22R4.03.24 ウクライナゼレンスキー大統領が国会演説

ゼレンスキー大統領が国会演説 ロシアに対する制裁継続求める

ウクライナのゼレンスキー大統領は、23日、日本の国会でオンライン形式の演説を行い、ウクライナの惨状を訴えたうえで「日本はアジアで初めて平和を取り戻すためロシアに圧力をかけてくれた」と述べ日本の対応を評価したうえで、ロシアに対する制裁の継続を呼びかけました。

この中でゼレンスキー大統領は「日本とウクライナがお互いの自由を望む気持ちに違いはありません。日本がすぐにウクライナへの援助の手を差し伸べてくれたことに心から感謝しています」と述べました。

そのうえでロシアがウクライナの原発を攻撃したことについて「ロシアはチェルノブイリ原発を戦場にしました。被害を調査するにはロシア軍が撤退してから何年もかかるでしょう」と述べました。

そして「ウクライナではすでに数千人が犠牲になり、そのうち121人は子どもです」と述べ、多くの市民が命を落としているウクライナの惨状を理解してほしいと訴えました。

また「ロシアがサリンなどの化学兵器を使った攻撃をする可能性があると警告を受けています。もしロシアが核兵器が使用した場合、どのような対応をすべきか世界の政治家たちが議論すべき大きな課題です」と述べ、ロシアが大量破壊兵器を使用することに強い危機感を示しました。

そのうえでゼレンスキー大統領は「日本はアジアで初めて平和を取り戻すためロシアに圧力をかけてくれた」と述べ、日本の対応を評価したうえで、ロシアに対する制裁の継続を呼びかけました。

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