令和 5年予算委員会 3月 2日 区民・福祉・衛生費 辻議員

⑤がん患者のウイッグ、胸部補整具等の購入費助成

○辻薫委員  次は、がん患者のウイッグ、胸部補整具等の購入費助成について伺いたいと思います。

この点につきましては、平成30年の3定でふま議員が取り上げまして、本区では1万円を助成していただいているところでございます。大変に助かっているというお声もいただきまして、私たちもいろいろ具体的な申請方法をお知らせするときに感謝されている状況でございます。

未来戦略推進プランには、令和3年度の実績は83件と記載されていますけども、それぞれこのウイッグと胸部補整用具と何件ずつになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。また、年代なんかが分かればお聞かせいただきたいと思います。

○坂本地域保健課長  こちらの事業につきましては、がん患者さんが治療などによりまして、脱毛してしまったりとか外見が変わられたときに、ウイッグを作られたり、補装具を作られたりということでございます。そちらの費用の一部を助成することによりまして、社会参加などを促すために目的として実施しているところでございます。

交付件数でございますけれども、3年度は83件でございまして、ウイッグのほうが68件、それから胸部補装具のほうは15件でございます。これはどちらか一方でもいいですし、同時に申請していただいても構いませんので、全体で、合計が83件ということですが、両方されている方もございます。

年代別については集計がございませんで、申し訳ございません。

○辻薫委員  68件と15件ということで、毎年、同じような推移をしているというようなことだと思いますけれども、この豊島区の助成額の各1万円ですけども、他区のこの助成と比較していかがなんでしょうか。

○坂本地域保健課長  現在、23区の中で8区、豊島区含めて8区ほどが実施していると理解しておりますけれども、他区では合計で3万円程度とかされた区もございますけれども、豊島区の場合は1万円ずつで合わせれば2万円ということでございます。

○辻薫委員  3万円を出している区があると、豊島区は1万円ということですけども、そこで令和5年度の東京都の予算案に医療保健政策区市町村包括補助事業のこの拡充が行われまして、その中に新規事業としてがん患者へのアピアランスケア支援事業が組み込まれたわけでございます。東京都もやっているかなというものがあったんですけども、新規事業ということでウイッグや、これも胸部補整具の購入やレンタル等にかかった費用を助成する区市町村を支援するとなっております。東京都がそういう意味では乗り出してきたということで、ぜひこの機会を、2分の1助成ということになっていますので、本区としても助成額の拡大を望むところなんですけど、この点についてはいかがでしょうか。

○坂本地域保健課長  今、委員おっしゃったとおりでございまして、令和5年度から東京都のほうで市町村への費用助成が始まるということは承知しています。ただ、実際の補助金の要綱とか内容を、どういった条件とか、どういった方が対象になるとか、そういった細かいことがまだ把握できてございませんので、来年度、それ通常、例年5月、連休前とか年度が始まりましてから、都から募集とかそういったものが来ますので、そちらのほう、よく中身を検討して申請したいと考えております。それを5年度実施しながら、今後の費用助成額については今後研究してまいりたいと考えております。

○辻薫委員  例えば仮に現在のこの1万円というところですけども、都の助成と一緒に活用していけば、単純に区の方は2万円となるわけで、3万円であれば1万5,000円ということになるわけで、他区とのこの比較の中で、そこまでは何とかしてほしいという思いはありますけど、これから要綱が出てくると、それを見てということなんですけども、ぜひともこれはやはり期中でも実現していただきたいなと思いますけども、ちょっと重ねてお願いをしたいと思いますけども、いかがでしょうか。

○坂本地域保健課長  内容については、都のほうの書類が来てからとなりますけれども、この医療包括補助ですと、通常は2分の1補助される場合が多うございますので、委員おっしゃるように、区の一般財源としては半額になるのかなと予想してございますけれど、実際また上限ですとか基準等は分かりませんので、その辺りはきちんと確認しながら検討してまいりたいと考えております。

○辻薫委員  ぜひよろしくお願いいたします。