令和 2年予算特別委員会 3月10日 補足質疑
【地域公共バス運行支援事業】
○ふまミチ委員 よろしくお願いいたします。私からは、地域公共バス運行支援事業経費についてお伺いいたします。
まず初めに、予算が2,453万5,000円ついておりますけれども、主な事業内容を教えていただけますか。
○原島地域交通担当課長 まず、運行しております国際興業への赤字補填というのが1,800万円強という形になろうかなと思います。それから来年度につきましては、要は老朽化したバス停の改修を計画しておりまして、その辺の費用を積んでいるところでございます。
○ふまミチ委員 わかりました。国際興業じゃなくて、1,800万円ということでございます。私たち長崎地域の住民にとっては、本当になくてはならないのが国際興業の池07系統でございます。本当に地域の御高齢者の皆様は積極的に乗っていただいているわけでございますけれども、現在、その先ほども支援事業を活用して、今現在、継続運行をしていただいておりますが、地域ではいつ廃線になってしまうのかという心配の声もお聞きすることがあります。運行継続基準というのがあると思いますが、その運行継続基準と、その基準に照らし合わせました現状をお聞かせください。
○原島地域交通担当課長 ますは支援の金額が40%を下回らないことということが第1基準になります。それと、乗っている人数がおおむね20人以上を確保できる。これがもし2年以上、その基準を下回った場合には廃止に向けての検討をするということになろうかと思います。
○ふまミチ委員 じゃあ、今現状では大丈夫ということでよろしいんですよね。
○原島地域交通担当課長 23年に運行開始以後、1年だけ19.何人というのがありましたけれども、それ以外、収支については40%以上になっておりまして、また、人数についても1年を除いては20人以上になっておりますので、本格稼働、本格運行をして継続しているといったところでございます。
○ふまミチ委員 わかりました。とにかく気を許してしまったら20人に減ってしまうということでございますので、しっかりと私も利用していきたいなというふうには思っておりますが、また、以前に我が会派の辻議員よりIKE・Bizがリニューアルしたときに、その停留所を、立教大学の停留所と、あと池袋駅西口の停留所の間に、なるべくIKE・Bizの近くに設置をしていただけないかという要望をさせていただいております。その後のちょっと検討結果をお聞かせ願えたらと思います。
○原島地域交通担当課長 IKE・Biz周辺でのバス停ということで要望いただいているところでございます。西口駅前と立教のバス停とは約800メートルありまして、その間にちょうどIKE・Bizといいますか、池袋警察署も含めたあの辺にということで検討をしてきたわけでございます。ただ、いかんせんバス停を設置するためには、少々、要は車両、運送法上の制限がございまして、設置できるとしても、ほぼ立教大学のバス停から300メートルぐらいのところ、IKE・Bizからも200メートル以上離れたところしか設置はできないわけでございまして、そこで設置をして、果たしてIKE・Biz前というような表示ができるかということで、ちょっと今それの設置ができるかどうかというところは検討を継続しているところでございます。
○ふまミチ委員 わかりました。検討をしていただけるということで、やっぱり少しでも、今は池袋駅西口から歩いてこられている方が多いかと思うんですね。ですので、少しでも近いとありがたいなというふうに思っております。このバス停を設置するに当たり、これは区のほうの、先ほどの支援事業費からそれは出るという形でいいんですかね、バス停をもし設置する場合。
○原島地域交通担当課長 池07については、区のほうが支援をしているということになりますので、もし設置ということになりますと、設置含めて区のほうが負担金として支出をするといったところでございます。
先ほどのちょっと距離の話につけ加えさせていただきますと、IKE・Bizと西口の駅前とは約300メーターちょっとでございますので、バス停を設置しても200メートル以上離れたところでしか設置できないというのが今の構造令上の状況ということになります。
○ふまミチ委員 そうすると、あんまり変わらないという御判断になるわけですかね。ですけど、だから、もうちょっと近いところに何かあるといいのかなと思いますが、先ほどのお話のように難しいところがあるということはわかりました。停留所というのは、なかなか制約があって、交差点から何メーターとか駐車場あっちゃだめだとか、いろいろあるというのは聞いておりますけれども、あともう一つ、区民の方たちのお家の前だとか店舗の前だとか、いろんな前だと嫌だという方もいらっしゃるのかなというふうにも思います。そういったところで区民の、その本当はここ設置したいんだけども、ちょっとここは無理なんだなって、そういうちょっとお許しが出なくてというところはあるんでしょうか。
○原島地域交通担当課長 まず、バス停の設置に当たりましては、例えば消火栓から何メートルですとか交差点、横断歩道から何メートルという基準がございます。それから駐車場の出入り口からということで、なかなか設置できるところというのは非常に限られてくるといったところでございます。その上で設置できる場所が見つかったとしても、その地先の承諾というのが必要となります。今回、昨年度からずっとIKEBUSについてのバスの停留所、11カ所設置したわけでございますけれども、ここについても、いろいろと苦労しながら場所の設定をしても、地先の御了解が得られなくて動かしたといったバス停もございますので、いかんせん、その交通管理者と地先、その承諾がないとバス停というのは設置できないということになっております。
○ふまミチ委員 わかりました。じゃあ、これもまた検討をよくしていただきたいというふうに、その点を思います。
もう一点、済みません、公共バスに都バスもあると思います。都バスなので、東京都の管轄で区が何かできるということではないんですけども、区との連携というところでちょっとお伺いしたいと思います。
南長崎地域は都バスの白61というのが走っているんですが、新宿駅西口まで行ってます。その昨年というか、2018年の秋にその東長崎駅通りバス停というのが、もともと設置されていた場所より130メートル先、目白よりに移動をしてしまいました。そのときはバス停に張り紙がされて、いついつ移動しますよということが書いてあったわけですが、その南長崎五丁目がもともと東長崎駅通りというところのバス停だったんですが、その130メートル先は南長崎四丁目になって、町会も変わってしまったわけなんですね。その当時、私から区のほうに、移動するということで連絡があったんでしょうかというふうに伺いました。けれども、そのときに区は聞いていませんということで、東京都は区に連絡する必要がないからしないんでしょうということでありましたけれども、こういったことというのが都の事業なので、区としては何もできないという考え方でよろしいんですか。
○原島地域交通担当課長 まずはバス停の設置及び移動についての流れをちょっと御説明させていただきたいと思いますけれども、まずバス運行事業者が、何か支障があってバス停を移動したいというときには、みずからが可能なところ、先ほど説明しました交通管理者等々の了解が得られる、地先が了解が得られる場所を探して、それによって、国に認可申請をすることになります。認可申請がおりてから、区のほうは区道であれば占用申請を受けることになりますので、区として知り得るという情報については占用申請、認可がおりて占用申請がおりた後という形になってございます。
○ふまミチ委員 理由はちょっとわかりましたけれども、本当に、その後に私たちはそういった問題というか、課題とかが出てくるとやっぱり対応はしております。そのときにやっぱり東京都の交通局の課長とかにも御連絡させていただいて、そして町会に来ていただいて、説明をしていただいて、そして町会の皆さんからの御意見を伺って、そして、また今回、そこに行っちゃ困るということで、じゃあ、もっと近くに寄せられないかということで、いろんなことがあって、そして結局、去年の夏ごろに戻したということがございました。ですので、区としても、これからこういったことがたまにしかないかもしれませんけれども、もうちょっと親身になって相談に乗っていただきたいなというふうに思いますし、しっかり公共交通会議というものが開催されていると思いますので、しっかりそちらのほうで連携をしていただけますよう、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
○原島地域交通担当課長 そうですね。地域公共交通会議、区のほうも持っておりまして、区内で走っている路線バスの事業者5社、WILLER入れて6社に今回なりましたけれども、6社が入っている地域公共交通会議におきまして、こういった事案が発生した場合には、事前に区のほうにお伝えいただけるように周知をさせていただいて、ぜひとも御協力いただくようなことを進めていきたいと思います。