。

実はうれしいことに区立小学校の副校長先生からお電話いただいて、この事業に子どもたちも参加させたいというお言葉をいただいております。団体の申し込みというのは、今まで考えていなかったものですから、加入方法につきましては、現在詰めてございますけれども、2020年の東京大会までには1,000人の応援団員を集める目標でおります。メールマガジンの定期的な配信、障害者スポーツを知る講座、観戦ツアーなど、大会ボランティアの活動を東京大会につなげるような形で進めていきたいと思っています。

○ふまミチ委員  子どもたちもということでわかりました。

私も課長からスポーツ応援団のお話を伺いましたが、以前にチラシはいただいておりました。チラシをぱっと見て、スポーツ応援団というだけだったというか、よく読まなかったので、ああそうなのか、これやっているんだで終わってしまい、本当に申しわけなかったのですが、課長からこのことを伺ったときに、まず見ることから、知ることから始めるという説明を受けました。本当にそこから始めるのであれば大丈夫かなと思って自分もハードルが低くなって登録をさせていただきまして、先日もタオルを頂戴いたしました。限定300名ということで、うちの区議団の根岸さんと私と2人でそのタオルを持って、これから応援していこうとは思っておりますが、目標1,000名ということですので、まだまだ少ないのかなと。少ないというか、始まったばかりですからどれくらいかわかりませんけれども、まだまだこれからだと思います。

チラシだけだとなかなかわかりにくいというものもございます。ですので、今もやっていただいているかと思いますけれども、さまざまなイベントや会合などで口頭でというか、そのような説明をする機会がふえればいいかなと思います。地域の方でボランティアをやりたいという方がいらっしゃいましたので、ぜひこういうのがあるよというお話をさせてもらったら、ではそこから始めるならできるかもしれないからということで、登録をすると言っておりました。ぜひとも区民の皆様に知っていただくためにさらなる御努力をお願いしたいのですが、どのようなことを今後やっていくかお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  本当に1,000の目標に向かっては、やはり地道な努力が必要だと思っています。今考えているのは、やはり学生、若い力をボランティアに結集したいと思っていますので、区内の7大学、既に立教大学はやはり松尾先生の関係で来て、ちょっと説明してくれということがございましたので行ってまいりました。今後やはり足で稼いで、立教大学だけではなくて帝京平成大学、また大正大学だとか、そういった区内の七つの大学、また専門学校等もあります、そういったところに出前的な出前授業といいますか、そういう形で実際に行って説明をし、また今ふま委員からもお話がありましたけれど、実際やはりボランティアになっていただいた方が口コミで伝えていただくというのも大事ですので、そういったいろんなイベントだとかでも紹介をさせていただいて、1,000の目標をつくっていきたいと思っています。

現状の体育施設のバリアフリー化

○ふまミチ委員  わかりました。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。

さまざま今伺ってきまして、ソフト面での障害者スポーツ支援については理解しました。では、現状の体育施設のバリアフリー化はいかがなんでしょうか、お聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  今年度、これから実施なんですけれども、豊島体育館で予算をつけておりまして、具体的には体育館の1階の正面玄関の横に車椅子で昇降できるスロープがあるんですが、あの傾斜が急なので、緩やかにするような工事をいたします。また、競技場へ安全に行き来できるように、2階から地下1階への階段に手すりの設置を考えております。また、やはり実際に使っていただいている障害者の方にどこがふぐあいというか、そういったもの、これは我々が考えるよりやはり障害者の方と一緒にヒアリングして、実際にその場で、何というか、こういうところの使いが悪いんだよということを聞く場を設けて、今後、財源の問題はありますけれども、そういった障害者の方の目線をしっかり取り入れた形での改修工事につなげていきたいと思っております。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に区も障害者スポーツの支援に力を入れてくださっているのは感じました。

最後に、障害者スポーツの支援に関しての取り組みに当たり、意気込みをお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  障害者スポーツに関しては、やはり昨年のリオデジャネイロパラリンピックを見て、非常に盛り上がりました。そして、それを何とかつなげていきたいということで、残り3年になっております。やはり3年というのは長いようで短い。この3年間にできるだけ障害者のスポーツの支援、取り組みというものを皆さんに知っていただく場を提供していきたいと思っています。

現在、障害者が区民大会に出場するということはほとんどありません。この理由は主催者側が別に拒否しているわけではないんですけれど、やはりPR不足だったり、実際に受け入れる体制がまだまだ整っていないという状況がございます。参加条件や運営面でも課題はありますけれども、将来的には健常者の大会に障害者も一緒に競技できるということがよりよい形、それが共生社会の実現だと考えてございます。

今後も区職員、また体育協会、加盟団体と話し合いを進めながら、意識の向上を図ってとしまスポーツ応援団の事業を拡大してまいりたいと思っております。

○ふまミチ委員  ぜひとも区の障害者スポーツの支援の取り組みを強化していただくとともに、スポーツボランティアの育成であるとしまスポーツ応援団の加入促進も図っていただき、健常者も障害者も生き生きとスポーツに参加し、楽しめる環境をさらに整えていただけますよう要望して、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。