令和 5年予算委員会 3月 2日 区民・福祉・衛生費 辻議員

④帯状疱疹ワクチン費用助成

○辻薫委員  次に、帯状疱疹ワクチン費用助成について伺いたいと思います。

もうこれも令和5年度の予算要望の重点事項として上げさせていただきまして、また、公明党はこれまで、先日の一般質問でもそうですけれども、何度もこの費用助成についてやってきたわけですけども、今回、新年度予算に初めて盛り込まれたということで、この点につきましては高く評価させていただきたいと思います。

そこで今、地元なんかを歩いていますと、結構、帯状疱疹にかかっちゃったみたいなことの話を聞いているんですけれども、例えばもう既にかかってしまった場合ですけども、これは個人差があるかなとは思いますけれども、この罹患されてしまった方がこのワクチンを接種したいという場合はどのぐらいの期間を空ければいいのか、教えていただけましょうか。

○植原池袋保健所長  一度、帯状疱疹になった方への接種ということでございますけど、一度、帯状疱疹になった方でも免疫力が再度低下すると、再度、再発することがあるということでございます。ただ、頻度は1%とか数%とか非常に少ない割合でございます。ただ、接種すること自体はできるということでございまして、発症してから接種するまでの間どのぐらい空けるかということについては、特段の決まりはなくて、ただ、やっぱり発症している間は避けたほうがいいだろうということで、落ち着いて元気になった段階でまた接種を考えていただくということでございます。

○辻薫委員  目安として、よく分かりました。ありがとうございます。

それで80歳以上のうちに3分の1の方が罹患されるということなんですけども、そのことで、今回のこの予算はどのようなお考えの下で設定されているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○植原池袋保健所長  今回予算額が4,616万9,000円ということでございます。どの程度予算額とするかということについては当初目安というものがなかなかない中で、所管としては悩んだわけでございますが、一つは東京都のほうの補助金がありますので、その予算の算定方法、あと先行して実施している自治体の考え方を踏まえ、いろいろ聞きまして、50歳から64歳の方は1%程度で、65歳以上の方は70歳になるとやっぱりこうリスクが、なる方多くなりますので、その前に打つんではないかとして、65歳以上の方は4%ということで想定して、トータルで想定している接種者数は2,800人ということでございます。

○辻薫委員  人口の1%、65歳以上の4%という設定であることが分かりました。実際にこれスタートしないと分からないんですけども、利用者が多いと感覚的には思っているんですけども、その場合には臨機応変にまた補正を組むなどの取組をしていただきたいと思いますけど、この点についてはいかがでしょうか。

○植原池袋保健所長  そうですね、取りあえずは、まずは接種状況を見ながら、予算が不足する際に、不足する可能性が出た際については臨機応変に対応していきたいと思います。

○辻薫委員  また、指定機関について、医療機関については、医師会との御協力で決まってくるかと思いますけども、本区としてはどのぐらいを予想しているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○植原池袋保健所長  医療機関については、この後、医師会のほうと調整をして、募集をかけていくわけでございますが、幾つ、何か所ということについてはちょっとなかなか難しいところでございますけど、かなりの医療機関が接種していただけるものと考えております。

○辻薫委員  そうすると、この一般質問でも手続関係を聞いたんですけども、2種類のこのワクチンがありますね、生ワクチンと不活化ワクチン、これを選択するこのタイミングというのはどんな感じになるんでしょうか。

○植原池袋保健所長  帯状疱疹ワクチンについては、生ワクチンと不活化ワクチンとございます。接種費用がかなり違いますし、あと効果のほうも違ってくるところでございます。この接種費用助成については6月から開始の予定でございますけど、その前に、各医療機関にポスターを掲示していただいて、その比較とか、あとホームページや広報にも掲載しておりますので、それを見て、医療機関でしたらかかりつけのお医者さんに相談して、どちらかを決めていただくと。決めた後に、保健所のワクチンの担当に連絡していただければ、どちらか決めたほうのワクチンの接種券をお渡ししますので、それを持って医療機関を受診すれば、生ワクチンだったら5,000円、不活化ワクチンだったら1万1,000円を2回、お医者さんの通常の接種費用より減額した額を支払いするということで、費用助成を受けられるということでございます。すみません、細かいところまで聞かせていただきました。