令和元年決算委員会10月16日区民・福祉・衛生費ふま議員

フレイル対策

○ふまミチ委員 次に、フレイル対策について質問させていただきます。ことし本年5月に東池袋にフレイル対策センターがオープンをいたしました。初めに、フレイル対策センターの概要と利用状況をお聞かせください。

○佐藤高齢者福祉課長  東池袋フレイル対策センターにつきましては、本年5月10日に開設いたしました。5月に開設以来、8月末の状況ですけれども、個人利用登録者数は180人、来館者数は2,299人で、1人平均利用者は20人を超えております。毎日2回、午前、午後と、としまる体操を行っておりますが、毎日のように通ってくださる区民の方もいて、利用者も徐々にふえているということでございます。

中心になるのはフィジカルフレイル対策ということでございますけれども、測定であるとか、としまる体操、それからカフェの設置なども行いまして、気づきの場ということで開設をしております。また、おとな食堂なども自主運営ということで、運営をしているところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

それで、そのようにたくさんの方に来ていただいているわけですけれども、利用者の声、どういった声が上がっているのかお聞かせください。

○佐藤高齢者福祉課長  今回、この東池袋フレイル対策センターを開設するに当たって、最新の測定機器なども導入いたしました。気軽にそういったところで測定もできる、また、そこで気づきにもつながるというようなところで、そういったお声をいただいております。また、先ほど申し上げたのは、としまる体操を毎日やっているということで、そういったところへ通ってくださる方もふえてきております。また、おとな食堂も週1回やっておりますけども、そちらにも来て、本当においしかった、あるいは来てよかったというようなお声もいただいているところでございます。

○ふまミチ委員  本当に評判がよいのかなというふうに思いました。このフレイル対策事業の中にフレイルチェックというものがございます。このフレイルチェックを推進していく上で、フレイルトレーナー、フレイルサポーターさんが活躍してくださっていくわけですけども、どのような方がやっていただいているのかお知らせください。

○佐藤高齢者福祉課長  今、委員おっしゃったフレイルチェックを行っていくに当たって、フレイルサポーターさんがその運営の中心ということになります。フレイルサポーターは、今回23名養成しましたけども、測定での運営、それと参加者への健康のアドバイスなども行ってまいります。

また、フレイルサポーターについては公募ということで、区民の方、さまざまな方がやっております。そして、フレイルトレーナーでございますけれども、4名お願いをしておりまして、これはリハビリテーション専門職にお願いをしております。役割といたしましては、フレイルチェックの運営ももちろんですが、サポーターの指導役というような内容も役割として担っております。

○ふまミチ委員  わかりました。

今後、第1期で23名、フレイルサポーターさんが今いらっしゃるということでございます。これから区民ひろば等にまた広げていく、拡大していくわけですけれども、このトレーナーさんは、人数は変わらないのかもしれませんが、サポーターさん、今後どのぐらい必要というふうに考えておられますか、お聞かせください。

○佐藤高齢者福祉課長  トレーナーにつきましては、その状況を見ながらというようなところでございますけれども、フレイルサポーターにつきましては、ふやすことが必要だというふうに考えております。今現在、区民ひろば、あるいはフレイル対策センター、高田介護予防センターを会場に、フレイルチェックを週に1回程度できるようにということで組んでおりますけども、これを今後ふやしていくというようなことも考えますと、フレイルサポーターを確保するということが大事だというふうに思っております。当面、あと20名程度は養成をしていきたいなというふうに考えているところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に、このセンターはすばらしいということなんですけども、やっぱり西のほうにはないので、区民ひろばでということをお願いしていたわけでございます。11月からですか、区民ひろばのほうでも、このフレイルチェックをやっていただけるというふうに伺っております。

そして、その中に定員が20名とか、30名とかと決まっていたかと思いますけども、この予約をしてから行うというふうに伺っておりますけれども、予約が必要なのはわかりますけれども、ちょっと予約をするということに、ハードルが高いのかなと、何となく自分では思っています。当日、予約をし忘れていたけど来ちゃったとか、また、たまたま区民ひろばに来ていて、ちょっとやりたいわとかという方もいらっしゃるかと思うんです。そういった場合、定員に達していなければ柔軟に対応を願えるのでしょうか。

○佐藤高齢者福祉課長  フレイルチェックにつきましては、今、委員おっしゃったように、2つのコースを設けておりまして、しっかりコースとかんたんコース、これは、所要時間がそれぞれ2時間、1時間となります。かんたんコースは、比較的手軽にできるというようなところでございますけども、それぞれ、しっかりコースは20人、それからかんたんコースは30人というふうに定員を設けておりまして、あらかじめ電話で予約していただくという方式をとらせていただいております。

今お尋ねの、その申し込みを忘れてしまった、あるいは当日ということですけれども、定員に余裕がある場合に、またサポーターさんの手配などのこともございます。その辺で、その場で対応が可能であるということでしたらば、柔軟な対応は可能なのかなというふうに思っておりますが、基本的には、その申し込みの人数に応じて、サポーターさんなどを配置してございます。いずれにしましても、そういったチェックを受けていただくということはどんどん進めていきたいと思いますので、そこをいかに柔軟に考えられるのか、検討していきたいと考えております。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に利便性を考えて柔軟な対応をまた今後ともよろしくお願いしたいと思います。

このフレイル対策なんですけども、この中にオーラルフレイルというのが、結構、重要なのかなというふうに思っています。低栄養というのが筋力と活力の低下につながっていきまして、また御高齢者の方ほど、うまく食べられないと、栄養不足に陥るというふうに言われているわけでございます。反対に、そしゃくができると寿命と健康寿命が延伸するとも言われておりますので、このフレイルチェック後に、そのリスクのある方に対して、さまざまフォローをしていただけるというふうに伺っておりますけれども、その中に、その歯科医や歯科衛生士さん、また看護師さんなどの専門相談事業につなげていくというふうに聞いております。この専門事業に関しましては、これはセンターのほうに行かなくてはいけないんでしょうか。ちょっとそこら辺を教えていただければと思います。

○佐藤高齢者福祉課長  フレイル対策センターの機能の中で、まちの相談室というものがございまして、これは定例的にリハビリテーション専門職であるとか、看護師さんによる相談を行っております。こういったところに、例えばそういったフレイルチェックをして、フレイルリスクのある方を御紹介するというような流れを基本的には考えておりますけれども、フレイル対策センターだけでは、なかなか御不便もあるかと思います。例えば区民ひろばでチェックをして、そういった相談が必要であるというような場合には、同じ地域での区民ひろばなどで、そういった相談事業が行えるようにというようなことも今、考えているところでございます。そういった相談事業などにつなげるというようなところ、非常に大事だと思っておりますので、そういったことも考えております。

また、フレイルチェックを実施される方に、集団指導というのも考えておりまして、口腔講座なども含めて、集団講座も、そのフレイルチェック後に行うというようなことも今、予定をしてございます。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に専門相談も区民ひろばでお願いできたらと思いまして、本当によかったと、そういうふうにやっていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、最後に、おとな食堂がとても評判がいいというふうに伺っております。このフレイル対策センターにおきましては、ワーカーズコープさんがやっていただいているということで、なかなか区のほうからは日にちをふやしてほしいとかと言えないのかもしれませんけれども、水曜日だけ今はやっていただいていますよね。ですので、水曜日がちょっと行けない方もいらっしゃるかと思いますので、曜日変更とか、また、もしくは日にちがふやせるよう区のほうからお願いできるなら、ぜひしていただきたいと思うんですが、いかがでございましょうか。

○佐藤高齢者福祉課長  フレイル対策センターの機能の中に、カフェとおとな食堂でございますけれども、こちらは、このセンターを管理運営委託しておりますワーカーズコープさんに自主運営ということでお願いをしている部分でございます。そういった営業と、あと、そのおとな食堂の運営などについては、区と協議はできるかなとは思っておりますけれども、基本的には自主運営ということでございますので、さまざま、そういった御意見いろいろ伺いながら考えていきたいと思います。

○ふまミチ委員  じゃあ、ぜひとも声を上げていただけますよう、よろしくお願いいたします。

本区が先駆的に取り組んでいただきました、このフレイル対策センターが、本当にほかの自治体からも視察がいっぱい来ているというふうに伺っております。さらに充実した事業として、今後の決意などを伺い、この質問を終了させていただきますので、最後よろしくお願いいたします。

○佐藤高齢者福祉課長  おかげさまで、報道機関からの取材であるとか、他自治体からの視察などを多く受けまして、非常に関心を持ってくださっているというようなところ、そういった事業を行っているということを感じながら、今、事業を進めているわけでございますが、この10月から行っているフレイルチェック、これは、やはり今後のそのフレイル対策の中心になる事業ということになると思います。このフレイルチェックを着実に進めながら、それぞれ健康な方もフレイルリスクの気づきにつながればと、それから健康寿命の延伸につながればというふうに考えているところでございます。そのフレイルチェックを中心に、対策を進めていきたいと考えております。