R7年決算委員会文化商工.子ども.教育費 自由質疑 10月16日

〈移動教室〉

○北岡あや子委員  よろしくお願いいたします。

私からは、決算参考書238ページ、19、移動教室等実施経費について伺います。

学校教育における体験学習の中でも移動教室は、児童生徒が日常の学校生活を離れ、自然や社会と直接触れ合う中で学びを深める大切な機会であると考えます。

令和6年の予算特別委員会で、小学4年生の移動教室について質問いたしました。それに対し、4年生の移動教室について、令和元年度に山中湖で一回止まってしまっているところですが、令和7年度には実施ができるように計画していきたいと考えて、学校と調整をしていると御答弁をいただきました。

そこで伺います。小学4年生の移動教室実施について、検討、調整状況を教えてください。

○鈴木学務課長  4年生の移動教室につきましては、その後、学校現場含め、様々な検討を行い、考えてまいりました。その結果といたしましては、4年生では実施はしないということといたした次第でございます。

○北岡あや子委員  実施をしないということで、はい、確認をさせていただきました。

この小学4年生の移動教室が実施をされていた頃、4年生は近場で1泊、そして、5年生、6年生は遠方で2泊と、学年ごとに段階的な体験学習を行うことで、子どもたちが無理なく宿泊を経験し、宿泊に慣れるよい機会になっておりました。

しかし、近年では、いつの間にか5年生の移動教室が1泊になっております。5年生の宿泊日数が短縮された経緯と決定の背景について教えてください。

○鈴木学務課長  こちら、令和2年度のこととなりますけれども、コロナ禍において、当時、小学校、中学校の最終学年である小学校6年生と中学校3年生について、子どもたちがそれぞれ学んできたことの集大成というところで、コロナ禍においても何とか宿泊の、修学旅行等、行かせてあげたいというところがありまして、まず、令和2年度、小学校6年生は日帰り、中学校3年生は1泊2日で実施したという経緯がまずございます。その際、5年生、また中学校1年生、2年生の移動教室は実施しておりません。そして、令和3年度になりまして、令和2年度のときの状況を踏まえて、やはり5年生、中学校1年生、2年生でも何とか宿泊行事をしてあげたいという現場の様々な思いがございまして、令和3年度に5年生、また中学校1年生、2年生についても、1泊2日で移動教室を実施いたしました。このときに、もともとコロナ前まで2泊だったものが1泊になって、その後、小学校6年生については2泊で日光に今行っておりますが、小学校5年生、また中学校1年生については、その後も検討を続けて、1泊で今実施を続けていると、そういう状況でございます。

○北岡あや子委員  今までの経緯は承知をさせていただきました。

小学4年生のこの移動教室に戻ります。

小学4年生の移動教室は、昭和38年から長きにわたり続けられてきたものであり、児童が豊かな自然環境の中で集団生活を送りながら学ぶ、豊島区のよき教育的伝統であったのではないかと考えます。実施に当たっては、区所有の高麗清流園に宿泊をし、よき思い出だと先輩区議からも体験談を伺っております。

改めて、移動教室についての教育的効果について、教育委員会としてどう考えておりますでしょうか、教えてください。

○鈴木指導課長  移動教室は、学習指導要領に定める特別活動の学校行事に位置づけられていて、児童生徒たちにとってかけがえのない貴重な体験となる教育活動です。児童生徒たちが学校生活では味わうことができない自然や文化などになれ親しむとともに、共同生活を通して、人間関係などの集団生活の在り方や公衆道徳などについても、などについての望ましい体験を積むことができる絶好の機会となっております。一生に一度の楽しい思い出をつくることにもつながる、大変意義のあるものだというふうに考えております。

○北岡あや子委員  教育的に意義があるというふうに御認識を‥‥(発言する者あり)ええ、というふうな御答弁だったかと思います。

子どもの頃のこうした体験は、人間形成の基礎をつくるかけがえのないものであると考えます。ぜひ本区のこのよき伝統として築かれてきた小学4年生の移動教室実施について、体験を通した豊かな学びの場を取り戻すよう強く要望いたしますが、いかがでしょうか。

○鈴木学務課長  先ほど答弁で4年生の移動教室を実施しないというふうに申し上げました。この宿泊を伴う移動教室につきましては、子どもたちの成長や発達の段階に応じたものとする必要があることなど、そういったものを総合的に考えた結果、本区におきましては、特別支援学級を含めて、全ての学級で5年生から移動教室を実施するという考えとさせていただいております。

一方、移動教室は、小学校卒業時に小学校生活の思い出に残る楽しい経験の一つとして大切なものでありますので、5年生、6年生で実施している移動教室の内容が充実したものとなるよう、今後も学校としっかり連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○鈴木指導課長  4年生の児童の発達段階を考えますと、特に初めての宿泊行事では分離不安を感じやすく、学校、家庭から離れることに苦痛を感じる子も一定数いると。それから、ふだんの生活から大きく環境が変わることで就寝時間や食事のリズムが崩れ、体調に影響が与えられる可能性があることなどから、学校との協議の中でこのようなことが分かっております。4年生という発達段階における心配な面もございますので、遠足や校外学習がより充実するものとなるよう、学校に働きかけてまいります。

○北岡あや子委員  るる承知した次第なんですけれども、ぜひ‥‥(発言する者あり)承知したというか、理解をしたわけなんですけれども、ぜひ子どもたちのことを第一に考えた体制づくりということで、今後も推進のほうを、お訴えをさせていただきたいと思います。 委員長。

〈修学旅行支援〉

次に、修学旅行についてお聞きします。

修学旅行は、子どもたちにとって貴重な学びと体験の機会であり、子どもたちの社会性や協調性を育む重要な機会と言えます。しかしながら、近年の物価高騰や交通費、宿泊費の上昇により、保護者負担が増加していくことが考えられます。

まず、お聞きします。本区における区立中学校の修学旅行費の平均額を教えてください。

○鈴木学務課長  令和6年度の実績で申し上げますと、大体6万円台後半というふうになってございます。

○北岡あや子委員  生活保護世帯や就学援助対象世帯への修学旅行費に関してどのような支援が行われていますでしょうか、教えてください。

○鈴木学務課長  生活保護世帯及び就学援助対象世帯に対しましては、両方とも就学援助制度の中で、実費相当を現在補助しているという状況でございます。

○北岡あや子委員  就学援助を受けていないけれども、経済的に困っている方々への配慮について、検討状況を教えてください。

○鈴木学務課長  こちらにつきましては、就学援助制度の拡充ということを今検討している中で、支援が必要な方に必要な支援ができるよう、その対象となる所得の認定基準額ですとか、そういったものの引上げについて今検討を進めているところでございます。

○北岡あや子委員  品川区、荒川区、足立区では、2025年度予算で修学旅行費の無償化を盛り込み、保護者負担の軽減を図っております。そして、文京区では、区が中学3年生の在籍生徒1人当たり3万円を補助することで、保護者の負担軽減を行っております。

本区においても、修学旅行費に対する補助を検討すべきではないかと考えますが、お考えをお聞きし、質問を終わります。

○鈴木学務課長  現在、本区では、移動教室につきましては交通費の全額、宿泊代の原則半額の公費負担を実施しております。これは、移動教室というのが連合行事ということもございまして、学校長を含めた校外学習検討委員会の中で、行き先等を検討しておりまして、行き先も目的も全て同じ、全校同じですので、各校に対して公平な観点から補助を実施しております。

一方、修学旅行につきましては、連合行事ではございませんので、義務教育最後の集大成として、基本的には各校の校長先生が最終的な権限を持って実施をしております。そのため、各校の目的や行き先、また、実施に要する経費等の様々な状況がございます。こういった状況を踏まえまして、修学旅行費に限らず、ほかの保護者負担も含めて、どのような支援が必要なのか、その時々において優先順位等を総合的に判断して、保護者の負担軽減策についてはしっかり考えてまいります。