令和 6年予算 全部の補足質疑 北岡議員 3月14日

区民ひろば子育て支援事業・タブレット活用

○北岡あや子委員  おはようございます。よろしくお願いいたします。

私からは、子育て施策について伺います。

地域にお住まいの他区から本区へ引っ越してこられた子育て中の方から、豊島区の区民ひろばはとてもイベントなども充実しており、毎日のように子どもと訪れております。自宅近くの区民ひろばのみならず、近隣の区民ひろばへも通っているとうれしいお言葉を伺いました。

初めに、各地域の区民ひろばでの子育て支援事業について、どの程度の事業が行われておりますでしょうか、教えてください。

○小倉地域区民ひろば課長  区民ひろばにおきまして、子育て事業は区民ひろばの基盤事業というふうに考えてございます。令和5年度において、こちら1月まででございますけれども、全体の事業数の3分の1は子育て支援事業、事業数では5,200回程度行っております。各ひろばでは毎月20回程度の子育て支援事業を行っているところでございます。

○北岡あや子委員  5,200回ということで、また毎月で換算すると20回程度もの子育て支援の事業が行われているということで、本当に取組が充実されているということは非常に評価できるところでございます。

その一方で、子育て支援事業における課題についてはどのように御認識でしょうか、教えてください。

○小倉地域区民ひろば課長  区民ひろばにおけるということでの子育て支援事業の課題でございますけれども、地域コミュニティーの拠点である区民ひろば、誰でも来れる場所ということで、乳幼児からお年寄りまで皆さんに来ていただくというところで、ただ、来ていただけるということで様々ですが、周知を行っているところではございますけれども、特に乳幼児から中高生までの登録者の数が18歳から64歳までの大人の登録者よりも多いということで、保護者以外の登録者数がとても少ない。ですので、お子さんとお母さんとは来ていただくことはあるんですけれども、そのほかにちょっと興味があってとかいう方たちに来ていただけてないので、まず保護者の世代、中間層と言われる子どもと高齢者の間の方の利用促進、これが課題であるというふうに考えてございます。

○北岡あや子委員  子育て世代の方と子どもの登録は多いが、16歳から64歳のところを中間層と呼ばれていて、そこの部分が薄いということでしょうか、もう一度教えてください。

○小倉地域区民ひろば課長  子育て支援事業の対象となる保護者の世代の保護者だけは来てくれるんですけれども、その世代全体に広がっていないという形で課題というふうに捉えております。

○北岡あや子委員  課題が分かりました。

ほぼ毎日、この通われている方から子育て広場の職員の方と仲よくなって、子どものことですとか子育てについて、で、その職員の方もそのお子様を毎日見る環境で様々そこから相談をするような間柄になるということをお聞きしました。相談は傾聴していただけるということも大変にありがたいということなんですけれども、こういった新たな制度ができたよとか、あるよとか、こういう情報があるよとか、関わっているからこそ分かるこの制度やサービスの紹介もしていただけたらありがたいというような御要望もいただきました。区民ひろばの職員がこれまで以上に子育ての知見や区政全般についての知識を持たれると、子育てとしての区民ひろばの価値向上につながると考えますが、いかがでしょうか、御見解を伺います。

○小倉地域区民ひろば課長  区民ひろばの職員、子育てに関する専門的な知見や知識が備わるということは、先ほど課題としている方たちにも広がっていける非常に効果の高いものだというふうに思っております。現在、子ども家庭部からの研修等につきましても職員のほうも参加させるなどをしておりまして、また、区政全般の中身、いわゆる区の動きにつきましては、事務局長会、所長会等を通して職員にも発信をしているところでございますけれども、さらにそういった子育てに関する部分の知見等を職員が御案内ができるように職員の教育のほうはしていきたいというふうには考えてございます。

○北岡あや子委員  ありがとうございます。ぜひ取り組んでいただければと思います。

で、今年度、区民ひろばでスタンプラリーというのを実施したと伺ったんですけれども、開催した経緯と成果について教えてください。

○小倉地域区民ひろば課長  先ほど私ども課題としましたひろばの周知というところでスタンプラリーというのを行わせていただきました。まず、スタンプラリーを行うことで、各ひろばに行っていただいて、スタンプを押していただいて、で、ひろばの様々子育て事業中心として、高齢者の事業等見ていただく、そして、興味を持っていただく、そして来ていただく、そういったようなことを主眼に置きましてスタンプラリーを開催したところでございます。

○北岡あや子委員  先ほど課題であったこういった中間層への利用促進につながった取組であったのかなというふうに今お話を伺って思いました。この組織連携で課題に今取り組むということで、この様々な子育て世代の方の区民ひろばの利用の拡大につながっていけばというふうに思います。

ちょっと話替わりますが、本庁舎4階に子育てインフォメーション、子育ての相談窓口というのを設置してございますが、この窓口利用状況や運用の運営体制について教えてください。

○安達子育て支援課長  子育てインフォメーションは、おっしゃるとおり、区役所の4階にございまして、区役所の開庁時間に合わせまして土日も今現在開室をしております。1日2名体制で行っておりまして、相談については来庁または電話でお受けしております。また、情報提供であるとかお話を伺って、さらに適切な機関につなぐといった連携の役割も持っているところでございます。

○北岡あや子委員  なぜお聞きしたかといいますと、区民ひろばにタブレット端末の設置があるというふうに伺いました。このタブレットを活用して、子育てインフォメーションと連携させることができないかと思います。この区民ひろば、子育てひろばを利用している方から、ひろばにいる時間でいろいろ相談できたらいいなというお声と、子どもを連れて本庁舎へ行くのが大変だったりする方という方もいらっしゃいまして、この区民ひろばを利用している方と子育てインフォメーションをオンラインでつなぎ、相談に対応できるような体制づくりを要望いたしますが、いかがでしょうか。

○安達子育て支援課長  区民ひろばにいらっしゃったときにタブレットを通じて御相談できるという御提案につきましては、今まで子育てインフォメーションに足を運びづらかった、または電話しづらかったそういう御相談されていなかった層ともつながれることが効果期待できるのではないかというふうに考えております。課題としましては、現在、子育てインフォメーションは1日2名体制というところで、区民ひろばからのそういったつなぎですね、こちらが2名とも対応中である場合ですとか、どのようにつないで、お待たせする場合はどのようにするかなどのオペレーションをしっかりと区民ひろばと検討していく必要があると考えております。

また、今回、区民ひろばの職員が御相談伺った際に、例えば子どもの相談の中でも最初から予防接種に関することであるとか、子育てがつらいといったような御相談で、当初から母子保健や相談のほうにつないだほうがよいケース、保健所や子ども家庭支援センターにつないだほうがよいケースも出てくるかと思っております。4月からは母子保健と児童福祉が一体となりましたこども家庭センター機能が開始となりますので、こども家庭センターと区民ひろばが連携をいたしまして、しっかり検討をしてまいりたいと考えております。

○小倉地域区民ひろば課長  地域区民ひろばにおきましても、先ほど御答弁させていただきましたとおり、職員のスキルアップと併せて子育てインフォメーションとの連携についても検討してまいりたいと思います。

○北岡あや子委員  ありがとうございます。ぜひ体制づくりに取り組んでいただければと思います。区民ひろばの運営については、直営とこのNPO法人と運営形態が異なることからの課題もあるということはもう十分認識はしておるんですけれども、将来的には区民ひろばに子育てコンシェルジュのような職員が配置されることも要望いたします。

地域区民ひろばあり方検討委員会の、地域区民ひろば推進本部会議の議論の中で、区民ひろばが子育て支援の重責を担う重要な拠点として発展していくことを期待し、質問を終わります。