全国の小・中学校における不登校児童生徒数の増加は社会的な問題となっています。豊島区でも5年間で約2倍に増加しており、不登校児童生徒へのきめ細やかな対応が必要となっております。本区では、これまで中学生が気軽に立ち寄り、思い思いに過ごせる居場所「にしまるーむ」(西池袋中学校)の設置や大学生ボランティア等を活用した校内別室指導などの取組を行ってきたところですが、今年度さらに不登校対策を強化し、下記の2つの施策をすすめていきます。
令和6年4月より中学校3校(駒込中学校・池袋中学校・西池袋中学校)に区独自で不登校対策支援員を配置し、学校内の別室での指導を開始しました。本事業では、教員免許や不登校生徒対応経験をもつ不登校対策支援員が、不登校や不登校傾向の生徒一人一人の状況に応じて、学習支援や自立支援を行います。また、学校と直接連絡を取れない生徒や保護者に対して、家庭訪問や電話連絡などを行うことで、別室登校につなげていきます。令和7年度には全中学校への配置を目指します。
これまでは学校からの要請に応じて派遣していたスクールソーシャルワーカーを今年度より、中学校区(中学校及び隣接する小学校)に配置することで、小学校段階から不登校傾向の児童を把握し、継続的な支援を行います。職員室にスクールソーシャルワーカーがいることで、教職員との情報共有がスムーズになり、学校だけでは対応しきれないケースに応じて、医療や福祉などの専門機関とつなげるなど、校内支援体制を強化することができます。
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豊島区では不登校対策を強化します!不登校対策支援員を中学校3校に配置 スクールソーシャルワーカーを全中学校区へ配置|豊島区公式ホームページ (toshima.lg.jp)