令和 5年決算特別委員会 全部の補足質疑(10月20日)

①子ども若者総合相談アシスとしま・LINE相談

○北岡あや子委員  おはようございます。よろしくお願いいたします。

成果番号127、公明党が提案したアシスとしまについて、こちら、質問させていただきます。

まず確認のため、改めて伺います。この事業の目的と特徴を教えてください。

○小野子ども若者課長  子ども若者総合相談アシスとしまでございますけれども、様々な困難や課題を抱える子ども、若者、そして、その家族の相談に応じた機関と連携しながら、子ども、若者の自立や就労に向けた支援を行っております。

特徴といたしましては、単に相談を受け、他機関につなげるだけではなくて、相談者に寄り添って、子ども、若者が本来持っている力を十分発揮できるよう、伴走型の支援を行うのが特徴でございます。

○北岡あや子委員  調べたところ、メールでの相談件数について、令和3年度、639回に対し、令和4年度では1,619回ということで増えておるんですが、この理由の分析について、御見解を教えてください。

○小野子ども若者課長  小学生、中学生に学校からタブレットが1人1台配付されるようになりました。令和3年10月から、そこのタブレットの中に、アシスとおはなしということで、メール相談がすぐにできるような入り口をつくっていただきました。そういったことから、子どもたちから、特に小学生の相談が増えております。メールの件数の中でいう割合でいいますと、94%がこのアシスとおはなしの状況でございます。

○北岡あや子委員  相談窓口が身近になったことで、相談件数が増えたのではないかというふうに思います。

令和4年度の実績に拡充分、LINEアカウント構築運用についてという掲載があると思うんですが、詳しく教えていただければと思います。

○小野子ども若者課長  LINEの相談につきましては、様々なところから始めてほしいという御意見もございました。いろいろなちょっと課題もございますので、まず、LINEで受付の予約をできるように、LINEも我々は無料で使ってますけれども、こういった公的なところで使う場合はプラットフォームをつくらなければいけないということで、金額的には180万ぐらい支出いたしまして、プラットフォームをつくっております。その中に様々なサービスを乗せていくわけですけれども、現在、相談受付のサービスを乗せております。将来的には、これにチャットによる相談業務ですとか、あるいは登録をしていただく必要がありますけれども、一斉に情報を発信するというような機能もございます。それの一番基盤となるところを構築した費用でございます。

○北岡あや子委員  私の認識の確認でもあるんですけれども、プラットフォームというと、LINEの基盤が一つできたという認識でよろしいでしょうか。

○小野子ども若者課長  これは、子ども若者課だけではなくて、豊島区としてつくっておりますので、子ども若者課だけではなくて様々な窓口でも利用できる、そういうものを子ども若者課でつくったということでございます。

○北岡あや子委員  本当にプラットフォーム、180万という費用をかけて導入したということなんですけれども、これは現在、他部署でも相談受付など電話で行っているところもあるかと思うんですが、他部署での展開ですとか活用などはされていらっしゃるのでしょうか。

○秦情報管理課長  庁内の横断検討組織でデジタルガバメントPTという会議体がございまして、その中でLINEのプラットフォームを使って各事業を展開できるようにということで、今、検討をしているところでございます。例えばセグメント配信、必要な方に必要な情報を届けるような施策なども検討しているところでございます。

○北岡あや子委員  ありがとうございます。いろいろ検討いただいてるということなんですが、西東京市では、いこいーな窓口@西東京、また品川区ではヤングケアラーの方からの相談をLINEで対応しているということで、各自治体も実施の日時などは工夫をして対応をしているということで、せっかくそういったLINEの基盤があるということであれば、より価値的に運用していただくために、本区でもLINEでの相談を受け付けたらどうかというふうにまず思います。

そして、LINEですとプッシュ型の情報提供というか、そういったことも今後活用できるのではないかと思いますが、御見解を伺います。

○秦情報管理課長  まさに委員おっしゃるとおり、LINEは全国で9,000万人ほどのユーザーがございまして、皆さんに身近なツールですので、今までプル型の情報発信が多かった区役所ですけれども、これがプッシュ型にそれもできるということが、LINEを活用することの最大のメリットの一つでございますので、先ほど申し上げましたセグメント配信含めて、様々な検討を進めてまいりたいと思います。

○北岡あや子委員  本当に先ほどの御答弁にもありましたけれども、やはり相談の窓口が身近になったことで、相談件数が約2.5倍ぐらいにも膨れ上がったというお話も聞きましたし、先ほど区長の答弁にもありましたが、プッシュ型のこの情報提供ということの必要性もお話しいただきました。このアシスとしま、悩んでいる子どもたちの勇気の一歩を受け止める窓口になるかと思います。気軽に相談できる窓口が本当に必要だなというふうに思います。

ジャンプ長崎に通うお子様たちは、コミュニケーションツールとしてはインスタグラムやティックトックが主流ですということも伺っております。なので、LINEも含めてSNSの新たな相談窓口の開設や、あと、活用も積極的に検討いただきたいなということを要望し、質問を終わります。

○副島子ども家庭部長  アシスとしまでございますけれども、先ほど課長が申し上げたとおり、年齢や事象、それで断らないように、何といっても子どもから39歳まで受け付けております。それから、男女いろいろ差別をしないように受け付けているところが、このアシスとしまの特徴となっております。そういったことから、やはり今、御意見いただいたように、インスタやティックトックなど、様々なツールをこれから検討して、いろんな方が気軽に相談していただいて、特に子どものうちから相談していいんだということを分かるように周知してまいりたいと思っておりますので、これから検討してまいります。