令和 3年決算特別委員会10月12日環境清掃・都市整備費
食品ロス削減対策フードドライブ
○ふまミチ委員 私からは、食品ロス削減についてお伺いをいたします。
SDGs17の目標のうち4つの目標に当てはまる食品ロス削減でございますが、私たち区民にとってはとっても身近で分かりやすく、誰もがすぐに取り組める、そのような課題でございます。
令和元年に食品ロス削減推進法が施行されまして、10月30日が食品ロス削減の日に決定がされております。今、10月ですけれども、10月は食品ロス削減月間ということになっておりますけれども、この月間、本区としてはどのような取組をされているか、お伺いいたします。
○副島ごみ減量推進課長 10月の取組ということでございますが、大きく普及啓発と、それからイベントということでございます。
普及啓発のほうは、庁内へのポスター展示ですとか、それから広報としまの10月1日号への掲載といったことを行っているほか、昨日、ちょうどとしまテレビで、番組のほうで職員のほうが家庭での実践方法ですとか、フードドライブ等についての周知を行ったというところでございます。それから、中央図書館のほうでも特集展示ということで、図書と併せて掲示をしているというところでございます。
もう一つ、イベントのほうでは、10月の27日、28日に西武池袋本店と共同でフードドライブを実施するということで、こちらについて既に周知のほうを始めているというところでございます。
○ふまミチ委員 様々やっていただいているようでございますが、今お話がイベントのほうでございますけども、西武池袋本店と一緒に10月27、28でやられるというふうにお伺いをしました。場所とか細かい実施の内容とか、教えていただければと思います。
○副島ごみ減量推進課長 こちらは、もともとFFパートナーシップ等の連携が区とあった中で、共にSDGsを今後推進していくという中で、身近な食をテーマにフードドライブを実施するということになったものでございます。
会場につきましては、西武池袋本店の地下1階のクラブ・オンゲートといいまして、ちょうど西武線の地下改札に一番近い百貨店の入り口ということで、非常に人通りの多い場所を今回提供いただけたというところでございます。
当日はフードドライブの受付のほかに、パネル展示ですとか、それから実際に百貨店で売っております食品ロス削減に役立つようなグッズの展示なんかもさせていただくというところでございまして、あと西武さんの側には顧客の方はもちろん、従業員のほうにも提供を呼びかけるという形で行う予定でございます。
○ふまミチ委員 西武さんがそのように御協力いただきまして、その場所まで提供していただいてやっていただけるということは、とてもフードロス削減が進むかなというふうに思っております。
こういったイベントをやるときは、やはり告知が重要かとすごく思っておりまして、やはり告知をしないと、なかなか皆さんの興味も、そしてまた品物も集まってこないんじゃないかなと思います。この告知の方法とかはどのようにお考えなのかお聞かせ願えますか。
○副島ごみ減量推進課長 こちらは、既にホームページのほうには掲載をさせていただいております。それから、ちょうど明日、区と西武側双方で、同じタイミングでプレスリリースのほうも行うという予定でございます。
それから、区のほうは、これから引き続きツイッター等も使ってSNS等での告知、それから西武池袋本店の側は、百貨店の近くにありますデジタルサイネージ、今かなり柱にたくさんついておりますが、ああいったところにも掲載いただくという形で告知のほうを行っていくというところでございます。
○ふまミチ委員 分かりました。そのようにあちらこちらでやっていただけると思いますけども、無理かもしれないんですけど、西武線、電車の中が一番よく目立つのかなと思います。西武鉄道なんかと、西武さんとはまた違うかもしれませんけど、もしかそういうことができるのであれば、お願いしたいと思います。
それと、今、西武さんのお話が出ました。西武さん以外にもマルイさんや良品計画さんとかとかもやられたことがあるかと思います。豊島区は、本当に事業者がたくさんありますので、そういったところと、またフードドライブができるようなことを今やっていただいているかと思いますが、そのことが何かほかのところとかでもあれば教えていただけますか。
○副島ごみ減量推進課長 御指摘いただきましたとおり、百貨店の関係でいいますと、池袋のマルイのほうと3月、7月、8月という形で、計7日間実施のほうをさせていただいたというところでございます。そういった形で、7日間で90名の方から668個の食品を提供いただいたというところでございます。
それから、ファミリーマートのほうも、これは、もう企業のほうで、各、全国の各店舗のほうでフードドライブを開始しているというところでございますが、4月当初は、まだ限られた店舗というところで、16店舗ぐらいだったんですが、そのうち13店舗が豊島区の店舗だったということで、豊島区の店舗からかなりスタートして、今では相当店が増えてきたというところでございます。
それから、良品計画のほうに関しては、集まった食品をお渡しするフードパントリーの、NPO等が主催する会に会場等を提供いただいたということで、そういったところでも一緒にやらせていただいているというところでございます。
○ふまミチ委員 分かりました。今後はまだこれからなのかもしれませんけれども、今回、西武さんともやっていただきます。やはり継続というのが大事なのかなと思いますので、西武さんにも1年に1回このようなイベントをやりたいとか、また違うところで、またどっかでやるとか、そういった継続性を持ってやっていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
今、イベントのフードドライブのお話がありましたけれども、豊島区では常設の窓口も4か所ですかね、あるかと思います。その常設窓口で今どのような形になっているかをお知らせ願えますか。
○副島ごみ減量推進課長 常設の窓口も、本年度入りまして、非常に多くの食品を提供いただくようになっております。9月中旬の現在で、既に昨年度1年間の量を超えているという状況でございます。
具体的には、261名の方から3,270個、727キロの食品を提供いただいているというところでございます。提供いただいている場所の内訳、人数のベースで申し上げますと、西武区民事務所が61名、本庁舎が60名、東部区民事務所が58名、清掃事務所は15名という形で、そのほか、あとイベントの際に67名の方というような内訳になっておりまして、地理的な関係上で、事務所のほうは少し少ないというところではございますが、昨年度、本庁舎が一番多かったんですが、本年度は東西でも同じような方が提供いただいているという状況でございます。
○ふまミチ委員 本当にたくさんの方がそのように持ってきていただいているのかなというふうに思います。昨年度の1年分を超えたということで、うれしい悲鳴かと思いますけれども、たくさん来ますと、いろいろと作業も大変かと思います。ごみ減量課のほうでもいろんなそういったもの、どこへ振り分けるだとかいろんなことが大変かと思うんですけども、課題とかが出てきているかなと思いますが、何かあれば教えていただけますか。
○副島ごみ減量推進課長 たくさんいただくようになったというところは非常にありがたく思っているところでございますけれども、実際集まった食品が事務所以外に届いた、提供いただいたものは、ごみ減量推進課の職員が実際に自分たちで車を運転して、それぞれの場所に取りに行って回収してくると、その上で個数ですとか重さとか、あとアンケートとかも取っていますので、そういったものを全て集計した上で社会福祉協議会のほうまでまた届けているというような形で、当初は2週間に1遍ぐらいのペースで行ってたんですけども、今は毎週行かないと、回らないといけないような状況ということで、賞味期限の関係もありますので、なるべく早く社協のほうには届けたいということでやっておるんですけれども、その辺りについて、かなり職員の負担も増えてきているというところがございますので、何か、例えば運搬を委託するとか、そういった形の効率的な方法をもう考えていかなくてはいけないかなというふうに考えているところでございます。
○ふまミチ委員 そうですね、本当に配送とかがとっても大変になってくるかと思います。また人的にもチェックもしなきゃいけないかと思うので大変かと思いますけれども、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
フードドライブ、今やっていただいているフードドライブは、常温で保存ができて、また賞味期限が2か月以上、あと未開封のものというふうになっております。こういったものが本当に今区の区民の皆様の意識の中に、こういうのがあったら持っていこうという、そういったことができる、していただいているかと思うんですけども、やはり、一番の食品ロスになりやすいものは生鮮かなと、またあと加工食品ですかね、加工食品というか調理食品かなというふうに思っております。調理食品に関しては、フードシェアリングも始まりましたので、それで削減につながっているのかなというふうに思っておりますが、この生鮮はなかなかフードドライブというか、は難しいというのは分かっております。本当にこれは大変だというふうにも思っております。
時間や配送などということがあるかと思うんですけども、あるスーパーは、子ども食堂さんと連携をしながら、そのスーパーが子ども食堂に余った何かそういった野菜だとかそういったものもお届け、お届けというか、取りにきていただけるのかな、ということも聞いております。そういった仕組みづくり、地域にあるスーパーと子ども食堂とか何とか食堂さんとかとかに仲介をできる、そのようなことを区がやっていただけると、またその削減につながるのかなというふうに考えておりますけれども、その辺のお考えをお聞かせ願えますか。
○副島ごみ減量推進課長 実際にやはりスーパーですとかと、実際に子ども食堂をやっているNPOとかと直接つながっていて、そういうつながりの中で生鮮食品等とかも含めて、すぐに受け取れて、すぐにまた提供できるというふうなところがあればスムーズに今はいっているのかなというところがございます。
区のほうで、そうですね、今、生鮮まで何とか扱いたいんだけどというふうなお声も、食品の会社とか、そういったところからの提供したいんだけどというお声とかもいただいているところではございます。ただ、やはりネックになってくるのは、賞味期限との関係、それから保管場所、中には冷凍品とか、そういったものも必要だというところの中で、あとそれを取りに行くのをどういうふうに、誰が取りに行くか、運搬してくれるのかとか、そういったところの課題なんかが出てきているということで、そういったところも、少し相談があるところとはどういった方法でできるかというところは協議をしているというところでございますが、今後そういう中で、うまい仕組みがつくれていければなというふうには考えているところでございます。
○ふまミチ委員 分かりました。本当に区で食料品を保存しておくとか、そういうことではなくって、仲介というか、をしていただくということで、こっちとこっちをつなげるという、そういったことの仕組みづくりができたらなというふうに思いますので、これよろしくお願いいたします。
【フードシェアリング】
○ふまミチ委員 フードシェアリングについてなんですけども、本年3月に株式会社コークッキングさんと連携協定をされたと思います。ここでは区内の店舗でのロス削減につながった実績なども提供してもらえることになっていたと思いますけども、この実績について教えていただけますか。
○副島ごみ減量推進課長 こちらにつきましては、実際に区内の店舗を利用されている登録ユーザーの方という数で申し上げますと、協定を結んだ3月時点で3,829人ということだったんですが、8月には552人増えて、今は4,381人の方がユーザー登録されているということでございます。
それから、実際に購入された、レスキューされた食品の数というのも、3月の395点から8月には769点ということで、2倍近くに増えているというところでございます。
4月から8月トータル、この期間にレスキューされた食品の点数は合計で3,155点ということで、量に換算しますとおおむね1,577キロの食品が廃棄されずにレスキューされたというような実績ということでございます。
○ふまミチ委員 分かりました。本当にこのフードシェアリングも皆様の御協力の下、そして、またこれはとっても、区民の皆さんにとっても、とても有効だということで、私の友人からもすごい喜びの声も届いていますし、課長も事実やられているとお伺いしております。ぜひともこれを進めていきたいなというふうに思っております。
最後に、私が先日の一般質問で、食べ残しのことをお伺いしました。その後、何か取組のほう、進んでいますでしょうか。
○副島ごみ減量推進課長 御質問いただきました飲食店の食品の持ち帰りのところということでございまして、一般質問をいただきまして、早速、区のホームページのほうに、外食時のおいしく「食べきり」ガイドラインという、国が作成しているガイドラインのほうを掲載させていただきました。
今後、こういった形で普及もしていきながら、今後につきましては、例えばファーマーズマーケットなんかが再開した際に、区のほうでいろんな啓発のブースなんかを設けようとしているというところですが、その中で環境の中ででも食品ロスのものをやる際に、啓発を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
○ふまミチ委員 私ども、初めに食品ロスの質問させていただいてから、本当にここまで進むとは、なかなか思っておりませんでしたけれども、本当に皆様のおかげでこのフードドライブも、またフードシェアリングも、そして食べきり協力店も、で様々このように進んでまいりました。今後ともこの食品ロス削減というのは、国と自治体、事業者と消費者が一体となってやっていくものですから、またこれからも区の皆様と共に、削減に頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。