2009/11/20 かごしま環境未来館を視察

No.773  2009/11/30(Mon) 16:08
11/20 かごしま環境未来館を視察
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視察2日目は、昨年10月に開館した「かごしま環境未来館」を視察しました。甲突川沿いで、鹿児島実業の校舎の跡地に建てられていました。市民が環境に関する情報収集や学習をするために設置されたもので、年間の来館者目標を当初8万人と予測していたところが、全国から27万5千人が来館。環境問題への関心の高さがうかがえます。

かごしま環境未来館の概要は、平成12年に環境基本計画を策定。16年にみらい館の基本構想・計画策定に当たってはパブリックコメ、公募ワ―クショップ市民が作る館を推進。18年実施設計・着工を経て19年本格工事。20年10月建物竣工しました。
建物の理念は①緑の大地「みどりの創出」として、ヒ―トアイランド対策、屋上の全面芝生化をはかり建物を主張しない施設にする。
②自然との共生「自然の恵みを活用」として、敷地全体に緑を多くし、更に、地下水、風、太陽光を取り入れた建物にする。
展示構成は、4つのゾーンに分けて、「世界はつながっている」=浜辺に打ち上げられた世界各国のゴミを展示。「地球は限界を超えている」=世界各地の環境破壊や貧困、被害にあうめぐまれない子ども達の現状。「私達がしてきたことすべきこと」=大量生産、大量廃棄で自然を破壊してきた実例を分かりやすいモニュメントで掲示し、「あの日に帰って考える今日という未来」=昭和46年の学校の教室を再現し子ども達とみらいを考える最新ハイテクビジュアルとなっています。
環境未来館の基本事業として、環境学習の場の提供、環境保全活動の支援、人材育成、リユ―ス・リサイクルの促進がはかられています。来館者の詳細は年間約30万人で私たちがいった日も約1時間半で小中学校数校が勉強に来ていました。年間のランニングコストは約3600万円で同規模建築物と比較すると40%の省エネが図られています。
環境都心を先駆する取組みに感心しました。

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