○此島澄子委員 根岸委員が天井の話から防災の話かなと思ったら、ちょっと広報に行きましたので、私がかわりに防災の話をさせていただきます。
決算参考書3の165ページ、37番、被災自治体への職員派遣ということで、129名、815日ということですけれど、どんな部署から、また男女比とか課長のほうに報告あったでしょうか。
○石橋人事課長 部署につきましては、ほとんど全庁的にまたがってございます。特に特定の部署ということではございませんが、人数で申し上げますと、一番多かったのが区民部と、防災を所管しております総務部が多かったという状況でございます。
男女比でございますが、ほとんどが男性職員ということで、129名のうち100人強が男性という状況でございます。
○此島澄子委員 このたびの被災地への職員派遣で、本当に大事な勉強をしてきていただいたなと思うんですね。私は、5月31日から1週間派遣された池袋保健所の栄養担当係長にお話を伺いました。皆様御存じのように、東日本大震災で避難所の生活がもう本当に長期化する中で、体調を崩して病気になっちゃうというような方も多くて、避難所で提供される食事にも栄養バランスや病気への配慮が重要ということで、本区を含めて9区から栄養士が被災地に派遣されたということなんですね。
皆さん、現地に行かれてかなりのショックを受けられたそうで、もし23区で、都内でこういったことが起こったらどうするか。本当に調理場が地下だったらどうしよう、停電時はどうしようという感じで、本当にほかの自治体にもSOSを出していかなきゃいけないという思いで、災害時における栄養・食生活支援活動マニュアルがつくられたんです。皆さんが仕事が終わってから集まって。
やはり災害から助かった当初は生きるのに必死なんですけれども、いろんな御病気を持っていらっしゃる方がいらっしゃる。高血圧とか糖尿病とか。自衛隊の方がコンビニ弁当を配ってくれるんだけれども、1200キロカロリーもあって、それも冷たくてとかという形で、本当に皆さんストレスとか、塩分が高いとか、余計に体がおかしくなっちゃうという状況があったわけです。こういうことがあるものですから、本当にアレルギーもありますし、いろいろ現場では大変なものがあるんですけれども、そんなことまで言い出すような状況にないわけです。食べることだけでも必死という感じですから、そういう状況で、こういったものがつくられたということなんですね。
ぜひ、時間がないものですから言っちゃいますけれど、豊島区版の災害時の栄養・食生活支援マニュアルというのをつくってはどうかというふうに思いますけれど、いかがでしょうか。
○佐藤防災課長 そちらの栄養指導マニュアルにつきましては、私どものほうにも情報提供をいただきまして、拝見をしております。大変立派な成果物をつくっていただいたと思っているところでございます。
現在、備蓄品等につきましては、例えばアレルギーのある方でも召し上がっていただきやすいだろうといったもの、あるいは御高齢の方、カロリー制限のある方、たんぱく制限のある方などに配慮した備蓄品なども配備を進めているところでございますが、そういった当座の備蓄品でしのぐ期間というよりも、さらに長い期間、1週間、数カ月という単位になってきますと、非常に食生活が重要でございますので、保健所などとも連携を図りながら、そういった対策の充実を進めてまいりたい。そのマニュアルにつきましても検討させていただきたいと思います。
○此島澄子委員 よろしくお願いします。食生活は一番大事だと思うんですよね。本当に冷たい中で温かいものは喜ばれたと思うんですけれども、おいしいものを食べたときというのは本当に幸せ感がありますので、お願いします。
最後に、これはやっておかなきゃいけないんですけれど、国の防災基本計画は、12月に中央防災会議の決定がございまして、本当に地域における生活者の多様な視点を反映したということで、女性の参画を拡大し、男女共同参画の視点を取り入れた防災体制確立する必要があるということなんですけれども、女性の参画の拡大についてどのようにされるのか。
○齋藤総務部長 関係条例の改正も含めて、早急に実現をさせていただきたいというふうに考えております。