令和 5年決特委員会区民費、福祉費、衛生費 10月13日
②高齢者の見守り・見守りキーホルダー
○高橋佳代子委員 ぜひそのようにお願いをいたしたいと思います。
次に、高齢者の見守りについてお伺いいたします。一般質問でも取り上げさせていただきました。緩やかな見守りということで御答弁いただいたんですが、民間事業者との見守りを実施されているというようなことでございますけれども、これ現状と今後の取組についてお伺いします。
○今井高齢者福祉課長 現在、見守りの協定を民間事業者と締結しております。現在22の事業者の方と締結をしておりまして、来月11月に、そこに加えまして新たに10事業者と締結をする予定でございます。
○高橋佳代子委員 民生委員・児童委員さんも75歳以上の独り暮らしの高齢者、御訪問いただいたり、高齢者総合相談センターの職員は、もう常日頃から高齢者の見守りも行われているということで、特に昨今は、相談や支援をするにも非常に問題が複雑化して、多様化しているというようなことで、高齢者総合相談センターの職員は大変御苦労されているのではないかなと思っております。
国は、現在、国の基準では、地域包括支援センター、高齢者総合相談センターですけど、担当の圏域は3,000人から6,000人ということで、日常生活圏域、中学校区域と言われますが、これを設定していると認識をしております。それぞれの高齢者総合相談センター、8圏域ということでありますが、高齢者人口の不均衡はないのか、まずお伺いします。
○今井高齢者福祉課長 やはり8圏域の中では、高齢者人口の多い少ないというところはございます。一番少ない、いけよんの郷高齢者総合相談センターの圏域では、およそ5,500人、一番多いのが西部高齢者総合相談センターの圏域になりますが、現在、約8,000人ということで、1.5倍程度の違いがございます。人数が異なることで職員配置を変えるというような形で、委託料なども、必要な人員を配置できるような委託をするような形で対応をしているところでございます。
○高橋佳代子委員 基本的には、国のこの基準から、今お伺いしたらオーバーをしていると、8,000人ということなんですけれども、もし仮に国の基準を超えた場合どうするんですかって聞こうと思ったんですけど、既に超えているという、これはこのまま人の手当てでこの圏域を維持していくというお考えなんでしょうか。再度お伺いします。
○今井高齢者福祉課長 豊島区の場合は、面積的にはあまり広くないというような特性もございます。そういった中で、高齢者総合相談センターの圏域を変えるというよりは、人的な配置を必要な配置をしていくというような形で対応していきたいと考えております。
【高齢者見守りキーホルダー】
○高橋佳代子委員 はい、承知しました。
別の話になるんですけど、先日、敬老会に参加したときに、出席されていた高齢者の皆様から、大田区や新宿区、板橋区で実施されている高齢者見守りキーホルダーという事業をぜひ本区でもやってもらいたいというような御要望を受けました。緊急連絡先、医療情報など、区に登録することができて、外出先で突然の変調により救急搬送、また、保護、急に認知症で分からなくなって家に帰れないという、そういう保護されたときに、医療機関や警察からの照会に対して、24時間体制で迅速に情報提供がされるというようなものでありますけれども、この番号ですね、登録番号だけが書いてあるキーホルダーが、もらってかばんにつけたり、身につけたりというようなことなんですが、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けられるということのために、この高齢者の見守りキーホルダー事業、ぜひ本区でも御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○今井高齢者福祉課長 見守りキーホルダーについては、既に6区実施している自治体があるということは認識しております。対象につきましては、幅広く、65歳以上の高齢者を対象にしているところから、認知症の方ということで限って行っている自治体もございます。また、連絡を受ける体制が地域包括支援センター、当区でいえば高齢者総合相談センターに連絡が入るというような形を取っている区と、コールセンターを設置しているといったような形で、運用についても様々であるということでございます。
また、先行している区にお伺いしたところ、情報の更新が非常に課題であるというようなことも伺っております。ですので、実施に当たっては、こういった運用体制についての十分な検討が必要であると考えてございます。
また、既に認知症の方につきましては、あんしん位置情報サービスですとか、以前、社会福祉協議会と町会連合会で作成したあんしんカードなど既存の事業もございますので、そういったものとの整合性も含めて、検討を進める必要があると考えております。