17H29年決算 全部の補足 ふま議員(10月19日)

がん対策推進

ふまミチ委員  本日もよろしくお願いいたします。私のほうからは、成人保健対策経費についてお伺いいたします。

昨年、がん対策基本法成立から10年たちました。そして、本年はがん対策推進基本計画の見直しの年に当たります。がんを予防する上で重要ながん検診でございますが、今委員会でもがん検診の質問があったかと思いますが、なるべく重複しないように質問をさせていただきます。

まず初めに、がん検診の平成28年度のそれぞれの受診率と他区と比べてどのぐらいなのかお聞かせください。

常松地域保健課長  全体で19.2%でございます。全体と申しますのは、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんを含めたいわゆる国の5がんというふうに言われているものの合計でございます。この中で、一番受診率、ありがたいことに高いのが乳がんでございまして38.2%、一方、低いもので申しますと胃がんが4.7%、肺がんが5.7%という状況でございます。

ふまミチ委員  わかりました。本当に乳がんと比べると、胃がん、肺がんが低いかと思います。特に胃がんが4.7%ということで低いと思いますけれども、その胃がん、肺がんについて、なぜ受診率が低いのか、御見解をお伺いいたします。

常松地域保健課長  ちょっと手続的に御負担が重いというところもあるのかなというふうに思っているところでございます。お申し込みをいただくときに、受診をするといったようなことを御連絡いただいてから関係書類をお送りしているといったようなところが、例えば大腸がんとかですと、もう検体を出していただいて、問診票を出していただいて、そこから始まるといったようなところが簡便なのかなというふうに思っておりまして、その辺今後検討していかなければいけない課題かなというふうに思っているところでございます。

ふまミチ委員  わかりました。手続のことだということでございますが、あと、胃がん検診なんですけれども、今、内視鏡検査導入が検討されているかと思います。ちょっとその背景をお聞かせ願えればと思います。

常松地域保健課長  国のほうで、がん検診につきまして、さまざま定期的に検討が進められているところでございます。厚生省のガイドラインでありますとか、あるいは国立がんセンターの有効性評価に基づくがん検診ガイドラインなどの中で、複数の報告の中で、胃がんにつきまして内視鏡検診の有用性につきまして指摘がされたことなど、こうした諸般の状況を踏まえて、国のほうの動きがありますので、区といたしましても積極的に取り組んでいきたいというふうに考えて、今検討中でございます。

ふまミチ委員  わかりました。では、国のほうからの推奨ということで、我が党からも胃の内視鏡検査の導入を要望させていただいておりましたけれども、本区では今検討中ということで、具体的にどのように進んでいるかをお聞かせ願えればと思います。

常松地域保健課長  来年度、平成30年度からの導入に向けまして、最終的に医師会のほうと協議をさせていただいているところでございます。50歳以上の方に2年に1度というような形で内視鏡の受診をいただくようなスキームを考えております。一方、バリウムにつきましては、2年に1度ということではございませんで、毎年受診ができるということでございますので、例えば御希望の方がいて、偶数年の年には例えば内視鏡のほうで受けていただいて、それ以外の年についてはバリウムのほうで経過観察をしていただくといったようなことも含めて、御選択いただけるような形で進めているところでございます。ただ、ちょっと実務的に乗り越えなければいけない幾つかの課題がございまして、今、医師会のほうと、あるいは健診センターとそれを調整中でございます。

ふまミチ委員  わかりました。その課題ですけれども、何かいろいろあると聞いておりますが、ちょっとその課題を教えていただければと思います。

常松地域保健課長  例えば、内視鏡の画像の中で、ポリープのようなものが出た場合に、検診でございますので、基本的にはあるなという認識をするところで終わってしまうわけでございますけれども、せっかくと申しますか、この機会で胃の中に内視鏡が入っている中で、簡単に切除できる機会をどういうふうにするんだといったような考え方でございます。今、医師会のほうとお話をさせていただいているのは、それを御本人様と確認をしていただいて、そこから先は検診ではなくて治療行為に移行していただくといったようなことができるといいのかなというところでございまして、ただ、その同意の取り方みたいなものをどのような形でやっていくのかですとか、あるいは読影と申しまして、その画像を評価して、それががんの前兆であるのかどうなのかといったようなところの分析をしていただくんですが、通常診断ですと、やっていただいているお医者さんが、これはちょっと心配だねというふうに御判断されるわけですけれど、検診でございますので、もう一回読影の機会を設けなければいけないというところで、その読影の機会をどういうような形でやっていくのか、画像の流通をどのような形でやっていくのか、みたいなところがもう一つのネックでございます。

ふまミチ委員  わかりました。さまざま課題があるかと思いますが、ぜひともそこを乗り越えて導入していただきますようよろしくお願いしたいと思います。

また、今の、受診率を向上するためにさまざまな取り組みをしていただいておりますけれども、新たに何か考えておられることがあればお聞かせください。

常松地域保健課長  受診率につきましては、何とか一層の向上を図っていかなければいけないというふうに思っているところでございます。

先日もこの特別委員会の中でお話をさせていただきましたけれども、本区、無料でがん検診を受診できるといったような条件を整えておりまして、その意義みたいなものをもっと区民の皆様に知っていただくということも必要かなというふうに思っております。

また、せんだって、医師会の先生方とお話をさせていただく中で、やはり医師のほうからそのがん検診の意味みたいなものについて、さまざまな、例えばほかの疾病の御相談で診療所に行かれたときに受診勧奨していただくといったようなことにつきましても、前向きに取り組んでいただけるといったようなところでございます。

先ほど申し上げました手続の煩雑さみたいなところをなるべく簡素化していくことにつきましても、今、事務レベルで検討しているところでございます。

 

○ふまミチ委員  わかりました。またちょっと角度が違うんですが、今、働きながら通院治療をする患者さんがふえていると思います。東京都は本年6月からがん患者さんの就労や職場復帰に配慮する企業への助成制度が導入されたとのことですが、この取り組みを受けて本区では何かされていることがあれば教えてください。

 

○常松地域保健課長  職場となります企業様への働きかけというのは、なかなか区単体では難しいところでございます。例えば豊島区民の方が豊島区内の企業にお勤めということでもございませんので、これにつきましてはやはり広域の対応が必要かなというふうに思っております。

また、委員、先ほど御紹介いただきました第3次の国の計画の中でも、働きながらといったようなことにつきましては重要だというふうに思っておりまして、CMなどでも最近そういったところがふえていることは大変望ましいことかなというふうに思っているところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。本当にがんは、今、死に至る病から長くつき合う慢性病へと変わりつつあると思います。がん患者の皆様も本当に今までどおり普通の社会生活をされていくのかと思いますので、今後ともその就労支援、職場復帰に関して、都の助成の制度も導入されました。ですけれども、豊島区としてもその就労しやすい環境づくりなど、患者さんへの御支援を要望させていただき、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。