令和元年決算委員会ふま議員10月11日議会・政経・総務費

庁舎管理駐輪場

○ふまミチ委員 続きまして、庁舎管理についてお伺いをいたします。

平成27年5月に庁舎が移転して、4年余り経過いたしました。現在の区民や来庁者の庁舎に対する評価をお聞かせください。

 

○田中財産運用課長  庁舎の定期的なアンケートというのは、現在実施しておりませんで、開庁後、約半年後に1回実施をしたままでございますが、1階の総合案内では、さまざま来庁者の方の生の声をお聞きしております。その中で、どこの窓口に行っても職員が親切である、土日開庁しているので助かる、庁舎内に美術品が飾られているなど、細部まで行き届いている、区民の誇りとなる庁舎であるなどの声をいただいております。また、御視察も、これまで公式なものだけで500件、5,000名の御視察をいただいておりまして、公民連携のモデルケースとなる先駆的なすばらしい庁舎であるというような評価をいただいておりまして、庁舎移転後もさまざま改善を図っておりまして、実感としては、移転直後以上に、現在のほうが庁舎の評価は高まっているものと受けとめております。

○ふまミチ委員  庁舎管理を行う上で、さまざまな業務を民間事業者の方に委託をされていると思います。それぞれの委託業務の成果について、どのような評価がなされているのか、お聞かせください。

○田中財産運用課長  委託業務の主要なものといたしましては、清掃、また警備、設備の保守点検、それから、先ほどお話をした総合案内、また、植栽の管理業務等がございます。委託内容を確実に履行していただくことは、当然でございますが、品質につきましても、最先端の区民サービスを実現する本庁舎にふさわしいものとなるものを期待しておりまして、現状、それぞれの事業者が、この庁舎の理念をしっかり理解をいただいて、高いレベルの業務を遂行いただいているものと評価をしております。

○ふまミチ委員  本当に庁舎や委託業務について、おおむねの高評価というふうに受けとめたところでございます。

そこで、庁舎の駐輪場について、ちょっと質疑させていただきたいんですが、本当に、この庁舎の駐輪場、大きなイベントがなくても、今まで以上に何か大変混み合っているように、最近見受けられるんです。区民の方からも何か自転車がいっぱいで駐輪しにくいとかという声も伺っておりますが、その都度、駐輪場が混雑すると、庁舎の管理の方などが、一生懸命整理をしてくださっているので、すごく助かっておりますが、この駐車場の収容台数、1階と2階、それぞれ何台ずつなのか、お聞かせください。

○田中財産運用課長  まず、1階の駐輪場につきましては、来庁者、区議会議員、店舗、クリニック、保育園等、建物の利用者のために設置をしておりまして、収容台数は200台でございます。管理区分は、非住宅供用部分となっておりまして、管理組合の所管となります。地下の駐輪場につきましては、自転車通勤の職員及び庁用自転車用としておりまして、収容台数は150台で、管理区分は、庁舎の占有部分でございます。

○ふまミチ委員  この台数が多いのか少ないのかというのはよくわかりませんし、その点、庁舎をつくるときにそういうふうに決められたかと思います。1階の駐輪場とかに関して、2段式のラックになっています。ですけども、2段式のラックが、なかなか利用されていないなというのもちょっと感じております。実際、電動アシスト車に関しては、2段目のほうには重くて入れられないのかと思いますけれども、最近では、電動アシスト車も2段目に入れられる、そのようなラックもあるというふうに言われておりますが、豊島区の、この2段式ラックは、実際電動アシスト車は今上げられない、そのような、ちょっと古いタイプのものなのでしょうか。

○田中財産運用課長  御指摘のとおり、耐荷重上、電動アシスト自転車につきましては、下段のみの利用となります。

○ふまミチ委員  それで、今混み合っておりますけども、区としては、どうして、このように混み合っているというふうにお考えになっているか、おわかりになれば教えてください。

○田中財産運用課長  こちらも、何か一つの原因というより、複合的な原因があるというふうに受けとめておりまして、例えば庁舎や駐輪場そのものが認知されてきたこと、また、センタースクエアや庁内のイベントの普及啓発の効果、また、保育園の開設、それから、何より電動アシスト自転車の利用者の増加、これは全国平均ですと8%と言われておりますが、この庁舎ですと約3割ぐらいが電動自転車を利用されているというふうに分析をしておりまして、それらの原因があると思います。また、平成28年12月から当初の無料の時間を従前の1時間から3時間に延長したということも原因としてございます。また、混雑している場合でも、2段ラックの上はあいているケースはあるんですけれども、場内整理を行って、ラック格納のお手伝いをすれば、ある程度、待ち時間の解消はできるんですが、この点で行き届いていなかった部分もあるというふうに思っております。

○ふまミチ委員  さまざまな要因があるということでございます。

本当に、その混みぐあいや課題などを知る上で、利用者の皆様にアンケートをとって、実態を把握されたほうがよろしいのかと思いますが、そのアンケートとか、今後される予定とか、お考えをお聞かせください。

○田中財産運用課長  実際に利用者の方も、手元に2年前と比較があるんですけど、2割くらいふえているというようなデータもございます。これらも管理組合の所管になっておりますが、十分協議をいたしまして、データのほうにつきましても、さらに分析して、また、アンケートの御提案がございましたけれども、これらも含めて、実施をして研究に努めたいと思います。

○ふまミチ委員  本当に駐輪場の見直しというのは、建物の大規模改修時や、あと老朽化のタイミングでなされることが多いと聞いています。でも、中には、新築から二、三年で利用のしにくさの声が寄せられて、見直しの検討をするという場合もあるかと思いますので、庁舎も4年過ぎたところでございますので、しっかり見直しを今後検討していただきたいと思いますので、今後とも安全で利用しやすい駐輪場の管理をお願いしたいと思います。 以上で終わります。