令和 4年予特委員会 3月 8日⑤文化商工・子ども・教育費自由質疑

GIGAスクール構想、ICT環境整備プロジェクター

○高橋佳代子委員  私に質問させないような長い答弁で気をもみましたが、私は、GIGAスクール構想、ICT環境整備について伺います。

タブレットも整備をされて、新年度の予算には、この大型の提示装置更新事業として10台の予算が入ってるんですね。10台分の予算が入ってるんですが、教育委員会から資料要求をして、現状はどうなんだということでペーパーを頂きましたところ、全く動かないのが10台、壊れていて機能に大きな支障がないけれども、HDMIケーブルとの接続が悪い等が58台、画面に一部欠けがある台数が78台、これもう授業で使えないんじゃないですか。あと、壊れていて一部機能が使えない台数が161台で、なぜ10台になったのか、予算要求としてはどのように教育委員会はされたのでしょうか。

○樋口庶務課長  ただいま申し上げた委員からお話のありました調査につきましては、11月に行った調査でございまして、この資料を基に、動かない台数の分だけ取りあえずは何とかしてほしいというところでのお話をさせていただきました。

○高橋佳代子委員  これ初めから10台で教育委員会は出したんですか、兒玉部長。

○兒玉教育部長  新規拡充事業ですので、査定がある中で、話合いといいますか、私どもの今後の使用について、10台で壊れているものを入れ替えるということで、教育部としてはそれでよしというふうにいたしましたが、やはり現場のほうは足りないということでありますので、優先順位を高めて整備を進めていきたいというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  これで教育委員会が納得したのだったら、私はとんでもないと思いますよ。だって、もう既に授業に支障を来してるわけでしょう。全ての授業をタブレットを使ってやりなさいやりなさいと推進をしておきながら、やっと教員の皆さんにはタブレットが行った。しかしながら、その掲示をする画面、一部欠けてたり、電源入んなかったり、要するに、しかもこれは10年前のものなので、修理が利かない、部品がないとなると、もう更新するしかないんです。これ、じゃあ、いつ壊れてもおかしくない台数が山ほどありますよね。どうやってこれを更新していくつもりですか。

○樋口庶務課長  今お話のありました画面上に不具合が出ているものにつきましても、これは実は学校にアンケート調査をしての結果でございまして、現場でその状況を職員が把握した上での数になっておりません。その辺をできるだけ早く調査をした上で、不便がかかっている学校から優先順位をつけながら整備を図っていかなければいけないという、そういう認識を持っております。

○高橋佳代子委員  それは違うと思います。不便がかかっているじゃなくて、要するに、もう既にいつ壊れてもおかしくない台数があるわけでしょう。壊れたら入れ替えますじゃ授業に支障を来しますよね。今現状も、だから画面の一部欠けがあるなんて、私は授業に使えないというふうに思います。やっぱりそこら辺が甘いなと、申し訳ないけど、確かに予算、教育委員会だけじゃないから獲得するのは非常に難しいのは分かります。本当はもう財政まで聞こうかと思ったら、自分で10台でいいと言ったというから、もうそれ以上はいかないけれども、そこら辺がやっぱり学校の現場との見解の格差がどうしても出てるというふうに言わざるを得ないというふうに思いますので、そこら辺、本当に補正予算だと、結局、時間が結構かかるからどういうやり方をされるか分からないけれども、いろいろお金を調達しながら、一刻でも早くこの学校現場のICTの環境整備、片や整備して片やしなかったら、教育環境の格差が出るじゃないですか、そこら辺は、しっかり自覚をして進めてもらいたいと思いますが、最後に誰が答弁する。お願いします。

○金子教育長  御指摘もっともでございます。現場の声を聞くということで、ICTのPTを開き、直接私も出ております。御指摘のとおり、今、現場では一番の最大の要望がこちらであるということを十分認識しております。しっかりと取り組んでまいりたいと思います。