No.763 2009/11/30(Mon) 15:19 |
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10月29日 地方自治経営学会研究大会 |
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公明区議団として、新潟市で開催された、地方自治経営学会主催の研究大会に参加しました。これには、此島、島村、高橋、西山議員が参加しました。
篠田昭新潟市長から、「新型政令指定都市 合併新潟市の新しいまちづくり」と題し、講演がありました。15市町村が合併した新潟市は、人口81万人、面積726平方kmです。2007年4月に政令指定都市となり、合併により事務の効率化で609億円の削減が実現。一方で、窓口はより身近になり、市民サービスも向上したそうです。
また、国際コンベンションシティを目指し、県立の朱鷺メッセを建設し、2008年サミットの労相会合で使用されたとの事。2010年には、APEC農業大臣会合が行われる予定になっており、中国総領事館の設置も決定。新潟市も北京事務所を開設したそうです。
さらに、自給率も63%と突出して高く、戦略的な農業ブランドを展開しているとの事です。
面白いと思ったのは、自治体加入率が96%と高く、地域による支えあいが進んでいて「うちの実家」という地域の中でのショートステイ事業があったり、様々な高齢者施策が市民の手で行われています。
次に「これからの日本政治 分権のゆくえ」と題して、朝日新聞編集委員の坪井ゆづる氏が講演。日本経済新聞論説委員の谷隆徳氏も「平成の大合併 その総合評価」と題し、講演を行いました。
その後、国土交通省認定 観光カリスマである吉川真嗣氏が登壇。「城下町村上・市民による地域活性化への挑戦」と題し、黒塀プロジェクトや緑の一口1000円運動等、様々なアイデアで住民主導のまちなみ再生をしてきた取り組みについて話を伺いました。大変興味深く、地道なところから行政に頼らず、住民の手でまちづくりを成し遂げようとしる強い意志が伝わってきました。村上市の現場を一度見てみたいと思いました。
次に、新潟市の日本海夕日キャンペーンの取り組みや、夕日コンサート、夕日写真大賞、萬代橋サンセットカフェ等の紹介がありました。かなり大きなイベントで、現在新たに方向転換の方向性を模索しているようでした。
最後に、全国市長会会長の森民夫長岡市長が登壇の予定でしたが、急遽公務が入り、都市経営についての録画されたビデオが流されました。 |