R 6年予特委会 文化商工・子ども・教育費自由質疑 3月11日北岡議員

幼児教育・幼児教育ビジョン

○北岡あや子委員  幼児教育について質問をいたします。昨年の10月、池袋幼稚園と池袋第五保育園の認定こども園設計計画の見直しが報告されました。私どもの会派からも、まず幼児教育ビジョンを定めることが先ではないかとの一般質問をさせていただき、見直しがされたと認識しております。その際、区長部局と教育委員会が連携し、今後の豊島区の全ての就学前児童の幼児教育について検討をしていくと御説明いただいております。その後の進捗などについてお伺いいたします。幼児及び幼児教育の定義をどのようにお考えでしょうか。教えてください。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  幼児、幼児教育の定義でございますけれども、文部科学省では、幼児は小学校就学前の者と定義をしております。幼児教育ですけれども、幼児に対する教育を意味し、幼児が生活する全ての場において行われる教育を総称したものと定義をされております。具体的には、幼稚園、保育所、認定こども園、家庭など、施設の種類問わず行われる教育というものを意味しております。

○北岡あや子委員  それを踏まえた上で、幼児教育ビジョンの検討についてお聞きします。検討体制はどのようになっておりますでしょうか。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  現在、教育ビジョン検討委員会に学識の先生を含めました幼児教育部会というものを設置をいたしました。さらに、教育委員会と区長部局、組織横断による今後の幼児教育施策検討会議を設置しました。その中で、検討した施策、こういったものを、幼児教育部会のほうに報告いたしまして、最終的には幼児教育ビジョンへの反映を目指してまいります。

○北岡あや子委員  ありがとうございます。幼児教育検討部会では、具体的に何を検討していくのでしょうか。教えてください。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  平成30年に、策定しました豊島区の幼児教育のあり方検討委員会の最終報告書、こちらから、幼児教育を取り巻く環境を保育園の待機児童のゼロの達成ですとか、保育の無償化、そういったところ、環境が大きく変化をしているところでございます。そういったものを踏まえまして、改めて認定こども園、幼児教育センターの設置、そして、保養所連携の推進、区立幼稚園の役割、こういったものを検討してまいりたいというふうに思っております。

○北岡あや子委員  検討のスケジュールを教えていただければと思います。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  スケジュールでございますけれども、これから、保護者、幼稚園、保育園の職員、こういった方に、広く御意見ですとか、アンケート、そういったものを実施した上で、最終的には令和6年度末目途に、教育ビジョンと合わせて、教育委員会の方針をお示ししてまいりたいというふうに思っております。

○北岡あや子委員  ありがとうございます。

改めてお聞きしたいと思うんですけれども、昨年10月、分園型の認定こども園の設置の見送りの理由について教えていただければと思います。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  認定こども園設置の理由といたしましては、大きく、2点ございます。まず1点目ですけれども、幼児教育の担保という点でございます。お示しをしておりました認定こども園でございますけれども、保育所型というものの認定こども園であったため、幼児教育の担保、その仕組みの構築、そういったところは可能かというところが課題として上がりました。2点目でございますけれども、区立幼稚園の3園の方針という点です。池袋幼稚園以外の2園、そこも含めて、今後その方向性というものを定めて考えていかなければならないという点が課題となりました。

○北岡あや子委員  その際の保護者の方や、地域の皆様への説明はどのように御対応されたのでしょうか。教えてください。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  保護者への説明ですけれども、昨年の10月の25、26日に、池袋幼稚園、そして、池袋第五保育園のほうで実施をしております。一番多かった御質問といたしましては、その検討がいつ始まるのかですとか、あとは今後の予定、そして、見直しになった理由、そういったところが主に上がったところでございます。

○北岡あや子委員  そのような御意見が出たことに対して、どのような回答をされたのでしょうか。教えていただければと思います。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  理由といたしましては、子ども文教委員会で御報告はさせていただいたところの理由と同じ理由のほう説明をさせていただきました。あと御質問の多かった今後というところにつきましては、教育委員会と区長部局一体となって、今後改めて幼児教育を考えていく、その考えが定まったときに、また区民の皆様のほうにお示しをさせていただきたいといったところで御説明のほうさせていただいたところでございます。

○北岡あや子委員  今後の展望について教えてください。

○後閑教育施策推進担当課長(心得)  幼児教育ですけれども、生きる力や生涯にわたる人格の形成の基礎を培う重要なものであると認識をしております。今後も、豊島区の全ての就学前児童が健やかに育つとともに、夢に向かって、そして未来を切り開く力が育まれるよう、引き続き努めてまいりたいというふうに思っております。

○北岡あや子委員  幼児教育や区立幼稚園に地域の教育、保育の質の向上、小学校への円滑な接続の実現など、様々な重要な役割があると認識しております。今後ともしっかり検討を進めていただきますようお願いし、終わります。