R6年決特別委員会 10月15日 清掃環境・都市整備費
路上喫煙禁止・ポイ捨て防止
○辻薫委員 次に、環境清掃費、環境政策費として、路上喫煙禁止・ポイ捨て防止、さらに同パトロールの事業につきまして伺いたいと思います。
本事業については、我が会派の西山議員が第2回定例会の一般質問でも取り上げまして、区内繁華街での現状認識や対応策などを確認いたしました。私も月2回の池袋西口駅前環境浄化パトロールに参加して、課題を共有しているところでございます。
今回、私からも令和5年度の事業を踏まえまして、課題解決へ向けて質問させていただきます。
豊島区内、特に池袋西口繁華街は人通りが多く、路上喫煙やポイ捨てが目立つ場所の一つとなっています。としま政策データブック2024の参画と協働の区民の声受付件数の推移には、例年たばこに関する意見が多く寄せられており、その内容は、歩きたばこ、ポイ捨て、副流煙についてであると記載がございました。
そこでまず、区内全域で豊島区は路上喫煙禁止ということになっているにもかかわらず、今は特に池袋のパトロールやっておりますと、路地裏などで喫煙、ポイ捨てのところが見られるわけですけども、これをどのように区は認識されていますでしょうか。
○森環境保全課長 現時点での路上喫煙、ポイ捨ての状況でございますが、区内14の全駅周辺で年2回、朝と夕方、路上喫煙率調査を実施しております。平成22年より実施しておりますが、年々減少傾向にありまして、令和3年度より0.0%と低い水準で推移しております。
また、5年度のシルバースターズによる池袋駅周辺の清掃活動による回収実績でございますが、たばこの吸い殻を約42万本回収しておりまして、令和4年度と比較しますと、約4万5,000本増加しております。瓶、缶、ペットボトルは約4万5,000本回収しておりますが、令和4年度と比較いたしますと1,000本増加しております。シルバースターズを増員し、体制を強化したこともございますが、コロナ禍より社会活動が回復してきたことに伴う通行量の増加が要因ではないかと想定しております。
○辻薫委員 全体的な話で、路地裏でのこの喫煙というものをどのように考えているか確認させていただきたいと思います。
○森環境保全課長 確かに、路地裏での路上喫煙が目立つという御意見は非常に多く寄せられております。そういったものに対してですが、対策といたしまして、民間警備会社によるパトロールを実施したり、あと、シールの貼付、また駅周辺でのキャンペーン等、そういったことを実施しております。また、令和の5年度からは、パトロールに関しましても、携帯型の拡声機を用いまして、路上喫煙や受動喫煙の配慮について周知啓発等を実施しております。また、今年度からは、たばこルールのチラシ等、英語と中国語の表記も併せて作成いたしまして、区内施設や外国語学校に配付しております。さらに多くの方の目に留まるように、商店街等にも配付していきたいと思います。
こういったことを実施して、路地裏の喫煙等も減少させていきたいと考えております。
○辻薫委員 分かりました。
令和5年度事業の成果について、たばこに関する規制や取組の状況とか、事業目標と比べてどの程度達成されたかということで、評価としてどのように把握しているか確認させていただきたいと思います。
○森環境保全課長 苦情件数としては、年間300件程度ということで変わらない状況でございます。パトロールで、先ほど申しましたように、パトロールですとか、路上シールですとか、キャンペーンですとか、様々なことを実施しておりまして、ある一程度の抑制効果はあるというふうには想定してございます。また、新たに喫煙所の設置等の御要望もございますので、そういった面でも検討していきたいというふうに考えております。
○辻薫委員 また、受動喫煙対策に関しても、公共の場でのこの規制が緩やかということもあって、特に観光客や飲食店の利用者が多い地域で健康被害が懸念されているところでございますけども、この点についての対応はどうなってますでしょうか、確認させてください。
○森環境保全課長 飲食店等の中ではおおむね吸えない状況で、健康増進法ですとか、東京都の受動喫煙防止条例等がありまして、厳しくなっております。その分、先ほど申しましたような路上喫煙等の数が多くなっているのではないかと想定してございます。
○辻薫委員 ある一定程度やはり喫煙される方もいらっしゃいますし、どのように共存していくかというのが今問われているところでございますけども、最後の質問として、区としてポイ捨て防止や禁止、喫煙マナー向上に向けた対策を強化する計画があるのかどうか。それと、新たな喫煙、今ちょっと出ましたけども、喫煙場所の指定や管理の効率化について、導入する可能性はあるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。
○森環境保全課長 これまで、先ほど申しましたような路上喫煙、ポイ捨て防止対策を少しずつ強化しながら継続して実施していくところでございます。また、それと併せまして区民からもアンケートの実施や未来ミーティングの開催された意見の中でも受動喫煙やポイ捨て、路上喫煙防止する上でも、喫煙所の必要性を声は幾つも伺っておりますので、池袋駅周辺から、一番苦情の多い池袋駅周辺からではございますが、少しずつ検討してまいりたいというふうに、一歩進めていきたいと考えてございます。
○辻薫委員 先日終了したこのふくろ祭りでは、駅前に、それとあと、豊島区観光情報センター前に喫煙所を設けておりました。もちろん仮設で、イベント用に設置していたわけでございます。確かに多くの方が利用されていましたけども、しっかり管理をされていて、安全性も確保されていたなと感じております。
そういったことも今後参考にしながら、マナーのない喫煙だとか、ポイ捨て、路上での飲酒とか、区民であろうと来街者であろうと、治安が劣化しているということが目に映るわけでございます。今後の対策強化とともに、住民と協力体制を構築されて、本区の環境向上を大いに期待しておるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 この質問は以上です。